うちもかなり、うなぎを食べる機会が減ってしまいました・・・
数年前、魚のすり身で作られたうなぎもどきが評判になりました。
ところが今日久々に、店頭で見かけたのです。
金額は380円。
2切れ入りだけど量は丼にすると1人前。
ちょっと高くない?と思いつつ、一度は食べてみたいと思っていたので1パックだけ購入しました。
一正蒲鉾株式会社の「 うな次郎」です。
数年前に話題になっていた時もこれだったのかな・・・
「うなぎもどき」で画像検索して引っかかってくるのは、ほとんどがうな次郎のようです。
あれから数年経っても、あちこちの会社が手掛けているわけではないみたいですね。
今日は8/4ですので、賞味期限はあまり長くないですね。
まあ練り物なので仕方ないですけど。
原材料や成分です。
カロリーや炭水化物は、低くはないです。
食べる時はこれにご飯の分も加算されますし。
うなぎエキスが入っていますが、かにエキスやエビペーストパウダーなども入っています。
うなぎらしさを出すためには、蟹や海老も必要なのか・・・ほぉ~
シートをはがして、中はこんな感じです。
裏は本当のかば焼きみたいな焦げ感があり、ちょっと感動です(笑)
厚さはこのくらい。
本物のうなぎと大差ないです。
2枚の場合、ラップはせずに500Wのレンジで1分とのことです。
レンジでふんわり仕上がるとか書いてあるけど本当に~?
いつものように(本物のうなぎ)、酒蒸ししないとふんわりとはいかないんじゃない?と思いつつ、レンジでチンしてみることに。
しかもお皿には並べず、この容器のままで実験。
決して私が手抜きしようと思ったわけじゃないですよ!
ここを見ている人の中に面倒くさがりな人がいるかもしれないから、人柱になっただけです!
1分経ちました。
レンジから出して指で少し突いてみると、本当にふんわりしているようです。
容器に全く異変はないので、このまま温められることが分かりました。(自己責任でお願いします^^;)
実はレンジに入れる前に端っこを少しだけ食べてみたのですが、チンした後にまた食べてみたら、食感でもふんわりを感じました。
これはなかなかイケるかもしれない?
1パックをだんなと二人で分ける=1人1切れなので、丼で食べるほどではないです。
普通サイズのお茶碗に入れると、こんな量です。
タレと山椒も1袋ずつついています。
すごくうなぎ感が漂っていませんか?
いただきま~す
うん、けっこう美味しいです
元々うなぎ好きな人って、タレご飯だけでも美味しく感じる人が多くないですか?
で、当然のことながらそこに本物のうなぎが乗っていればベストなんですが、それは(高くて)できないからこその「うな次郎」なわけで、「タレご飯も美味しいけど、うなぎとまでは言わないからもうちょっと何かあれば・・・」という気持ちを満たしてくれます。
食感はやはり、魚のすり身を固めた感は否めません。
噛んでいる時、確実に何か細かいもので形成されたのは分かります。
ただ、食べているそばからぽろぽろ崩れていく・・・というわけでもありません。
しっかり形成されていますし、お箸でつかんで崩れるほど脆くはないです。
裏面の黒い焦げた部分、うなぎの皮部分ですが、あのとろっとした感じは上手く出してますねー。
うなぎの皮はべつに好きじゃないし、むしろ苦手な人もいるでしょうが、とにかく上手く再現されています。
生臭さはないですが別の魚のにおいは感じます、でも強くはないです。
先日「さんまのかば焼き」というものを買ってかば焼き丼にしましたが、そのように明らかに別の魚を使った時ほどは魚特有のにおいや味はしないので、うなぎだと思い込めばそう感じるかもしれません(笑)
うなぎの「脂が乗ってる」というのは感じられませんでした。
その部分には期待はしてなかったので、構わないのですが。
完璧にうなぎと比べようとすれば無理がありますが、最初から割り切って食べる分には、うな丼の美味しさを少しでも味わえる感じです。
あくまで「うなぎのタレご飯のパワーアップ版」という感覚で食べればいいんじゃないでしょうか。
そして結論なのですが。
多分もう、買わないと思います・・・
なぜかというと、値段が高すぎる!
今夜は1人1切れで食べましたが、普段うな丼にする時は1人2切れです。
今夜ももし1人2切れで食べたとしたら、2人分で約800円ということになります。
うちは特別な時でもない限りうなぎは中国産ですが、安い時は880円、高くても1000円くらいで買います。(長焼き)
1500円くらいの中国産うなぎもありますが、1000円までで買えるのを知っているため、そういう値段では買いません^^;
そしてその長焼きで4切れ分になるので、1人で2切れずつ食べられます。
それを考えるとうな次郎は、中国産のうなぎとあまり値段が変わらないんですよ・・・
美味しいことは美味しかったです。
でも値段との兼ね合いを考えると、「それなら本物のうなぎがいいや」ということになってしまうのです。
やっぱり「え、これうなぎじゃないの?言われるまで分からなかった!」というほどは、うなぎに似ているわけでもないので。
「もどき」を買う層はこういう価値換算には敏感でしょうから(値段を気にしないなら最初から本物のうなぎを買う)、うな次郎は近々、割引価格で店頭に並ぶことになるのではないでしょうか・・・
先ほど「もう買わない」と書きましたが、4割以上の値引きになったらまた買っちゃおうかと思います。
味や食感が気に入らないわけではないですからね。
うちの妹はうなぎが嫌いなのですが、タレご飯は好きです。
まだみんなが実家で暮らしていた頃、夕食がうなぎだと妹はしょんぼりしていたものです。
でも他の人たちはみんなうなぎが好きですから、妹の都合だけに合わせられません。
もしあの頃「うな次郎」があれば、妹だけ「うな次郎」という選択肢もあったかな~と思います。
メーカーさん、ディスってしまって申し訳ございません。
商品そのものには特に不満は無いです。
本物のうなぎと比べて、金額が・・・ということです
【8/6追記】
「うな次郎、割引になってないかな?」と思って同じスーパーに行ったところ、もうありませんでした。
売り場(売りスペース)すらなかったです・・・
どういうことなんでしょうか^^;
【8/9追記】
再び同じスーパーで調査。
売り場は復活してて、割引なしで328円で売られていました。
あっという間に定価が値下げです。
このくらいの金額だとけっこう微妙です。1人1パックだと、2人分で656円。
中国産のうなぎが半額まで落ちれば逆転しますが、なかなか半額に落ちないんですよね、うなぎって。
あともう一声!