親善試合日本代表vsブラジル代表(2012/10/16) :あれもこれも興味ありますねん！

親善試合　日本代表vsブラジル代表(2012/10/16)

結果については、他にもたくさんあると思いますし、

明日の新聞も「日本、ブラジルに完敗」ってところでしょうから、

そちらの方にお任せするとして、、、

今日の試合は非常に有意義でした。

このまま行けば、特に工夫をせずともアジア予選を突破し、

ワールドカップ出場になる可能性は非常に高い訳で、

そうなれば、またワールドカップモードと言いますか、

日本は予選で積み上げてきたものが本戦で活かせると言う、

本来当たり前の事が成り立っていませんので、

今からどうすれば良いのか？と言う方向性を知る上で、大変意味のある試合でもありました。

確かに結果を見れば完敗なのかもしれませんが、

ブラジルを相手にパス回しで最終的な場面を作り出す事も出来ましたし、

今の使っているメンバーとフォーメーションでは、

やはり世界トップレベルとやり合うのは難しい事が分かった事ですし、

有難い宝物の様な90分でした。

2014年のブラジルワールドカップまでに、

どの選手がどれぐらいレベルアップ出来るのか分かりませんし、

また全く新しい選手が彗星の様に現れるかも知れず、

当然ながら結論に至るには早すぎるとしか言えません。

ただ、０トップでやるなら、今の最後の部分のスピードでは得点を奪うのは難しそうですし、

１トップでやるにしても、誰をどの様に使うのか？と言う問題の他に、肝心のトップが

現時点のハーフナーではボールも時間も維持できないのはフランス戦で分かりましたし、

前田は試せませんでしたが、想像するに、やはり厳しそうだと言えるでしょう。

高さと言う意味でもハーフナーには期待していたのですが、

あれほど起点になれないのなら、暫くは相当鍛錬してもらわないと。。。

やはり、ネイマールほど特別では無くとも、

もう少しスピードと、足元のテクニックを持った選手を育てるしかなさそうです。

もちろん今からでも前田やハーフナーには少しでもレベルを上げてもらいたいものです。

ザックが香川の左サイドで起用し続ける理由としては、

香川左、岡崎右、真ん中本田の０トップのイメージが本命なんだと思われますが、

岡崎、香川で、世界トップのディフェンス相手にこれまで以上にサイドを崩す事も必要になる訳で、

これも非常に厳しい道程と言えそうですが、

まだ１トップよりも日本としては早く身につける事が出来そうな気もします。

ただ、一番厳しいのはボランチだと思われます。

遠藤と長谷部のコンビでは今日のブラジルの様にかなりやられる事になりそうです。

何度も書きますが、攻撃に関しては、フィニッシュの前の部分までは、

まだまだ工夫やレベルアップが必要なものの、ある程度やれる目処はたった訳で、

そうなるともっと強固なボランチが必要である事が見えてきました。

今日の試合の様に、ある程度やれそうだから、、、と攻め始めても

フィニッシュまで行けずに終わると、カウンターを食らう事になります。

どれだけチームの熟成が進んでも、100%シュートで終わると言うのは無理でしょう。

で、カウンターが、今日の試合の様に

簡単に脅威に感じるところまで持ち込まれてしまう様ならば、

腰が引けて、攻撃が徐々に中途半端なものになるのは当然で、

解決する必要があるのは間違いなさそうです。

ですから、スピードと、ディフェンステクニック、更に贅沢を言えばスタミナ。

そんな能力を持ったボランチが必要です。

そんな人間どこにいるんだ？って声が聞こえてきそうですが、

これは無理でもそこに向かって育てるしかありませんね。

多少、所属チームでのポジションと相違があったとしても

代表のボランチとして育てるしかなさそうです。

残念ですが、本気で世界での躍進を目指すなら、そんな人材を育てて長谷部と入れ替えるか、

もしくは不可能なほどに困難かと思われますが、長谷部に更なる能力アップも求めるか。。。

そんな訳で、今回の遠征では素晴らしい結果を得る事が出来ました。

どれほど新聞やテレビで完敗完敗と騒がれても、

そんなのは世間一般のあまりサッカーに興味の無い人向けの

見出しだと思ってもらっても結構です。

とりあえず今後はアジアでの予選や、親善試合で準備をしつつ、

次は来年のコンフェデレーションズカップ（ワールドカップの大会運営予行練習大会）に向け、

どれだけ大いなる野望を達成するための準備を整える事ですね。

ザックが私の思っている様な有能な指揮官ならば、

少なくとも次の一手に向けて動き始めてくれるはずです。

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