6/10/2022の気ままに気になるトピックをつらつらと。
・昨日の国内株は下落。国内金利は超長期債が下落(日銀指値オペで長期債は横ばい)。半導体株安や、原油高によるインフレ懸念の高まりを受け米金利上昇。
・本日も日本株下落の見込み。今日発表される5月米CPIも高止まりが予想され、金利も上昇見込み。欧州中央銀行(ECB)利上げ表明や景気後退警戒。
・ECBが0.25%以上の7月利上げに加え、インフレ懸念から9月にも利上げ幅を倍増する可能性を示唆。債券購入は7月1日終了。金融引締め強化による景気悪化懸念。
・元FRB副議長ブラインダー氏、FOMCの0.5ポイント利上げ、あと3回か4回必要(1.5から2.0P)。インフレは短期的に上昇する可能性。
・日銀の年内緩和修正観測が後退(6月会合は現状維持予想)、140円に円安進行で対応も(サーベイ)
・オーストラリア準備銀行(中銀)は2023年下期に利下げに転じるとコモンウェルス銀が予想。積極的な金融引き締め政策が経済の重しとなり、方向転換を強いられる。豪中銀は今週0.5%の利上げを決定し市場やエコノミストらを驚かせた。ロウ総裁は、インフレ率を目標範囲の2−3%に戻すために「必要なこと」を行うと説明した。
・国際通貨基金(IMF)は、7月半ばに公表予定の今年の世界経済見通しについて、さらに下方修正することを想定。
・米イエレン財務長官、景気後退(リセッション)の可能性低い。「個人消費は非常に強く、投資支出も堅調」「リセッションの進行を示唆するものは何もない」。
・財政懸念、超長期債に影。政府が2025年度のプライマリーバランス(PB)黒字化目標を事実上先送りした。超長期利回りは上昇加速。
用語
長期・超長期金利(理論的):
「実質中立金利(中長期的な潜在成長率)」、「期待インフレ率」、「リスクプレミアム(将来のリスクに応じた上乗せ金利)」の合計で決まるとされる。リスクプレミアムを高める財政不安は金利の上昇要因になる。
★しゅんぺー★
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