超長寿番組の『カーグラフィックTV』やけど、非常に懐(ふところ)の深い番組で、現在よりもっと攻めてた 20年前は、クルマの話題から離れることも多くて、自転車やバイクやしまいに戦車まで取り上げたりして、そのとき見たんが、トライアンフを1から組み立てるというバイク教室の映像、
生徒さんは何名くらいすか、
こんじんまりした教室なんで、5人かそこら、
で、かなりな講座料金を払えば、とにかく1から全部、自分で組み立てられるよう指導してもらえると、
ほんでもって、組み上がったバイクは、そのまま乗れるわけで、
だったら、なんか調子が悪くなっても、
自分で1から組み上げたバイクなんで、たいがいのことは、バイク屋さんに持ちこまんでも、対応できるという、
そんなクラスが今もあったらいいすね、
そこまで自分でバイクをいじれるんなら、バイクに乗ってもええかなって、本気でそう思うもんなあ、
たいがいのことは自分でやれてしまうのが、自転車のええとこですけど、バイクになると、それが飛躍的にむつかしくなりますし、
けっきょくバイクに乗らん最大の理由もそこやもんな・・・そこさえしっかりクリアできれば、
ちなみに、YouTube上で、おなじイギリスのバイクメーカーCCMを知ってからは、
これ以外のバイクデザインはあり得ないような気がするほどハマっています。
ところで、話は変わって、フィルム無しカメラおじさんの話ですけど、
それも、同じころに見たドキュメント映像で、番組自体は忘れて、そのシーンだけが、いまも強く印象に残ってるんやけど、単身赴任(たんしんふにん)で東南アジアのある国で働くおじさんの映像で、たまの休みになると、孤独をまぎらわすために、人々でにぎわう市場に足を運ぶんやけど、そのとき、フィルムを入れないカメラをいつも持ち歩いてるんや、
カメラにフィルムを入れないって、じゃあ、なんのために、
本人さんは、照れ隠し(てれかくし)とか言ってたけど、
つまり、日本人のオッチャンが、用事もなく他国の市場をうろつくのも恥ずかしいんで、フィルム無しカメラをぶら下げ、あたかも観光客のように、にぎやかな市場のあれこれを、写しながら散歩するという、
当時、すでにカメラにハマってた自分には、さり気ないその姿が衝撃的で、今でもカメラのことを考えると、必ずそのオッチャンの映像が浮かんでくる、
カメラの本質的な役割みたいなことすか、
デジタルカメラを手にすると、すぐ忘れてしまいそうになる大事なことを、この映像はいつも自分に教えてくれるような、
撮影の結果でなく、そのプロセスだけでも、じゅうぶんに楽しめるとか、
今は、シャッター押す前から、すでに結果が先回りして分かるようになってるけど、これってホンマに、ええことばかりかなあと、
流れてる時間が、いそがしすぎて、ゆっくりできないとか、
この四半世紀(しはんせいき=25年間)、デジタルカメラが、フィルムカメラの性能に追いつこうとしゃかりきに頑張って、ようやく、一段落したようなこの時期・・・そろそろ、デジタルカメラ全体を問い直すええタイミングやないかと、
ミラーレス批判ですか、
それもあるけど、光学一眼レフ、最後の砦(とりで)、ペンタックスを愛用する自分ですら、撮影前は、電子プレビューという試し撮(ど)り機能に依存して露出を決めてるわけで・・・ちなみに、これって、なにげに便利なんは、試し撮りでも、ええ感じやったら、JPEGだけという制約はあるけど、そのまま保存できるという、
つまり、自分もふくめて、液晶モニターでいちいち確認せんと撮影できないような、いわばスマホ依存のカメラ版みたいなことになってると、
ライカに、デジタルカメラやのに、あえて液晶画面を無くしたモデルがあって、そのことで撮影がすごく楽しくなったというカメラマンの感想があったんやけど・・・その記事、出せるかなあ、
これすか、デジカメWatchさんに、7年まえ、こんな記事がありますけど、
液晶がないデジカメ「ライカM Edition 60」を使ってみて
制約があるからこそ生まれる感覚…“不便なカメラ”の意義を考える
Reported by 河田一規(2015/1/15 07:00)
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/683594.html
これこれ、さっそく川田氏の文章を引用させてもらおう、
『・・・実際に使ってみた印象は「実に楽しい」ということ。デジカメは、その場で撮影結果を液晶モニターで確認できることが大きなメリットだが、液晶モニターがないライカM60では撮影結果は家に帰ってパソコンで開くまで分からない。これが面白いのだ。なーんて書くと「バカじゃね?」と言われそうだが、フィルムカメラのように「結果は後のお楽しみ」と達観できれば、これほど面白いカメラはない。
ライカカメラAG社主のカウフマン氏や、CEOのショプフ氏によると、そもそも、ライカが液晶モニターのないデジカメを考えついたのは、「撮った画像をその場で確認することは本当にいいことなのか?」という疑問を持ったからだという。液晶モニターで画像を再生して確認している間は、そちらへ集中してしまうため、被写体への意識がおろそかになってしまう。それで本当にいいの?ということだ。』
ちなみに、液晶画面が無いライカのカメラですけど、試験的に発売された、このモデル「ライカM Edition 60」(2014年、600台限定)は、その後、「ライカM-D」(2016年)、「ライカM10-D」(2018年)と、シリーズ化のきざしも、
最新のライカMシリーズは、すでに11が出てるし、ここでも液晶無しモデルが出たら、そろそろ本気やな、
しかし、ライカMシリーズは、レンジファインダーなんで、光学ファインダーで撮影すると、結果にわずかなズレが生じるので、むしろ液晶が付いた方が正確なフレーミングができるそうで、
その点、ペンタックスさんが開発した光学式一眼レフやと、そのズレが完全に解消されて、見たままが写せるんで、液晶画面を無くす価値はライカ以上にあるわけや、
カメラ業界に蔓延(まんえん)するスマホ依存症みたいな、液晶画面至上主義の流れに、ライカさんだけがたった1社で問題提起してるわけで、ここで元祖(がんそ)一眼レフのペンタックスさんもその流れに同調していけば、かなり大きな影響力を持つんちゃいます、
あと、そこまでするなら、動画機能もさっぱり無くして、見た目も価格もよりスリムにして欲しいな・・・写真としての静止画と、動画から切り出した静止画って、写す側からすれば、まったく別モンやし、そろそろ、動画機能をあえて省いたカメラも世に出てきて欲しいな、
しかし、動画も撮れない、連写もできない、液晶画面も見られない、ピント合わせも人間まかせ・・・こんな旧式丸出しのカメラ、売れますかね、
PENTAXさんが、K-3?V(ケイスリーマークスリー)で実現した、カメラ史に輝く世界最高峰の光学式ファインダー、その素晴らしさをより純粋に味わうには、これくらいシンプルにした方が、逆にええと思うねんけどなあ・・・価格もぐっと抑えられるし、そうなれば、スマホ依存の学生さんが、そうでない世界を求めて最初に手にするカメラともなり得るわけで、
全部乗せ K-3?V(ケイスリー・マークスリー)にたいして、光学ファインダーはそのままに、素(す)うどんみたいな潔(いさぎよ)いモデルが出たら、即、買いすね、
フィルム無しカメラおじさんやないから、ちゃんとSDカードは入れてくけど・・・ああ出えへんかなあ、そんな夢のカメラ、
【李家(りいけ=チャイニーズ・ユダヤ・カルト・マフィア)による日本侵略計画】
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