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2024年10月30日

最恐最悪の怪獣・其れは現実?夢?

ウルトラシリーズには度々不条理で理不尽な怪獣が出現します。
例えば様々なエネルギーを触れずに捕食し太陽すら餌にしかねないバルンガ。二つの隕石が融合して四次元を操るブルトン。宇宙の天体を吸収しながら無限に巨大化していくブラックホールが意思を持ったかのようなバキューモン。物質にまで圧縮された光の塊であるプリズ魔。無そのものであるグリーザ。など不条理が闊歩してるわけですが、その中でも飛びぬけて理不尽な怪獣をご紹介したいと思います。
夢幻神獣・魔デウス。ウルトラマンマックス第22話「胡蝶の夢」に登場。
身長24m・体重3万5千t・出身地夢の中。
特撮番組『21世紀版空想科学特撮シリーズ ウルトラマンマックス』の脚本家である蓮沼(演:石橋蓮司)の奇妙な夢に登場した原型師の女がデザインした怪獣で、名前の由来は〈デウスエクスマキナ〉からもじって〈魔デウス〉となり、主人公トウマ・カイトとなった蓮沼との会話か ら姿は「何を考えてるか分からない掴み所の無さ」、「多くの夢を取り込み過ぎて抽象化した姿」というコンセプトから無機質なオブジェのような球体状になりました。
その後、夢の中に作られたマックスの世界で怪獣化し暴れ出し、DASHの戦闘機ダッシュバードの攻撃をドーナツや三日月のように変型してかわすなどトリッキーな戦法で撃墜、カイトと入れ替わった蓮沼が変身したマックスのマクシウムカノンも吸収して撃ち返し、球体になっての体当たりで圧倒、更に巨大な口を作ってマックスを飲み込むが、現実世界で蓮沼となったカイトが脚本に書き足した、内部からエネルギーを爆発させるという荒業「パワードトルネード(体内で大回転)」で倒された・・・。
はずだが、蓮沼が夢を見ると復活、現実世界で地震を起こすという影響を与えるようになった。
脚本の結末が書かれないままに暴れたために、途中までに倒す、封印、大人しくさせるという解決策が一切存在しなかった。ある意味無敵のウルトラ怪獣だったと言えるでしょう。
ウルトラマンマックスは1話完結のオムニバス形式だった為、実はこの話に出て来たマックスは今でも原型師の女と魔デウスの造り出した胡蝶の夢に囚われたままの可能性が有るのではないかと思うのです。
この魔デウスの恐ろしさは脚本の結末が描かれるまでどんな手段を講じても倒せず、更には所謂第4の壁を突破してくるという特性を持つ怪獣のため、脚本を書き替えない限り、魔デウスにはオーマジオウだろうがウルトラマンゼロだろうがゴーカイレッドだろうがアイアンマンだろうが勝つことが出来ないと考えられ、よくあるジャンル混同最強議論でも当時は常連で、扱うとややこしいため出禁になったなんて話も有るらしいです。
如何だったでしょうか?
ウルトラシリーズきっての理不尽怪獣が生まれたのはマックスが原点回帰を題材としてコンセプトが最強最速の為、敵の怪獣、宇宙人の戦闘力も最強クラスの為と考えられます、是非一度見てみて下さい。
それでは又何時か

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感想(3件)






