以前書いた記事のリライトしたものになります。
今回はマッグガーデンで連載されていた天野こずえ先生の『ARIA』名言シリーズを
お送りいたします。
ヒーリング系コミックとして人気だったこの作品は
人生に行き詰ったとき
自信がなくなった時
ちょっと迷ってしまっていた時
他人からの評価を気にしていたとき
色んな場面で勇気をもらい、
人生の生き方の指南書なんじゃないかと思うようになるくらい
好きです。
そんな大好きな作品『ARIA』
その作品の主人公でもある水無灯里の名言とエピソードの紹介です。
ARIA名言「なんと言われてもへっちゃらぽん」
注意しておきますが、偽物をつかまされても
へっちゃらぽんではありませんよ。
ARIA「ネオヴェネツィアンガラス」
灯里からのメール風に書いてみます。
勝手にごめんなさい。
前略お元気ですか?
今回は、ネオヴェネツィアンガラスを運んだときの
素敵な徒弟さんとの思い出をお伝えしたくて筆をとりました。
実は、暁さんのお兄さんが私を指名して
お仕事を依頼してくださったんです。
それが、ネオヴェネツィア特産の「ネオヴェネツィアンガラス」を運ぶことだったんです。
ネオヴェネツィアンガラスと徒弟の想い
仕事当日
緊張しながら、アリシアさんと職人さんのいるギルドへ行くことに・・・
ギルドにはとても素敵なガラス工芸が広がっていて、それはそれは
綺麗でした。そして工芸品作りのすごさを感じました。
そこには、日々マイスターと徒弟さんの皆さんがネオヴェネツィアンガラスと向き合っていたんです。
[caption id="attachment_1164" align="alignnone" width="152"]ARIA第6巻より[/caption]
そして
一緒に運ぶことになった徒弟さんと私とアリシアさんは
ネオヴェネツィアンガラスを運ぼうとしたんですが、
この徒弟さんが機嫌が悪いようで・・・
運ぶことも断られてしまいました。なんでだろう・・・
徒弟「偽物とかケチつけられたくないっすからね」
と何かあったみたい。
運んでいるときに聞けたんですが、
ネオヴェネツィアンガラスはかつてのヴェネツィアンガラスの偽物で
レプリカだって心無い観光客の声に傷ついていたようです。
でも、そんな徒弟さんに私が思っていることをお伝えしたんです。
水無灯里名言
水無灯里名言?@
その人が嘘モノと感じるなら、それはその人にとっては嘘モノなんでしょう。人の価値観は十人十色ですもんね。でもあなたが嘘モノだと言われて傷つくのは、貴方のネオ・ヴェネツィアンガラスに対する思いが本物で大切なモノだからですよ
ぶっちゃけ
私、この世には偽モノはないと思うんです。
[caption id="attachment_1163" align="alignnone" width="300"]ARIA 第6巻より[/caption]
水無灯里名言?A
すくなくとも私の場合、本物か偽物かを決めることは全然問題じゃないんです。だってネオ・ヴェネツィアが大好きでその気持ちを宝物みたいに感じられる私が、今ここにこうして存在しているんですもん。だから何ていわれてもへっちゃらぽんです。
ここで私が伝えたかったことは
私がネオヴェネツィアが好きでいる自分は本物で
それが偽物かどうかは関係なくて
自分が信じる本物が大事なんだよって
私の感じるままを伝えたんです。
どう思うかは十人十色ですけどね。
結局、惑星 AQUA その有名な観光都市「ネオ・ヴェネツィア」
だって
地球のヴェネツィアを模した都市と言ってしまえばそれまでですし。
この「ネオ・ヴェネツィアンガラス」も地球のヴェネツィアンガラスを
模した偽物と言ってしまえば、レプリカであるのは変わりません。
でも、ここで大切なのは
「惑星AQUA」では、かつての文献資料・受け継いだ職人さん探しなど
作り上げてきたネオヴェネツィアンガラスの歴史があります。
この工芸品を作った過程も紡がれて流れた時間も
そこに熱意を込めて関わった人達も違うし、偽モノなんかじゃないんです。
だからネオヴェネツィアで流れた時間、紡がれた人達のかけてきた気持ちは絶対に本物ですもん。
ネオヴェネツィアンガラスも素敵だったし、徒弟さん、マイスターさんの思いも知れて、
とっても摩訶不思議な気持ちになりました。
今日は、この辺で失礼しますね。
また、メール送ります。
地球暦2301年4月22日 水無灯里。
と。
こんな感じのストーリーを灯里が伝えたら
と思って書いてみました。
最後に
灯里からこんなこと言われた徒弟の職人さんは
灯里のファンになったわけなんですよ。
私もファンにもちろんなりました。
今回のエピソードと名言は
『ARIA』原作第6巻 Navigation27
「ネオヴェネツィアンガラス」
この第6巻に収録されています。
アリスキャロルの表紙が目印です。
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