レンタルサロンスペースの活用



先週末から巷の3連休の間、貴重なお時間を頂戴して、いろいろな方からご意見・アドバイスをいただきました。

本来はすぐにお礼をしてるのだけど、今回はだいぶ踏み込んだ相談を持ち掛けたので自分で整理するのに時間がかかって、メッセージ送れてないのだけど、この場を借りて感謝申し上げます。

何の話?という方もいるかもなのでザックリ説明すると、今は店舗所属のフリーのマッサージ師として仕事しているのだけど、「仏」を筆頭に同僚が足を引っ張るものでいよいよ自営業に切り替えようかと考えてるところ。

で、今回お会いしたのは自営業を既にしている同級生や、私自身の常連顧客。

まぁ、皆さんそろそろ私がそんな話を持ち掛けるのだろうなと予想はしていたそう(笑)私がギバーであるのに対し、同僚がほとんど「やってくれ」のテイカーばかりだからね。いずれ関係は破綻する。

で、まだ全員では無いのだけど主要な顧客には、プライベートの席で将来的に「自営業」に切り替えることを検討していること話してみた。

そう、前提として本来顧客にそんな相談をする義理は無い。自営業者となる人の圧倒的なセンスや、修行後でのれん分けすることで、さぁお客様を集めるぞ〜とか、俺についてこい!で済む話。

ただ、私の場合は一週間の浜松でのトレーニングだけ(実際はその前にもトレーニング積んでた)で、ほぼ素人に毛の生えた程度で現場でフリーランスとして働き始めた。

そして今回声かけたお客様は割かしすぐに私に付いた固定客だったので、もう長い付き合いになる。だから今の渋谷での修行前からよく私の変遷を知っているわけ。そんな方たちに声掛けせずにいなくなるのは筋が通らないし、一方的に付いてこい!なんて言うつもりも無い。

だから通常の自営業者とは違う段取りを取っているとは自分でも思う。参考にしようという人にとってはこれはケースバイケースに当てはめてほしい。

ではその方たちがどんな反応を示したのかというと…

「将来的」な自営に関しては反対していなかった。その時が来れば私が用意したお店には来てくれると。ただ、現状では受け入れ難いという人が多かった。もちろん利用頻度が高いお客様ほどはよ「自営」しろとは言ってくれたけど。いつでも利用出来るようになるというところから。

現状で受け入れがたい人の理由としては「利便性」と「価格」。

「利便性」については、どうやったって私(個人として)が選ぶ物件は予算が限られるので、全国展開している今の物件より利便性が落ちる。例を挙げるなら大通り沿いなんて家賃高くて借りれないとかね。

もちろん当面は今の店のお客様を引っ張るので事足りるが、それだけではいずれ限界が来るので、飛び込み客やSNS集客を相手にすることになる。その時にあまりにも不便な所で客が付くのか不安は残る。でもお客様もそれは理解しているので、通ってくれる範囲を各自指し示してくれた。これを個別に聞けたのも大きいかも。商圏の把握にもなった。

「価格」については自営業に切り替えるときには今の店舗での金額より高く設定することを想定している。ただ、いま自営に切り替えるとしてマッサンはまだ「修行」も終わっていないのだから、客目線では価格の妥当性が見通せないと言われた。マッサンが頑張っているのは評価してるので、修行を終えてからでもいいのでは?という提言もあった。

これが一番図星を突かれたかな(笑)より冷静になれたよ。

今回提言をしてくれた客たちは私の親父くらいの年齢だし、自営業したことのないサラリーマンで定年近くまで働いている人。だから今の私とは立場が違う。もちろん相手もそれをわかっている。

不思議とお互い依存しているわけでも無いので、必要とあれば「うちらは無視してマッサンの思うようにしな!」と言ってくれる自由さはあるので、一つの意見として解釈している。

ここまでの話でまとめてしまうと修業を終えるまでは「現状維持」ということになる。でもそれでは私が耐えられない(笑)今の職場にいつまでもいたくない。環境を変えたいというここだけは譲れない。

そこで会談前に代替案?として用意していたのが

「レンタルサロンスペース」

に誘導すること。

イメージしにくいかな?サラリーマンいえば「貸会議室」、一般で言えば「イベントスペース」など時間貸しのスペースがありますよね?