2024年09月28日

硬くて強くて速い連邦の赤い奴

今回は機動戦士ガンダムに登場したガンキャノンについて簡単に紹介させて頂きたいと思います。
型式番号 RX-77-2
所属 地球連邦軍
開発 地球連邦軍
生産形態 試作機
全高 18.1m
頭頂高 17.5m
本体重量 51.0t
全備重量 70.0t
ジェネレーター出力 1,380kW
スラスター総推力 51,800kg
センサー有効半径 6,000m
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
本機は地球連邦軍のモビルスーツ開発計画『V作戦』で開発された試作MSであり、連邦軍製MSで初の二足歩行を可能にした機体でもあります。
サイド7のスペースコロニー内において1機が開発、実戦に投入されました。劇場版?Vでは宇宙に上がる際にもう1機がホワイトベースに補填され、宇宙空間戦闘に適さないガンタンクに代わって、終戦まで戦い続けています。
なお、劇場版?Vでのア・バオア・クー攻略戦ではカイとハヤト機以外に加えて3機編隊で登場する場面がありますが、3機目である機体番号「203」の詳細(パイロット、所属艦等)については上映当時は明らかにされておりません(後のスピンオフ作品ではいくつか取り上げられているが、どれが公式設定になるかは不明)。
メインパイロットはカイ・シデン、劇場版?V『めぐりあい宇宙』ではハヤト・コバヤシも搭乗。機体番号はカイ機が「108」、ハヤト機が「109」。
V作戦において白兵戦用のガンダム、長距離支援用のガンタンクと連携して運用することを前提としており、本機は中距離支援に特化しています。
最大の特徴はザク?Uの5〜6倍とされる機体強度を持っていることで、これはシールドを装備しない代わりに正面装甲をかなり分厚くした結果であり、ガンダムと比べると運動性や機動性こそ劣るが、劇中ではジャイアント・バズの直撃にも耐えています。
一年戦争中の機体としてはなかなかの高性能機で、特に中距離支援MSとしての性能は申し分ない程で、連邦軍は本機を少数量産した他、ガンキャノンの設計をジムに取り入れることでジム・キャノンを生産。さらに戦争末期には、徹底的にコストダウンを図った量産型ガンキャノンを少数ながら投入しており、後の連邦系支援MSの原点ともなりました。
尚、当初の予定ではナイフを使用するはずだったようですがTV放送に際して没になった結果、ビーム・サーベルやヒート剣などの近接格闘用の武器を持たないため格闘戦になると殴る蹴る、岩を投げ付けるなどの素手で戦うことになり、そのせいかゲームなどでは格闘機のようなMSとして調整されている事もある。実際、作中でもアムロが乗った時にはパンチでザクを撃破しています。
ガンキャノンは派生機も何機かいて、ジムの生産ラインを共有して開発されたジム・キャノン。装甲強化型のガンキャノン重装型。量産型もしくは量産検討機とされる量産型ガンキャノン。試作機としての最終生産型ガンキャノン?U。グリプス戦役期に開発されたカラバの砲撃専用モビルスーツで実はメタスの直系に当たるガンキャノン・ディテクター。などが主なガンキャノンの派生機でこれら以外にも中距離支援の流れを汲む機体や装備がいます。
如何だったでしょうか?
私は子供の頃からガンキャノンのデザインが大好きなんですが皆さんは如何でしょうか?
それでは又何時か。



