その中で1番長く使っているのがこの革の手袋。
かれこれ22年ほど使い続けています。
20年以上使っているのに内部には破れもありません。
でもよく使う右手の人差し指と中指の先端には少しダメージがあります。
あと左手の甲の部分にも小さいですが破れが出てきました。
まぁ20年以上使ってるんですから、これくらいのダメージは当然ですよね。
むしろこれくらいのダメージで済んでることが奇跡に近いかもしれません。
素晴らしい耐久性です。
これも以前ご紹介したボールペンと同じように、何の思い入れもないけど愛着が湧いちゃったパターン。
私がまだ高校生の時、近所にあるスーパーで購入しました。
ええ、もちろん安物ですとも。
なにせ「 安い! 」って理由だけで買いましたからね。
雨の日も遠慮なく着けて、ビショビショになっても放置してましたし、
鼻水が出たら手袋を外すことなく、手袋で拭ってましたし、
出先ではグシャグシャに丸めてポケットに突っ込んでましたし、
まったく大事に扱っていませんでした。
安いやつだから、ダメになったら買い替えればいいやー。
って思ってたんですよ。
でもこの手袋、頑丈な事この上なし。
全然へたれないし破れない。
15年経ってもまだ使えてる手袋を見て、なんかキュンとしたんです。
「ちゃんとケアしてやるか」
15年目にして初めて愛着が湧いた瞬間でした。
そして初めてケアした瞬間でもありました。
15年間1度もケアしなかったことも驚きですが、
それでも見た目・使用感ともに問題なかったことにも驚きです。
それどころかちゃんと「 経年変化 」してくれていた感じすらします。
あんな雑な扱いに耐え良い感じに変化してくれたなんて、なんと健気な手袋なのでしょうか。
何の思い入れもありませんが、今では立派な「 一生モノ 」になりました。
ご覧の通り着実に劣化してきてはいますが、もし破れても修復しながら使っていきたいと思います。
そして今、少し色褪せて来てるんですよね。
キレイな黒じゃなくなってきてる。
なので近々塗り直してあげようと思います。
このどこのブランドかも分からない安い革手袋を、私は生涯着け続けることでしょう。
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