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posted by fanblog
2017年05月25日
ラジコン用ニッカドバッテリーの海外発送(国際郵便)
バッテリーって確か規制品で発送不可だったんでは?
調べてみました
結果から言うと・・・ 送れます
但し、ふつーに梱包しただけでは税関のX線検査でリチウムイオン電池が安全ではない状態で梱包されている可能性があるとして送り主へ返還されてしまいます。
実際に何も書かずに送ったんですが、はじかれて戻ってきました
その際梱包は開封された痕跡はありませんでした
受け取り主が海外なんでむやみに梱包を開封して訴訟問題なんかになることを避けたいんでしょうね
梱包の送り状の内容品名欄には"Not Restricted, as per Special Provision A67 and A123"と但し書きを付け加えなければいけません
Special ProvisionとはIATA(国際航空運送協会)から出ている航空危険物規則書の特別規定で、"A"はAir(航空便)って意味です
数字は危険物相当指定番号?ですね
Not Restrictedはそれらの危険物指定品には該当しませんよって但し書きです
記載例としてはこんな感じになります
"nickel dry cell battery (Not Restricted, as per Special Provision A67 and A123)"
郵便局の国際郵便問い合わせのオペレーターさんとも揉めたんですが、
「ラジコン用のニッカド電池は送れますか?」
と聞くと、まず「少々お待ちください」から始まります
そして「どのようなものになりますか?」と尋ねられます
なぜ待たせた?
「ニケッルカドミウム電池です」と答えると
また「少々お待ちください」
要はニッカド電池の構造がわかっていないんです
ここで言い方も悪かったんだと思います
ニカッド乾電池と言うべきでした
2度待たせて、おそらく規約のカドミウムを検索したのだと思いますが、「申し訳ありませんが、カドミウムは腐食性物質の危険物としてお取り扱いできません」
っと、きました
そりゃカドミウム単体の話でしょ?もっと突っ込むとカドミウムは耐食性の高い物質なんだけどなぁ
発ガン性有害物質ってことならわかるんだけども・・・
そんなこんなで「お取り扱いできません」の一点張りで問い合わせを終えました
この時点ではいろいろ調べてなくてこちらも準備と認識が不足してました
そして少し諦めかけたんですけど、"餅は餅屋"てことで最後に 電池工業会さんに問い合わせしてみよう
問い合わせメールをおくりました
そしてその解答が以下です
ここでピンときました
なんですよっ
英語で表記するとわかり易いんですが
乾電池=Dry cell battery
バッテリー=Wet battery
そして、もっと専門的に言うとニッカド電池の正確な区分と名称は"密閉型二次電池、ニッケルカドミウム蓄電池"です
乾電池と言うのは、充電ができない使い切りの一次電池を指します
二次電池は充電可能な蓄電池をさします
そして 密閉型 てのが大事なんです
密閉型であることによって腐食性危険物の対象外になるんです
それが"Not Restricted, as per Special Provision A67 and A123"ってことなんです
>追記
昨日、番号追跡で無事に日本を飛び立ったことを確認しました
また返ってきたらと心配してましたがちゃんと送ることができました