posted by 俊丸 at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ガンダム

2024年08月31日

ガンブレ4発売記念

今回は初代ガンダムを簡単に紹介してみたいと思います。
型式番号はRX78-2
名称はガンダム
所属は地球連邦宇宙軍ホワイトベース隊
頭頂高は18.0m
本体重量は43.4t、機体だけの重量
全備重量は60.0t、燃料や武器を含んだ重量
ジェネレーター総出力は1,380kW
スラスター総推力は55,500kg
レイダー有効半径は5,700m
装甲材質はルナ・チタニウム合金、後のガンダリウムα
本機は地球連邦軍が提唱する「V作戦」に基づき開発された白兵戦用の試作MS。8機生産されたRX-78の2号機。設計主任はメインパイロットであるアムロ・レイの父、テム・レイ技術大尉が務め、連邦系の企業チームと共に開発された。
開発には十数以上の有力軍需企業が関わり、連邦軍の威信を賭けてコストを度外視して開発されることとなった。ミノフスキー関連技術のフィールドモーター駆動、ザクマシンガンを全く寄せ付けないルナ・チタニウム合金製(ガンダリウムα)の装甲、モビルスーツとしては初のビーム兵器の実用化、コア・ブロック・システムや大気圏突入用の耐熱フィルム(劇場版では冷却ガスで形成した耐熱フィールド)など、この当時の連邦軍の最新かつ革新的な技術が惜しみなく投入されており、あらゆる環境や戦闘に耐え得る汎用性を持ち合わせている機体として造られた。
試作機にもかかわらず、成り行きでパイロットになったアムロ・レイと共に、いきなり実戦に投入され、3ヶ月余りの間に200機以上のMSと15隻以上の艦船、および5機以上のモビルアーマーを撃破するといった戦果を挙げることとなります。
後にニュータイプに覚醒するアムロの能力とガンダムの性能も有りジオンのエース達を返り討ちにして地上で戦果を挙げていきます。
しかし、再び宇宙に上がってからはアムロの操縦にガンダムが付いて行けなくなり、マグネットコーティングを施して、反応速度を向上させて対応することとなりました。
そして、一年戦争の最終決戦であるア・バオア・クーの戦いでジオン軍のシャア・アズナブル大佐が乗るニュータイプ用試作モビルスーツ・ジオングと相打ちとなり左足以外失うものの、コア・ブロック・システムとコアファイターは無事だった為、アムロの脱出に使用され、最後までパイロットを生かした機体でもあります。
如何だったでしょうか。
初代だけありRX78-2はアレンジされたり、パロディされたり、周年記念でリデザインされたりしていますね、
皆さんも気になったら調べてみて下さい。
其れでは又何時か

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posted by 俊丸 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ガンダム

2024年07月30日

伝説の出処

今回は考察交じりのご紹介です。
ウルトラマンシリーズの中には凄まじい能力や実力故にチートラマンと呼ばれる存在がいます。
