2011年11月29日
超光速?ニュートリノ続報
超光速ニュートリノ
についての続報です。
結論を言えば、 何度か再実験はしたけど、結果は変わらず。決定的な反証もありません。
始点と終点の重力の違いによる時間の進み方の違いが、ニュートリノ速の誤差となって現れたのではないか?という論文が発表されました。
始点となるCERNの重力が終点グランサッソ研究所の重力よりわずかに大きい 事を、今回の実験では考慮に入れていなかったのではないかと指摘するものですが、 重力の問題は検証済み で問題はないようです。
また、10/23の産経ニュースによれば、ニュートリノの発射時刻をニュートリノそのものではなく 発生材料となる陽子の検出から間接的に決定しており、厳密でない可能性がある 事を指摘されています。
この件は新たなニュートリノ検出器を設置して10/27から10日間の 追加実験で検証され、これも問題なし とされました。
11/18、 ニュートリノビームの長さを3000分の1にする事で精度を上げての再実験 を行いましたが、 結果は変わらず 。この実験でも速度の計測には以前同様GPSを用いていたので、速度の計測にGPSを使わない方法を検討中だそうです。
CNNのニュースカテゴリがこぼれ話になっている。テクノロジーカテゴリはあるけど、サイエンスカテゴリがなかった。世紀の大発見かもしれないのにw
理論的には 「光速を超えれば、ニュートリノは光や電子などを放出し、エネルギーをほとんど失う」 らしいのですが、 今回の実験ではエネルギーを失った形跡が見られない ので光速は超えていない、という論拠。
しかし、古来から物理学は観測結果を元に理論を構築したのではないでしょうか? ここでいう「理論的」の部分に修正を加える必要があるかもしれない観測結果が出たって事だと思うのですが。
結論を言えば、 何度か再実験はしたけど、結果は変わらず。決定的な反証もありません。
光速超えのニュートリノ、原因は時計の同期にあり?
(SLASHDOT -2011/10/10)
超光速素粒子ニュートリノ、27日から検証実験 相対論の行方、世界が注目(3/3) (msn.産経ニュース -2011/10/23)
超光速素粒子ニュートリノ、27日から検証実験 相対論の行方、世界が注目(3/3) (msn.産経ニュース -2011/10/23)
始点と終点の重力の違いによる時間の進み方の違いが、ニュートリノ速の誤差となって現れたのではないか?という論文が発表されました。
始点となるCERNの重力が終点グランサッソ研究所の重力よりわずかに大きい 事を、今回の実験では考慮に入れていなかったのではないかと指摘するものですが、 重力の問題は検証済み で問題はないようです。
また、10/23の産経ニュースによれば、ニュートリノの発射時刻をニュートリノそのものではなく 発生材料となる陽子の検出から間接的に決定しており、厳密でない可能性がある 事を指摘されています。
この件は新たなニュートリノ検出器を設置して10/27から10日間の 追加実験で検証され、これも問題なし とされました。
11/18、 ニュートリノビームの長さを3000分の1にする事で精度を上げての再実験 を行いましたが、 結果は変わらず 。この実験でも速度の計測には以前同様GPSを用いていたので、速度の計測にGPSを使わない方法を検討中だそうです。
CNNのニュースカテゴリがこぼれ話になっている。テクノロジーカテゴリはあるけど、サイエンスカテゴリがなかった。世紀の大発見かもしれないのにw
理論的には 「光速を超えれば、ニュートリノは光や電子などを放出し、エネルギーをほとんど失う」 らしいのですが、 今回の実験ではエネルギーを失った形跡が見られない ので光速は超えていない、という論拠。
しかし、古来から物理学は観測結果を元に理論を構築したのではないでしょうか? ここでいう「理論的」の部分に修正を加える必要があるかもしれない観測結果が出たって事だと思うのですが。
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