だいぶ冷え込んできましたね。出だしでの紹介は最後になります。
今回はリユース市場つまり中古品市場に目を付けました。特段今になって人気急騰した市場ではありませんが、一年の中ではこれくらいの時期から盛り上がる市場だからです。
というのも理由は単純。「年末大掃除」!!
皆さんの記憶からは消したいほど憂鬱なワードでしょう。でも毎年必ず行うもの。その時になって慌てて始めても辛いだけです。
この話題を選んだわけは、私は大学生時代ずっと中古品買取販売のリサイクルショップでアルバイトをしていました。それこそ洋服から貴金属、家具やスポーツ用品あらゆるものを買取査定からラッピング、販売まで一連の仕事をしていました。
そして決まって12月になると買取希望のお客様が増え、持ち込みの量も多くなり、だいぶ査定でお待たせするという負のループが始まります。店は年中無休なのでまれに大晦日元旦に持ち込むお客様もいますが買取スタッフもお休みが多いためスタッフが少なく結局時間がかかってしまいます。
今の時期から少しずつ整理して小出しで買い取りに出すほうが待ちも少なくできるのにと働く側からは思っていました。
また、ブランド品も限定品は別として大抵のものは時間が経つにつれて査定価格が下がってきます。流行り廃りがあるためで、ちょっとした裏話ですがオークション価格をスタッフは査定の基準にすることが多いこともあるためです。
なので使わなくなったものは売って次を購入する資金源に少しでも回すほうがお得です。
今回紹介する会社は主に宅配買取査定をしていて、全国どこでも24時間申し込み可能で配送料や不成立になっても返送料なども無料。必要であれば配送用の箱も送ってくれます。成約後即銀行に振り込みされます。店舗に赴かなくても買取をしてくれるようになったのはすごいなとおもいました。
色々聞いていて驚いたことが利用者はほぼ女性。男性は貴金属やブランドに重きを置かず、身近なものでいえば車、金融や不動産などのいわゆる資産にお金を回すからだそうで確かにその通りだと思いました。
どんなものがどんな価格で買い取りされるのか気になる方はクリックしてみてください!!
では本編・・・
さてここからは少し当時の業務の話をしていきたいと思いますが、タイトルにある通り職場内でいきなり無職になりました。
意味わからないと思いますが順を追って説明すると、試用期間の3ヶ月が過ぎ本社の人と現場長の3者面談になったときも、現場長からの無言の圧力もあり、退職届を提出していることは言わず、「これからもがんばります」と私なりに宣言したところから始まります。
その一週間後、またみんなの前で怒られている時に、「お前の仕事は何があるんだ」と突然聞かれ、一つずつ挙げたのですが、「その仕事はもうお前はやらんでいい、○○さん君がやってくれと」他の人に渡っていきました。
ついにはやることもなくなって「お前は何をすべきかよく考えろ」と言ってその日は終わりました。
正直このパターンは今までなかったので精神的には仕事がないというのが一番きつかったです。しかも他の人に仕事が上乗せされてしまったという負い目もあるので・・・
ここではホントに指示待ちではいけないことと、頭を使って仕事をしなければいけないことを学びました。
結局は私の出した答えはすべて的外れだったようで、最終的には施設内には多くの図書や収蔵品、工具などが整理されず残っているので一人でそこを整理するように言われそれ以外の業務は許されませんでした。
整理も立派な仕事ですし、正確に言えば無職ではないのですが、約2週間近く一人で離れの部屋で約8時間ずっと整理だけしていると自分の存在理由が無くなった感じがしました。仕事が無くなるというのが一番きついのかもしれませんね・・・
そして7月になり季節は初夏。春のイベントも終わり、夏のイベントが始まろうとしていました。設営も4月の時よりはマシになったのかなと思いきやまだ結構怒られながらしていました。ここからは私の仕事はとにかく新しいことへの挑戦だったと思います。着ぐるみを着ての郊外活動、施設内でのコンサート開催、大学の文化祭での地域枠での模擬店出店、外部施設への出張イベント、秋の旅行企画など今まで公務員の方が運営していた時にはおそらくしていなかったであろうことをどんどんしました。
順を追って、施設内で宣伝用にゆるキャラを作ろうという話になって部分的なものではなく人ひとりすっぽり入るもので、布団生地でできている着ぐるみが発注されました。着ぐるみを着るのは当然私が指名され、
「恥ずかしさやプライドを捨てて仕事しろ!!」 という現場長の命の元、施設の敷地外に出て呼び込みをしました。
ただ、私自身この時点で既に恥じらいもプライドもないのでサクサク仕事をしました。比較対象はおかしいですが、地獄の訓練施設の課目で駅前で1人で歌ったり、MLMでイベントの度に知らない人に声をかけていたのと比べれば楽ですからね・・・
ところがここでアクシデントが(汗)
着ぐるみは非常に重くて動きづらく、視界も狭いため、道路を歩いていた時に縁石に気付けずつまづいて横倒しになり、「痛て!!」という私の声とともに着ぐるみの頭だけが取れて転がっていきました。
その時に前から歩いてきた母娘の目に留まり、特にその4〜5歳くらいの娘さんが「なんか頭が取れた〜」といって半泣きになってしまいました。お母さんも「見ちゃいけません!!」と言いマンガの中でしか見たことのないような娘の目をふさぐ仕草をしていました。
念のため私以外にスタッフが一人ついて歩いていたのですが、笑いをこらえながら先に帰ってしまったため私一人現場であたふたしていました。
実はこの母娘とはまた縁があり、何週間か経った後に施設内で開催した子供向けのイベントにそろって参加していて、「お兄ちゃん、着ぐるみも頭が取れるんだね〜」と言われ子供の夢を壊した瞬間でした(笑)
このエピソードは私が辞めるまで酒の席でもどこでもみんなで笑えるネタになってしまいました・・・
次回からは夏本番お楽しみに・・・
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