例えばウルトラ兄弟の?bUウルトラマンタロウ。彼はウルトラ心臓と呼ばれる強靭な心臓を持つ為に自らの身体を爆弾にして特攻する特攻技「ウルトラダイナマイト」を持ち、更には心臓が無事なら首を刎ねられても死なないなど敵からしたら恐怖しかない存在で更には、5人の兄たちと合体することでスーパーウルトラマンに強化されます。
次はそんなタロウの弟子のメビウスです。メビウスは強化形態を多く持っておりその中には合体による形態が2つ有り、1つがウルトラ6兄弟との合体メビウスインフィニティ、もう1つがウルトラマンヒカリとGUYSの仲間達との合体したフェニックスブレイブ。これらは地球を容易く滅ぼせる様な強敵と戦う際に変身した形態で圧倒的な力で強敵を倒しています。
次はウルトラセブンの息子のゼロです。ゼロは師匠のレオ直伝の宇宙拳法を得意し、様々な相手から力を譲渡されている戦士でもあります。先ず、ノアからウルティメイトイージスを、ダイナとコスモスからストロングコロナとルナミラクルに成る為の力、ギンガとビクトリーとXとオーブの力を持つカプセルを使用してゼロビヨンドなど、更には自分の潜在能力を解放する事でシャイニングウルトラマンゼロへと強化変身します。
さてここまでチートなウルトラマンを紹介しましたが実はチートラマンの中には代表的な存在が3名います。
1人目は光の国のウルトラマン達からも伝説的存在とされ能力の底が見えない長老ウルトラマンキング。
2人目は伝説で語られているものの立ち位置から正体までが謎に包まれているウルトラマンレジェンド。
3人目は宇宙の神とされ神秘に包まれている物の弱体化形態が有る為、強くなって今の姿になったのではと考察できなくもないウルトラマンノア。
この3名が3大チートラマンと呼称される代表格です。
この3名の中で、レジェンドだけ実は合体ウルトラマンなんですが、一部のファンからは「レジェンドは普通の合体と違う」と声があるのです。
これについて簡単に考察してみたいと思います。
最初に他の合体ウルトラマンの特徴として名前や身体的特徴に合体元になったウルトラマンの名残が有る。
これはウルトラマンギンガビクトリーが一番分かり易いでしょうか?名前で分かる通りウルトラマンギンガとウルトラマンビクトリーが合体した戦士なんですが、名前はそのまま二人の名前を繋げただけで姿も二人の特徴が合わさった姿をしています。
しかし、レジェンドはコスモスともジャスティスとも違う姿をしているのです。
更に、一番ファンがレジェンドを別格扱いしている理由はウルトラマンレジェンドについての「宇宙に大いなる二つの力が出会いし時、その輝きの中で真の姿を現す」という宇宙伝説の一文があり、古代にもレジェンドは登場し活躍していたと考えられます。
つまるところ、レジェンドはコスモスとジャスティスが合体して生まれたのではなく、召喚か変身したのではという解釈があるのです。
召喚しているという説についてですが、デラシオンがレジェンドに対して行った問いに分離したジャスティスたちがそのまま答えているので、少なくとも現代のレジェンドの意思はコスモスとジャスティスとムサシのものだと思われ、変身したとしても何故嘗て活躍した伝説の戦士と同じ存在になったのかわからないのです。
なので、私の考察としてはレジェンドはコスモスペースのウルトラマン達の祖先でコスモスペースのウルトラマンが二人合体する事でレジェンドに先祖返りするのではないかと思います。
如何だったでしょうか。
今回はチートラマンの紹介とレジェンドの考察でした。
其れでは又何時か





