今回は源頼朝をテーマにしていきます。
源頼朝は最初の武家政権を確立した人物です。
征夷大将軍になって幕府を開くことで武家政治を行う、という形は頼朝から始まりました。
源頼朝は平治の乱において、ほかの源氏が処刑される中で伊豆への流刑となります。
しかし、伊豆の監視担当は北条時政などです。北条といえば、頼朝の奥さんの実家です。監視は全く意味がないですね。
結局、20年ほど伊豆で機を待ち、挙兵します。
そして、勝ったり負けたり紆余曲折はありますが、最終的に壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼします。
鎌倉幕府を開いたのはこのころですね。
その後義経追討や奥州藤原氏を滅ぼし、享年53歳でこの世を去ります。
その死は不明瞭なところが多く、吾妻鏡という書物の中にも書かれていません。
頼朝のすごいところは、その後の武家政治の土台を作ったところです。
その政治は、武家諸法度などの法のもととなり、江戸時代まで参考にされました。
しかし、ハイスペックな弟や頭の上がらない奥さんに囲まれ、大変そうな人生でもあります。
中学歴史の中では触れない偉人1人1人の人生も、調べてみるとそれまでのイメージから大きく変わるかもしれません。
こういったことを知ることも、歴史に触れる醍醐味ですね。
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