NTT-X Store A4モノクロレーザープリンター複合機 DCP-L2520D 」が11,967円から会員割引されて11,479円、安い店でもほぼ横並びの12,000円をかろうじて割り込む価格の商品ですので、ほさらに800円の割引が使える方は10,679円になって、ぼ最安値で購入できます。プリンター解像度が2400×600(HQ1200)、コピー時は最大600×600です。印刷速度は30枚/分とかなり高速、しかも両面印刷対応ですので、コストパフォーマンスはかなりいいものです。接続が Hi-Speed USB2.0 だけですので、物足りない方は有線・無線LANに対応した「 DCP-L2540DW 」がありますが、こちらは会員割引で18,973円、さらに800円の割引が使えても18,173円と LAN 機能追加たげで7,494円も出費するかどうかは悩むところです(私はあきらめました)。さらにFAX対応など、機能を付加したモノはさらに一万円ほど跳ね上がるので、コストパフォーマンスの観点からは本機以外には考えられそうにありません。モノクロレーザータイプの本機ですが、印字品質については、ブラザーの複合機は上位機種と横並びですのですで、印刷速度が速いなど、品質以外の違いの方が上位機との違いになります。個人的には、プリンタとして使用する場合、プリンタ言語にどれほど対応しているかが気になるのですが、本シリーズに関しては OS の機能を使って印刷するタイプですので気にする必要もないと思います(プリンタとしての印刷が上手くいかない方は、OS の方を設定を再度見直すと上手くいくことが多いようです)。
本機はPCのプリンタ機能だけでなく、コピー機能も優秀ですので、主としてコピー用途で購入する方もいるかと思いますが、個人レベルのコピーなら何も困ることが無いほどよくできています。ビジネス用途での大量コピーを考える方は、トナー代だけでなく、紙送り機構がそこまで強靱ではありませんので、耐久性あたりが不安なところです。メーカー保証外になりますが、トナー充填や互換用トナーなどを使う際にもキヤノン製などと違ってトナーとドラムが分離型ですので、比較的容易です。純正トナーを使用してもランニングコストは1枚あたり3円ですので、この点でもコスト的に有利です。スキャナも機械そのものはよいように思うのですが、ドライバ的にはキヤノンやエプソンのものに比べるとイマイチに感じます。コピーの時にスキャナを使う方が主体だと思うので、あまり問題では無いのかもしれませんね。他社の複合機のように、スキャンしたデータをそのままUSBメモリやメモリカードに保存するような機能は無くて、接続されたパソコンのフォルダに「スキャン to ファイル」という感じで保存する機能だけになりますが、この機能は誤動作も無く安定しているので使えると思います。
本機の最大の売りは「両面印刷」機能だと思います。この価格で実用的な両面印刷は助かるの一言で、PDFファイルでもらった書類など iPad で読む気にならないときは、嫌でも印刷して目を通すわけですが、これがかなりの枚数になると重くなって持ち歩く気にすらならないことが良くあります。両面印刷を使えば実質半分の枚数にできて、さらに割り付け印刷すればさらに枚数を節約できます。
面白みという点では少なめですが、実用複合機としては文句なくトップに君臨するモデルで、モノクロ印刷主体の方にはオススメですよ。
■良い点
- 実用レベルの両面印刷
- 実質印刷速度も速い
□イマイチ
- 不変的ダサいデザイン
- 華奢なボディ