2024年06月29日

光線技のエース

今回は前回の続きでウルトラマンエースについてお話したいと思います。
前回はエースの特徴や簡単な設定等を話しましたので今回はエースの能力について簡単にお話したいと思います。
エースはウルトラ兄弟で超能力と光線技の数は随一で光線技のエースと一部界隈で呼ばれたり、一番有名なのはギロチン王子でしょうか?
ギロチン王子とは何か?ウルトラシリーズにおいて、ウルトラマンの八つ裂き光輪や、ウルトラセブンのアイスラッガー等のいわゆる「切断技」は伝統ですが、中でもウルトラマンエースの場合はウルトラギロチンを始めとする多くの切断技で敵を真っ二つ(場合によっては文字通り八つ裂きに)にしたり、首をポロりと落とすこと等が日常茶飯事になっていたのです。
これは前回にも触れましたが「どんな生き物も攻撃を受ければ痛みを感じ、恐怖を覚え、隙が生まれる…だが超獣は、そんな物は感じない!!」とのウルトラマンエースの発言から考察すると、超獣は生半可な攻撃に意味は無いから倒れるまで徹底的に攻撃するか、確実に急所を狙って一撃で倒すしか無い。と言ったところでしょうか。
閑話休題、ではそろそろエースの代表的な技や能力を簡単に紹介したいと思います。
メタリウム光線・エースの最も得意とする必殺光線。後ろに体をひねり、振り向きざまに両腕をL字型に組んだ右腕から発射する、威力はセブンのワイドショットやジャックのシネラマショットを上回る。名の由来はメタモルフォーゼから。
スペースQ・ウルトラ4兄弟のエネルギーを借りて頭部から放つ光球、エース単独での使用も可能である。その威力はメタリウム光線すら完全に防いだエースキラーを真っ向から撃破する程の力を秘めている。因みにQはクインテッドのQだとされている。
ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)・初代ウルトラマンやウルトラマンジャックと同様の切断技。ただしエースの場合はポーズがちょっと違う。何気にエースが本編で純粋なウルトラスラッシュを使用したのはバキシム戦の一回だけだったりする。
ウルトラギロチン・制御の難しい三つのウルトラスラッシュを発射する技で、ウルトラ4兄弟の「断て!撃て!斬れ!」という助言から編み出した。
ギロチン・ショット・ウルトラギロチンの変形技。別名:スペースギロチン。
ウルトラギロチンのエネルギーをスペースQの応用で凝縮して放つ最強のギロチン系必殺技。通常のウルトラギロチンを大幅に超える破壊力を持つらしい。エースが単独で放てる最強の技。
エースバリヤー・高速回転してエネルギーを生み出し、敵を特殊空間に封じ込める捨て身の技。燃費が悪い上に使用すると変身者に多大な負荷を負うので、劇中では夕子が歩くのも苦にするほど衰弱していた。同名の技がいくつか存在し、通常のバリヤーといったものも確認されている。『太陽光遮断能力』もこの技の派生に当たり、ハンザギランの超獣化の原因となる太陽光を遮断した。
巨大ヤプール戦でも壁技としての"エースバリヤー"を使用している。
ウルトラネオバリヤー・両手で発生させる長方形の光の壁。第3話でバキシムの火炎を防いだ。『ファイトビクトリー』でもビクトリーキラーのキングジョーランチャー、『Z』ではバラバの攻撃も防いでいる(この時は持ち運びながら使用できるようになった他、防御を辞める際には放り投げている)。
これら以外にも異次元への干渉能力、特殊空間への移動、タイムスリップなどの超能力を持つ。
如何だったでしょうか?
今回紹介したのは本当にエースの持つ必殺技の一部で代表的な物だけでしたが、興味を持って頂けたら幸いです。
因みにウルトラマンエースは北斗と夕子のどちらかが体調を崩すと戦闘力が半減してしまうと言う弱点も有ります。
其れでは又何時か。

