「まろやかエール」はセブンアンドアイとキリンによる共同開発、「GRAND KIRIN」もキリンで、どちらもキリンですが、個人的には「まろやかエール」の完全勝利です。めちゃくちゃ美味しい。グランドキリンも美味しいですよ。でも、まろやかエールを飲んだ後では印象が薄くなります。
このコピー通り、グラスに注いだ瞬間にフルーティーな香りが広がります。無濾過ならではのかすかな濁りが酵母の存在をしっかり感じられて嬉しい。すっきりしてるのにフルボディみたいな感じ、ヒューガルデンをちょっと濃くしたような感じとも言えるかな。ビール本来の味を存分に楽しめるので、おつまみ不要で、ビール単体でじっくり味わいたいです。
最近よく見かけるクラフトビールは、一本300〜500円くらいの価格帯で店頭に並んでいます。「まろやかエール」はなんと228円ですよ。既存のクラフトビールに負けない美味しさなのに、この良心価格。この価格ゆえに買ってみようかなという気にさせて、いざ飲んでみたら価格以上の満足感を得られるという、なんとも心憎い価格設定ではないですか。企業努力を感じるなあ。
まろやかエールを検索しているとき、こんなレビューを目にしました。
無濾過ということは作業工程がひとつ減っているのに、他のビールより値段が高いのはおかしい
ん〜。まあビールの好みは人それぞれですから、透明ですっきりしたビールが好きな人はそう思うかもしれません。でもこだわりの厳選した酵母を使って、あの香りとコクのある旨さのあるビールなのだから、228円って安いと私は思いました。
そもそもビールは酵母を使った発酵食品なわけで、無濾過であれば酵母の旨味も逃さずボトルに詰まっているはずです。しかし生きた酵母がどれだけ含まれているのかはわかりません。ビールが出来上がった時点で酵母の働きは終わっているという考え方もあるし、メーカーの製造方法によっても異なってくると思います。
でも発酵を終えたとしても酵母には豊富な栄養が含まれているのですから、濾過してしまうのはもったいない。実際、ロングセラーの「エビオス錠」はビールを濾過したあとのビール酵母を原料にしています。ビール酵母を精製・乾燥させた「乾燥酵母」には消化機能を助け、乳酸菌など有用菌を増やす作用があり、胃もたれ、消化不良、胃部・腹部膨満感などに効果があるそうです。
【参考: 「ビール酵母のひみつ」 アサヒ フードアンドヘルスケア】
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