少し前に書いた記事 Bing Webmaster Tools の SEOエラー「説明がページのヘッド セクションにありません。」に対処してみた で書いた方法でSEOエラーに対処できたと思っていたのですが、何らかの原因で対処できていなかったようで、Bing Webmaster Tools の SEOエラーは表示されたままです。
【A】Bloggerの[設定]に説明用のメタタグがあった
前に書いた記事では、説明用のメタタグを[テーマ]→[カスタマイズ]→[HTML編集]で追加しましたが、よく調べてみるとBloggerの[設定]に説明用のメタタグを入力できるメニューがありました。これを使えば、説明の文章を入力するだけで、自動的にメタタグを適切な場所に追加してくれます。
1)Blogger にログインして、[設定]の中にある「メタタグ」を見つけます。
(ページの真ん中より少し後ろにあります)
2)「検索向け説明を有効にする」のボタンをクリックしてオンの状態にすると、[検索向け説明]がクリックできるようになります。
[検索向け説明]をクリックして、説明文を入力すればいいということになります。
【B】説明用メタタグの文章の書き方と、Bloggerと国内ブログとの違い
説明用メタタグの文章はどのようなものにすればいいのか、ついでに調べてみたので、簡単に書いておきます。
Bloggerのヘルプで「メタタグ」について調べてみると、次のように書いてあります。
ブログの検索向け説明を設定します。ブログの紹介文を書いて、検索結果からブログを選択してもらえるようにします。
実際、国内の無料ブログ(Seesaaブログやファンブログ)では、ブログタイトル下の説明がそのまま説明用のメタタグとしてHTMLに加えられます。
そのため、国内の無料ブログでは Bing Webmaster Tools の SEOエラーがでません。
Bloggerの場合は、ブログタイトル下に表示される説明と、検索エンジンが参照する説明用メタタグが別になっているので、説明用メタタグを別に書いてやらないとSEOエラーが出るわけです。
もう少し具体的な書き方として、ネットで見つけた記事「metaタグとは?SEO対策に重要な6つのmetaタグと最適な書き方」の ?Ameta description(メタディスクリプション)
が参考になりました。簡単に言うと、「重要なキーワードを最初の全角80文字に入れて、全体で全角120文字程度でブログの概要を説明した文章」ということになります。
やはり、ブログタイトル下に表示される説明と同じようなものなので、国内のブログのようにそのまま説明用メタタグに使ってくれればいいのにと思いますが、別にすることでいい面もあるのかもしれません。
【C】Bloggerの説明用メタタグの問題点その1
【A】で書いた方法で説明用メタタグを入力して保存しようとすると、エラーが出て保存できませんでした。
「50文字以内で入力してください。」と赤い文字でメッセージが表示されます。
50文字以内というのは、ちょっと少ないですね。
本来は、【B】で書いたように全角120文字程度のはずです。
上の画像の「50文字以内で入力してください。」の右側に「122/150文字」と表示されていますが、この150文字が本来ここで入力できる文字数だと考えられます。
おそらく、150文字を超えていたらエラーを表示させる設定を、間違えて50文字としてしまっているのだと思います。
これについては、Bloggerのフィードバックで送っておきますが、とりあえず今は50文字しか入力できません。
【D】Bloggerの説明用メタタグの問題点その2
Bloggerの説明用メタタグは、以前書いた記事のHTML編集で設置する方法でやっても、【A】で書いたBloggerの設定を使った方法でやっても、Bing Webmaster Tools の SEOエラーは解消されません。SEOエラーが解消されない原因は、おそらくBloggerの説明用メタタグのHTMLコードの書式にあると思います。
以前書いた記事のHTML編集で設置する方法では、説明用メタタグは Bing Webmaster Tools の SEOエラーのところで書いてある推奨される操作に従って、次のようなHTMLコードを追加しました。
本来、推奨される操作のとおりのHTMLコードを追加したので、SEOエラーは解消されるはずですが、解消されていません。
そこで、該当するブログを表示して、右クリック → [ページのソースを表示]で、HTMLコードを確認してみました。
すると、追加したコードが次のように変わっていました。
自分で追加したコードと変わっている点は、「name='description'」が後ろに行っていることです。
おそらくこれが原因で説明用メタタグとして認識されず、Bing Webmaster Tools の SEOエラーが解消されないのだろうと思います。
説明用メタタグの書式として、「name='description'」の位置が後ろでもいいのかどうかは、調べても分かりませんでしたが、Bloggerの場合は他のメタタグもすべて「name='description'」のような属性が後ろにありますから、たぶん後ろでもいいのでしょう。
とりあえず、Bing Webmaster Tools でフィードバックを送って、様子を見ることにします。
【2021年2月16日追記】
Bing Webmaster Tools のフィードバックから回答がありました。回答は「メタディスクリプションの正しい形式を追加してください。」とのことで、要するに「name='description'」は後ろではダメということのようです。
苦手な英文でのやり取りだったので(Google翻訳を使いました)、ちゃんと伝わったか疑問が残りますが、回答としては伝わってそうな印象なので、この件はBloggerのフィードバックに送ってみることにします。