読むと、心が温まったり、勇気がわいたり、泣けたりする本ばかりです。
どうぞ、お気に入りの本を見つけてくださいね。
1. 「私の履歴書」 山田詠美
大学を卒業後、就職先を探す主人公。
一人暮らしのアパートを探したり、履歴書を書いたり、面接を受けたり…。
一見普通のストーリーですが、山田詠美が描く主人公の内面や周りの人々の描写が素晴らしいのです。
終始真摯な気持ちになり、読み終えると、涙が止まらなくなる人もいるとか。
2. 「コンビニ人間」 村田沙耶香
恋愛も友情も結婚も、何も持たず彷徨う30代独身の主人公が、コンビニエンスストアでのバイトを通じて、
自分らしい生き方を探す物語。
村田沙耶香の描写力に心を打たれます。
主人公が日常というものを捉え直す様が、
読んでいるうちに自分自身も見つめ直すキッカケになるかもしれません。
3. 「カラフル」 江國香織
死んでしまった者が復活して、
ひとまわり年を取った姿で男子高校生に転生するところから始まる、不思議な物語。
生き方の意味や家族の絆、人間関係など、多くのテーマが詰まっています。
江國香織独自の言葉遣いや、深い哲学的考察が織り交ぜられたストーリーは、心を震わせます。
4. 「ポルノグラファー」 桐野夏生
マスコミ関係者が書いた手記・ルポルタージュという形式をとった本。
この本で語られていることは、バラエティー番組に出演しているある芸能人と、彼女の元恋人の物語。
トラウマや性についての描写が多く含まれるため、心の傷に苦しむ女性に、
優しく、じっくりと受け止めて欲しい一冊です。
5. 「さよなら、小津先生」 佐野洋子
「最後の授業」という形で小津安二郎監督が語った、人生についての言葉とエッセイ。
映画を見ていなくても、小津安二郎ならではの、洞察力に溢れた言葉たちが胸を打ちます。
優しく暖かい気持ちになれる、やさしい一冊です。
【好みの一冊がなかった方はこちら】
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