その内装空間を「サロン」に特化したバージョンの民間で運営されている貸スペース。

IMG_20241106_224109.jpg

これは私が検討している所ではなくあくまで他県で実際利用されている部屋のイメージ図。

こんな感じでベッドやタオル、その他備品などすべて用意されていてレンタルで利用できる。これは同業者でも知らない人は多かった。

大体が自宅での自営業者か、私のようにチェーン店舗でやる人達ばかりだから。これは第3の選択肢。

私の地元は流石に田舎過ぎてそのような場所が無いので、隣町にあるレンタルサロンスペースに行って、そこで住んでたり働いている常連客に対して、ある意味「出張施術」のような方式を取ろうと思う。主に私が今の店舗で休日の時に。

完全個室のため今の会話が筒抜けのカーテンだけのような所よりプライベート性は高まるし、設備が何と言ってもキレイ(笑)いまの私の職場に来たことある人なら違いに驚くと思う。

問題は、いまの職場は路面店だから駐車場が完備されてるのだけど、レンタルスペースは駅近だったり駅直結のビルやマンションの一画だったりで、電車移動の人には有利だけど、車使う人はどこかコインパーキングに停めてもらう必要がある。まぁ料金は私が出すけど。

このレンタルサロンスペースの主な活用法は、独立支援者のためだったり、店舗で部屋数少なくて確保の必要があったり、商売目的でなくても施術者同士のレッスン場だったりで活用できるらしい。

なぜこのスペース活用を思いついたのかというと、これも私の「発想」の仕方なのだけど過去を振り返った。その時に私が脱サラを決意したきっかけになった富山のフリーライターの史菜先生が、城端にある桜クリエのスペースを借りていたのを思い出したから(笑)

ひょっとしたらアニメ制作会社のPAWORKSが隣にあるのでその関係者の利用もあるのだろうけど、施設の掲示板でイベントスケジュール見てたら、史菜先生だけでは無くて色んな個人や団体の方がそのスペースを借りて利用してたのがよく分かった。

普通の貸会議室があるなら、マッサージ等サロンに特化したレンタルスペースもあるのでは?と探し始めた。

で、現状の私を見たときに専属でも無いのにずっと同じ今の店舗で決まった曜日だけ出社している必要あるのか?と常識を疑った。

もっと自分の体を移動させることもできるのではないか?という考えにいたり、いくつかレンタルサロンスペースの使用契約を結んで、そこで活動してみようと思いました。

過去の人生経験が活きてきたねこれは(笑)この話も客に併せてしてみたら大体好感触だった。たぶん料金はいまと同じでスタートすると思う。そうそう、キャッシュレス端末を用意できないので現金支払いが可能かも確認したけどね。

これは既に自営業している友人からもらったアドバイスなのだけど、レンタルサロンで活動中に「自営業者」として適正があるのか確認したほうがいいよと言われたので試してみるつもり。なんのこっちゃ?と思われる方も多いかもだけど、それはまた別の機会でお話します。

もちろん「自営切り替え」のタイミングも狙ってはいるので引き続き情報にアンテナは張っていきます。

結論、「修行」が終わるまでは休日だったり、仏が出勤するようなときは今の職場は避けて、レンタルサロンスペースで客を呼んで施術をしていきたいと思います。

自営業店舗の家賃などの大きな固定費はかからず、時間制の使用料を払うだけなので遥かにリスク低めにスタートできる。

自営業の前にワンステップ挟む形になるけど、それも石橋をたたいて渡らない私らしくて良いのかな?と思っています(笑)

※追記:レンタルサロンスペースは自分が使った分だけの整理整頓で済むのでストレス減で助かる(笑)いまは自分でやらないクソな先輩たちの分までやらないといけないのでね…

2024年11月06日

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