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2024年05月29日

明日のエースは君だ

今回はキャラクター紹介をしたいと思います。
今回紹介するのはウルトラ戦士5番目の弟にして光線技の名手、ギロチン王子ことウルトラマンエースです。
出身はM78星雲で異次元人ヤプールと戦った戦士。
地球ではパン屋でパン配送車の運転手の北斗星司と看護師の南夕子に自身の命とウルトラリングを授けこう告げた「銀河連邦の一員たるを示すウルトラリングを今、お前たちに与えた。そのリングの光るとき、お前たちは私の与えた大いなる力を知るだろう」と。星司と夕子はウルトラリングが光る時、重ね合わせてウルトラマンエースとなる。
しかし、それもエース本編28話で月星人だった夕子が帰還し、同話終盤以降と後続作品では北斗単独で2つのウルトラリングを合わせる事により変身するようになっています。
二人がそれぞれ右手の中指に嵌めており、緊急事態には二人のリングの上部に埋め込まれている宝石が輝き、互いの名前を呼びあい駆け寄った後に右手を合わせる、もしくは握って「ウルトラタッチ!」と叫ぶ事で2人の間にまばゆい光が迸りウルトラマンエースへと変身する。
以上が基本の流れですが、第2話では二人がTACのオートバイに乗り、乗っているオートバイごと空中でタッチする「ライダータッチ」、第3話では脱出して空中にいる片方と手を合わせる「フライングタッチ」等、様々なパターンが存在します。
また、2人が同じ場所にいなくともモニター越しに手を合わせる事でも変身が可能で、第14話では超光速ミサイルNo.7に乗った北斗が司令室にいる南と画面越しに手を合わせて変身する事で、分離機能に不具合が発生したミサイルからの脱出に成功しています。
身体的特徴としては、額にあるのはビームランプではなくウルトラスターと呼ばれるエネルギー源であり、カラータイマーと並行して扱えます。
体の各所のデザインは当初の両性具有的な「性差を超えた完璧な超人」をイメージしており、観音像がモデル。耳は福耳かつイヤリング。その他騎士の兜=とさかなどのモデルがあるようです。
頭頂部の側面に空いた穴はウルトラホールと呼ばれ、太陽エネルギーやウルトラ兄弟のエネルギーを収束させる機能やエネルギーをコントロールする機能を持っていて、エースがウルトラ戦士の中でもずば抜けた必殺技の数を持つのは、ウルトラホールの力で通常のウルトラマン達と比べてエネルギーの収縮やコントロールに長けているからで、これを用いてウルトラ兄弟にウルトラサインを送る事も出来ます。
エースの敵である異次元人ヤプールの操る超獣は生体兵器で、『Z』で客演した際のエースの発言によれば、「どんな生き物も攻撃をされれば痛みと恐怖を覚えるが、超獣にそんなものは無い」との事で、痛覚や恐怖の感情が存在しない事が示唆されていて、動きが完全に止まるまで攻撃を続ける必要があるようです。
その為に宇宙警備隊としても確実に敵を撃破せしめる火力の高い技を持つ戦士は当時では必要不可欠で、様々な手で侵略活動を行うヤプール相手にはバリエーション豊富な必殺技が必須とされた。エースがジャックの後任として地球防衛を任命されたのは、このような理由があったからと推測されます。
又、変身時によく行う回転しながらのジャンプキックや敵の攻撃を側転で避ける場面などを見るに他の兄弟と比べてもその身体能力に遜色はなく、むしろドラゴリーの腹を(気合いを入れただけの)パンチで貫通するなど、パワーファイターとしての側面も併せ持っています。
それ以外にも生物兵器を相手にするだけあって相手の武器を利用した『武器返し戦法』という戦法も多用しています。
ファイヤー星人相手には炎の剣、バラバにはテリブルソードと鎌、ガマス相手には双槍を奪い取って近接武器や投擲武器に転用しています。
必殺技もギロチンシリーズをはじめ攻撃的な物を数多く習得しており、ある意味では相手を『倒す』ことに特化したウルトラマンと言えます。無論、メタリウム光線のような大技だけではなく、パンチレーザーやスラッシュ光線などの牽制技、エースバリヤーやストップリングといった補助的な技も幅広く、兄弟でも随一な応用力の高さは「超獣退治の専門家」という異名もつけら程。
如何だったでしょうか?
今回はウルトラマンエースについて簡単に紹介してみました。
次回もエースについて掘り下げていけたらと思います。
其れでは又何時か



