娘が来た時にコンビニおにぎりを二つ食べただけだったので、
お腹が空いてきた。
手術の終了予定時間より大幅に遅れていて、その時見た時刻は
夜の10時を過ぎていた。
娘もいないし、いつ呼ばれるかもわからない。
そんな状況で、そとに買いにも行けない…
夫の手術、どうしてこんなに長引いてるのかさえ
説明にも来てもらえない・・・
無事でいるのか、何が起きているのか、
まったくわからない…不安だけが私の思考を支配しいる
それでも、空腹感は別の生き物のように
グーグーと鳴り続ける。
お腹が減りすぎて、長椅子に横になってみたり、壁にもたれかかってみたり
スマホで冠動脈バイパス手術、心臓弁置換手術と検索してみたり、ゲームをしたり
とにかく、気を紛らせてくれるものなら、何でもよかった。
それでもたまらず、家族待合室を出て、廊下に行ってみたら
ちょうど看護師さんがいたので、
「すみません。村上の家族のものですが夫の手術はどうなっているんですか?」
と声をかけてみたら
「詳しくはわかりませんが、まだもう少しかかるようですね。そのうち担当医が
説明しに部屋に伺うと思うのでもう少しお待ちください。」という。
その時、ちょうど、私のおなかの音がグーグーと派手に大きな音を立てた。
そうしたら、看護師さんが
「20分程度なら、外出なさっても大丈夫ですよ。すみません。もっと早く声をかければよかったですね。」
と言った
私は、財布だけ持って、コンビニまで走った。
秋の夜は、昼間と違ってすこし肌寒く感じた。
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