デロンギ オイルヒーター [JRE0812]
オイルヒーターとは、ヒーター内のオイルを電気で温めて、その輻射熱で暖を取るという暖房器具。
最近は国産のメーカーをはじめ色々なメーカーからオイルヒーターが発売されていますが、デロンギは古くからオイルヒーターを作っていて、いわば第一人者的な存在です。
ヨーロッパでは古くからオイルヒーターは使われていましたが、日本では徐々に一般的になってきた……といったところでしょうか。
その美点は何と言っても、自然で穏やかな暖かさ。輻射熱で温めるので、すぐに暖かくなるということは無いですが、夜寝る前に動かして、朝までぐっすりという使い方が出来ます。
また、本体の温度が70度程度までしか上がらないので、触ってもやけどしにくいのも魅力。赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭でも安心です。
洗濯物を掛けても火事の心配なく、実際、洗濯ハンガーもオプションであるモデルもあります(実際には直接掛けるのはさすがに危険らしいですが)。
一見するとかなり良いことづくめの暖房器具ですが、我が家に導入するのにとても大きなデメリットがあります。
それは消費電力が高いこと。このJRE0812というモデルで1200W。
暖房器具には消費電力が大きなものが少なくないのですが、その中でもオイルヒーターは長時間使うことを前提にしているという点を考えると、この大きさでは月間の電気代がすごいことになりそう。
こたつが非常に省エネな暖房器具ですが、それと比べるとちょっと……というのが正直なところ。
さらに言えば、通常の日本家屋では1つのコンセントで1500W以上の容量を使うと過電流が流れて発熱・出火という危険があるのですが、オイルヒーターをまともに使うと、その1500W に割と簡単に到達してしまいます。JRE0812は8〜10畳用という、デロンギの製品の中では割と小さめなのですが、それでも1200W。10〜13畳用ともなるとそれ単体で1500Wを消費します。
タコ足配線を避けるのはもちろん、オイルヒーターを接続したコンセントにはもうほかの電気機器は接続しない、ぐらいの配慮が必要です。
使い所を間違えなければスマートな暖房器具ですが、よく調べないとあまり暖かくならない上に高価な暖房器具となってしまいます。我が家は古い日本家屋で隙間風も多いので、ちょっとオイルヒーターは使いづらいのですが、気密性の高いマンションなどでは良い選択になりそうです。
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