2024年04月28日

十字に組んだ腕からキラリと煌く一撃必殺

今回はウルトラマンの必殺技のスペシウム光線についての小話をしたいと思います。
男の子であれば誰しも一度は真似した事があるだろう技。日本では仮面ライダーのライダーキック、アンパンマンのアンパンチに匹敵する知名度を誇っていると思われます。
初代ウルトラマンの代名詞的必殺技ですが、実はウルトラ戦士達にとっては基礎の技でそれを其々が自分でアレンジして自分の必殺技に発展させるのです。
その為殆どのウルトラ戦士がスペシウム光線を使用出来る様です。
実際、『ウルトラマンメビウス』では、エンペラ星人との最終決戦時に、ウルトラ戦士の光線技の威力を増幅する「スペシウム・リダブライザー」というメテオールが登場し、ウルトラ戦士の光線技には共通してスペシウムエネルギーが含まれていることが明かされたほか、『ウルトラ銀河伝説』ではモブのウルトラ戦士たちがスペシウム光線の撃ち方を練習をしているシーンや宇宙警備隊隊員が十字に組んで放つオーソドックスな光線技を使用しています。
しかし、一部の作品では、「誰でも習得可能である反面、元々威力の低い光線技だったが、ウルトラマンはこの技を極限まで磨き上げることで一撃必殺の光線技へと昇華させることに成功した」としているものもあります(パワードに至っては「メガ・スペシウム光線」と独自の名称を付けられるまでに威力を強化している)。
光の国出身のウルトラ戦士を中心に多くのヒーローが発射可能とされているスペシウム光線ですが、スーパーパワーウルトラ大解剖にてゾフィーの口から「ウルトラマンの洗練され尽くしたスペシウム光線は他者のそれとは比べ物にならないほど強力な威力を持っている」と明言されています。
原理としては、右手にマイナス、左手にプラスのエネルギーを集積させ、両手を交差させてスパークさせることで放つ(組む位置は作品によって微妙に異なる)。
この時左手首が標的側、右手首が顔面側に向いていることがポイントです。
荷電粒子砲に近く、レーザー(電磁波)の類ではない様子。しかし、『ウルトラマンSTORY0』では、これを始めウルトラ戦士たちの光線技が「光波熱線」と称されていたり、『ウルトラマンジード』内ではレムが光線技のことを「光子エネルギー」と表現するなどしているため、公式でもウルトラマンの光線技の原理についてはそこまで厳密に設定されているというわけではないようです。
命中すると50万度の高熱と、仕事率換算で50万馬力のエネルギーを持つ大爆発を起こす。
大伴昌司氏の解剖図鑑によれば有効射程は80mだそうですが、バルタン星人を地上から撃ち抜いた時やナックル星人の処刑船団と戦った時には数?q先の標的を寸分違わず射抜いており、命中精度は非常に優れている。単純な射程のみをとっても、宇宙空間でUキラーザウルスと戦った際にウルトラセブンが「俺達の光線が地球に直撃してしまう」と危惧しているため数万kmはあるようです。
連射や長時間発射も可能で、アボラス戦では溶解発泡に苦戦しながらも3連射してアボラスを撃破、ジェロニモン戦では空中でプロペラのように回転しながら長時間発射し、毒羽根を焼き払いました。
ここまで説明したスペシウム光線ですが、必ずしも決め手になった訳では無く、アントラーやケムラー、キーラの体表には通じず。更に、明らかに燃えやすい筈のケロニア(別名吸血植物)にも効果なし、バルタン星人(二代目)との戦いではスペルゲン反射光で反射されています。
これらの敵に対しては科特隊が撃破することもあれば、ウルトラマンがトドメを担当する回ではスペシウムエネルギーを別の形(例・八つ裂き光輪)に変換する、サイコキネシスを使うなどの工夫で勝利していますが、ゼットンとの戦いでは吸収されたのちにゼットンファイナルビームとして倍返しされて大敗を喫しています。
しかし、敵を倒す以外の使い方として、レッドキングとの戦いでは岩を撃ち落とすためだけに使用したり、先に述べた通りジェロニモンの毒羽根を撃ち落としたり、Uキラーザウルスとの戦いでは右腕を切断、知将・メフィラス星人三代目との戦いでは光弾を撃ち落とし、ギガキマイラとの戦いではキングゲスラの口内に潜り込んで発射するなど部位攻撃や防御に用いる例もあります。
如何だったでしょうか?
初代の必殺技が後のシリーズの技より劣ることが多いですが、ウルトラマンのスペシウム光線は基本技だから後のシリーズの戦士の技に劣る事に設定的な説得力が出る上に、ウルトラマンは基本技を必殺技の域にまで昇華しているとウルトラマンの株まで上がる素晴らしい設定だと私は思いました。
其れでは又何時か



