名古屋は結構大都市にも関わらず2000円以下の安宿がなかなかないんですよ。
以前は旅行比較サイト(トラベルコ、トリバゴ、etc)で見つけるコトが出来たんですが、今回は全くヒットしませんでした。
というコトで、旅行比較サイトや贔屓にしている アゴダ に頼るコトなく自分で情報技術を駆使して潜在的な名古屋の安宿を探しました。
そして見つけたのは名駅近くの福屋ホテル(福屋ホステル)です。
福屋ホテル?福屋ホステル?
この宿は 公式のWebサイト があるんですが、屋号が 福屋ホテルなのか 福屋ホステルなのか両方使われていてどっちなのか非常に曖昧です。
更にグーグルマップではホテル福屋という表記にもなってますし。
宿のオーナーが策士で、SEO対策でホテル、ホステルどっちでも検索に引っ掛かるようにしているのでしょうかね?
とにかくこの宿は大手の予約サイトからは予約出来ないんで、今回はこのブログ初となる電話での直接予約(直電)しました。
外観
電話で予約した時に何かお婆さんっぽい声の人が出て、ちょっと素っ気ないというか愛想ない対応を受けました。
何か そういう宿かと思って実際行ってみると受付に出てきたお婆さんはそんなに愛想悪くもない感じでした。
お婆さんは足を痛めたのか車イスに乗ってて、受付する時に車イスから苦悶の表情で立ち上がったりして凄く痛々しい感じで、こっちがハラハラしました。
で、部屋の鍵を渡されて
「シャワーは夜9時までにお願いします」
というのと
「朝8時にエアコンが切れます」
という謎のシステムの説明を受けました。
これは 重要な宿側からの通知だったんで詳細は後述します。
受付
最初、下履きは盗難に遭う可能性があるんで部屋に持って上がってくれ、というよう指示を受けたんですが、シューズロッカーが空いてたら下履きをロッカーに入れておいても大丈夫、的なコトも言われたんでシューズロッカーに入れるコトを選択しました。
でも結局このシューズロッカーは鍵がないんで盗難に遭う可能性があるやん... と思ったんですが もう何だか面倒なんで突っ込むのはやめました。
なんせ宿がユルユルなのはこの時点で既に察してましたし。
しかもシューズといってもそんなジョンロブとかバリーとかフェラガモとか高級な靴でもなくただの擦り減ったビーサンでしたし。
玄関
スリッパに履き替えて自分の部屋の403号室に向かいました。
玄関の時点で何やら以前飼ってたカブトムシに与えてたスイカの皮を4日間くらい放置したような腐臭がほんのり漂ってたんですが、スリッパからは更に強烈な臭いが漂ってました。
もはや1週間くらい常温で放置した牛乳かスティルトンだかゴルゴンゾーラだかの青かびチーズが熟成した香りです。
何やったら 食欲が沸きそうな熟成香です。←沸きません
ここでスリッパは放棄して裸足という選択肢もありましたが、床も相当汚いのでここは 可能な限り臭わないスリッパを履くという選択肢を選択しました。
いちいちスリッパに鼻を近付けて臭いを確かめる、という作業に何か人生の無常を感じました。
この時点で宿の評価はそれ程高くないのはお察しの通りですが、後はヤツが出現しないコトを願うばかりです。
そう、あの 連邦の黒いGです。
ぶっちゃけ、 ここは出そうです。
ていうか、後でWebを検索してたら出たという報告がありましたし。
この前の宿の一件でナーバスになっているコトもあって、こういった老朽化&衛生面に疑問がある宿ではGがいるかどうかが非常に大きなポイントです。
ポイントと言ってもGが出現したらそれだけでスペシャルボーナス発生で評価点が大幅なマイナスポイントですけどね。
もう後は出ないように部屋で祈りを捧げるか出現したら真向から戦う決意で武装するか気付かないフリするかのいずれかです。
(結局は出なかったので杞憂に終わりましたが)
通路
エレベーターがないので部屋のある4階までは階段で向かいます。
