2018年09月01日
戦争の昭和史(本)
一気に読める
「戦争」の昭和史
1937→1945
小川榮太郎 著
朝日新聞に訴えられた小川榮太郎氏
言論機関が、言論ではなく司法に訴えるとは、朝日新聞とはなんとも小さな奴らなのだろうかと、もはや同情さえしてしまいそうな勢いだ(笑)
ぼくは、小川榮太郎さんが醸し出す雰囲気がとても好きだ。
事実に基づいて、思考をめぐらす姿勢、ユーモア、、、
今の日本には必要な人物の一人だと思う。
この本の前には、
「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪
という本を読んだ。
事実に基づき、朝日新聞がこれまで何をしてきたのかを丁寧に説明してくれている。
皮肉やユーモアも感じられる。
さて、この「戦争の昭和史」は、「森友・加計事件」よりも前に書かれてた本だ。
ものごとに関わる姿勢は謙虚で変わらない。
様々な意見があることも踏まえて論じている。
ぼくがこの本を読みたいと思ったのは、尊敬する小川榮太郎さんが、どのように考えているのかを知りたかったからだ。
ぼくも、大東亜戦争に関する様々な本を読んだ。
この本は、最も中立的な立場から、やさしい気持ちも持って紐解かれている印象。
最も顕著なところは、なぜ、大東亜戦争で日本が負けたのかという理由だ。
どうすればよかったのかも当時の状況から書かれてある。
単なる批評ではないことが分かる。
日本人の気質についても考察があるけど、ぼくもそう思うところがある。
大局観が欠けている。
日本人全員が大局観を持つ必要はないと思うが、国の指導者には大局観を持った人がふさわしい。