これから初プレイを迎える方はご注意ください。
兵士養成学校——バラム・ガーデン。
そこには、 SeeD と呼ばれる組織がある。
戦闘のエキスパートと評され、世界各地に派遣される傭兵の精鋭部隊。
この物語は、とある青年 スコール がSeeDへと就任することに始まる。
初任務として派遣されたのは、 軍事国家ガルバディア からの独立を目指す、小さなレジスタンス組織。
スコールはそこで、少女 リノア と出会う。彼女こそ依頼人であり、組織のリーダーだった。
ガーデンとの間に交わされた契約の元、スコールはたった3人のチームで任務へ臨む。
目的は、 「ガルバディア大統領の誘拐」 。
しかし、大国の大統領がそう簡単に誘拐されるはずもなく、計画は裏をかかれて失敗に終わってしまう。それどころか、ガルバディアはさらなる脅威をもって、世界を震撼させた。
その脅威とは、恐怖の象徴——— 「魔女」 。
ガルバディアは魔女と手を組み、世界を支配しようと企んでいたのだ。その情報は電波を通して全土へ発信され、混乱の時代が幕を開ける。
そして、凄惨な過去の過ち——魔女戦争を彷彿とさせる事態から、スコール達が新たに託されるミッション。
「魔女を暗殺せよ」
かつて世界を恐怖に陥れた 魔女 。今ではガルバディアの頂点に君臨するその存在を、殺さなければならない。
計り知れない戦いの始まりだった。
それから間もなくして、ガルバディアは完全に魔女の支配下に落ちる。混沌の中、魔女の隣には…見慣れた学友の姿があった。
囚われているでもなく、自らの意思で「魔女の騎士」を名乗る サイファー 。魔女の側に付く限り、彼との戦いも避けては通れない。
めまぐるしく激動する状況、だがスコールを巻き込む渦はこれだけに留まらなかった。
前触れもなく訪れる夢—— 「別の世界」 の存在。
そこでスコールは、 ラグナ という人物の目線に立つ。ラグナとして、断片的にその世界を見聞きするのだった。
スコール達の身に、何が起こっているのか。
ラグナとは一体、何者なのか?
いつからかスコール達の運命は、大きくうねり始めていた。
多くの謎は、魔女を追い、仲間と時間を共にするなかで明らかにされていく。 忘れ去られた過去 や、 受け継がれていく魔力【ハイン】 の行方も——。
過去・現在・未来と流れる時間の中で、すべては繋がって存在している。そして、巡っていくのは 人間同士の繋がり 。
誰の意思で、どこへ向かっていくのか?
これは、それぞれの願いが織り成す 孤独 と 愛 の物語。
シナリオについて
状況に応じて目的が変わっていく 、流れを持ったシナリオ構成になっています。
物語の全貌や最終目的は段階的に見え始め、明らかにされていく驚きがありました。
特にイデアの正体が判明する回想シーンなんかはドキがムネムネしましたね。まさかそんな繋がりがあったなんて!傭兵の悲しい性も…あったりなかったり。
また常に 誰かの意思 が軸として中心にあり、ドラマチックな演出も多いです。世界の危機なんだけど、それ以上にスコール自身の危機でもあるような?(*´-ω・)
「繋がり」として、 他人の中にある自分 を感じさせられる場面もありました。自分の立場とか、周囲からの目線を意識させられるような。
次第にスコールの葛藤も見えてきて、今と過去が繋がっていきます。そこからさらに前向きな意思を固めていくようになると、物語も後半戦ですね。
なぜ行動を起こすのか?
何のために、何が必要なのか?
その答えは、 それぞれのキャラクターの中に見出されていきます。 その過程が、ひとつFF8の見所なのではないでしょうか。自然な流れの中にあるようで、実はものすごく繊細かもしれませんよ。
感情的なために賛否の分かれるれるシナリオではありますが、ジタバタした後のエンディングは圧巻です。
醍醐味として言うならば、思考回路や心境の変化にどれだけ自分がアプローチできるかという点ではないでしょうか。 どこまで彼らを知ろうとするか 、です。
その中に、自分個人として気付くものや受け取れるものがあるかもしれません。自分が自分であるために貫きたいこととは何なのか、自分にとっての「愛」とは、叶えたい「願望」とは…?
大人になるにつれて失われていく 「熱」 を思い出させてくれる。
FF8のシナリオには、そんな魅力を感じます。
全部分かったような気になっているとしたら、大人って味気ないじゃないですか?
ぶつかりながら進んでいく勢いと情熱 を感じたいなら、FF8をプレイしてみてはいかがでしょう!
いくつになっても、 自分の気持ちに素直でいられる部分 は、持っていたいですね。
では今回はこれにて!(*゚ο゚)ゞ
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