1往復だけならいいんですが、何回も往復すると結構キます。
階段、通路は常時カブトムシのスイカの臭いが漂ってました。
部屋
部屋全体は汚部屋という感じですが、テレビとかベッドとかエアコンはまだ清潔な感じがしました。
何とテレビ(液晶)とエアコンはパナソニック製です。
こういうごく一般的なコトにでも感激してしまう自分がいます。
部屋
ベッドの上は安全そうです。
ベッドから降りなければそこそこ快適です。
ただ、テレビのリモコンは電池が切れているのか壊れているのかで使えなかったです。
テレビのチャンネルを変えようとするとベッド(安全地帯)からいちいち降りなければならないので、こういった細かなところで不本意に精神が衰弱していきます。
浴室
シャワー利用規約
シャワーは一ヵ所です。
シャワーは受付のお婆さんが言ってたように21時までで、利用時間は15分までという福屋のハウスルールがあります。
15分を超えると罰金です。
実はシャワーの利用を監視されていて、1分越えたら1万円とか請求されるんでしょうか?
とても怖いです。
予めスマホのストップウォッチ機能で時間を計測しておいて、15分を過ぎそうであればシャワールームから一旦外に出てタイマーをリセットしてまたシャワールームに入るという
石鹸
そして風呂場にはアメニティが石鹸しかありません...。
その石鹸もかなり使用感があって、小さいのと小さいのをくっつけて大きくしていました。
ここは 何も付着していない綺麗そうなヤツを選んで、表面のヌルヌルをキレイに取り除いて使いました。
なお、この宿は最大収容人数が27人なので、繁忙期には一人のシャワー利用が最大15分としても6時間45分掛かってしまうので16時チェックインで21時シャワー利用札止めだとするとシャワーを浴びれない人が出てきそうなんですが、どうなるんでしょうかね?
そこまで満室にはならないんでしょうか?
何か謎です。
受付で8時にエアコンが切れます、と言われてた件ですが、朝に宿の人が巡回してきてブレーカーのようなモノを操作してエアコンの電源だけOFFにするようです。
実際、自分の部屋は7:52にエアコンを切られました。(8分損です)
この対応策としてはエアコンは朝8時までに室温設定22℃、風量MAXにしてキンキンに部屋の空気を冷やしておいて布団を被って、エアコンを止められても後は予熱(予冷?)でチェックアウトまで快適に過ごす、という作戦が有効です。
実際、それで10時までは涼しく過ごせました。
ていうかエアコン止めるって ただの嫌がらせですやん。
この夏、ここに宿泊した人が熱中症にならないコトを祈ります。
トイレ
トイレはやはりスメリーです。
401号室と482号室
何故か401号室の次がいきなり482号室となっています。
何か過去に大きな事件があったのでしょうか?
洗面所
出来る限りここの蛇口からの生水は口にしない方が良さげな雰囲気がしました。
自分は歯磨きの時にだけ致し方なく口にしました。
口をゆすいだ後、毒ヘビに噛まれた時に傷口から毒を吸ってペッペッ!と吐き出す感じで吐き出しました。
総評・備考
安かろう悪かろうな感じです。(ゆうてそんなに安いワケでもないですが...)
総合評価 1.5
料金 3.8
快適度 0.5
設備 1.1
サービス 1.0
アメニティ 石鹸、貸スリッパ
ファシリティ トイレ、シャワーx1、洗濯機
ファシリティ(部屋) ACコンセント、照明、テレビ、エアコン
サービス
セキュリティ 部屋ドア
部屋(部屋番号) 403
料金 2100円
予約 電話予約
宿泊日 2018/7/11
チェックイン 16:00
チェックアウト 10:00
外国人:日本人比率 0:3
Web http://fukuya-hostel.com/company.html
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