2024年03月28日

ウルトラマンと言う名前

今回はウルトラマンの名前に関する小話をしたいと思います。
ウルトラマンは前作ウルトラQの大ヒットにより円谷プロダクションが製作した第2作目ですが、その名前が決まる迄には色々あった様です。
先ず最初に名前の候補に挙がったのは「科学特捜隊ベムラー」でした。
そう、ベムラーだったんです。
ベムラーは現在はウルトラマンと最初に戦った怪獣ですが、実は最初は主人公の名前として設定されていました。
ストーリーとしては、烏天狗に似た宇宙からやって来た正義の怪獣ベムラーが、事故で命を落とした科学特捜隊のサコミズ隊員と融合し、次々と現れる怪獣や侵略宇宙人と戦うというものだったようです。
ベムラーの名前もそうですが、ウルトラマンメビウスで防衛チーム『CREW GUYS JAPAN』のサコミズ隊長は昔は科学特捜隊に所属していた設定が有り、それがこの没案から来ている可能性は高いと思います。
しかし、この企画は監督の円谷英二氏が「それじゃ怖いから、もっと優しい顔の怪獣に…いや、スーパーヒーローを主役にしよう」という意見を出し、関係者からも「敵怪獣との区別がつきにくい」「ヒーローとしてのキャラクター性が弱い」との指摘があったことで正義の怪獣路線は没となりました。
漫画ULTRAMANにおいて姿が変わってしまった初代ウルトラマンがベムラーを名乗ったのはこう言う経緯があったからかもしれません。
次の候補の名前は「レッドマン」です。
そう、「赤いアイツ」「赤い通り魔」として名高いレッドマンです。
厳密には赤いアイツが生まれる前の企画時のネーミングで実はウルトラマンだけではなくウルトラセブンの企画の際にもこの名前が使用されました。
それ以降レッドマンという名前は円谷プロが新作ウルトラマンを立ち上げる時に機密漏洩防止に使われるダミーネームとして、現在でも使用されているそうです。
2013年に、ウルトラシリーズが世界で最もスピンオフ作品が作られたテレビ番組としてギネスブックに認定された時に、ノミネート作品内にウルトラファイトと共にカウントされているのもそのことが理由かもしれないですね。
因みに見た目は調べると出て来るんですが、身体はカラータイマーの無いウルトラマンなんですが、頭部が「機動戦士ガンダム」の一年戦争時代のシャア・アズナブルのヘルメットとウルトラマンの頭が一体化した様な、なんとも言えない見た目をしています。しかも、口と鼻も有るですよ、これが、正直視覚の情報量が多いんですよ。
如何だったでしょうか?
名作が生まれる迄には色々な試行錯誤があるものですね。
しかも没案をそのまま終わらせずに昇華させ利用することが大切と感じました。
しかし、ウルトラマンの名前。謎。
ウルトラマン、X?
本編内で主人公大空大地に名付けられてそのままですが、奇跡的にXが本名だったのか?
それとも、大地に名付けられるタイミングで大地だけに名乗ったのか?
気に入ってXと名乗っているだけで本名は別にあるのか?
何なんでしょうね彼は?
ウルトラセブンが本編中セブン上司から「恒点観測員340号」と呼称されていたのを考えるとXも番号で呼ばれていた可能性はありそうですね。
其れでは又何時か

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2024年02月22日

怪獣王の相棒、しかし不遇怪獣

久々に怪獣紹介をしたいと思います。
今回はゴジラシリーズより暴竜(暴龍)アンギラスの紹介です。
アンギラスの初登場はゴジラシリーズ2作目「ゴジラの逆襲」でゴジラにとっては初めての対戦怪獣となりました。
「アンギラス」という名前はかつて地球に生息していた鎧竜の一種・アンキロサウルスの通称、という設定であり、初登場作品『ゴジラの逆襲』にて第一目撃者の証言がアンキロサウルスと一致した事が名前の由来ですが、
作中「アンキロサウルスの資料」として提示されたイラスト・生態は通説とまるで異なるもので、狂暴な肉食性で体長もなんと45mとして紹介されるなど、現実世界のアンキロサウルスとは完全に乖離しています。そのため、あくまでも名前だけ借りたオリジナルの恐竜だと考える必要がありそうです。
全身の至る所に脳髄が分散しており、ゴジラ以上の体格ながら素早い動きができるという、後のゴジラの「第2の脳」の元ネタと思わしき設定があります。
水爆実験で復活・変異を起こした恐竜、というゴジラと似た共通点を持ちながら、激しく争う事になりました。
「ゴジラの逆襲」では時期は不明だが、岩戸島にて2代目ゴジラと戦いを繰り広げているのを、島に不時着した主人公らによって目撃され、その後海中に没したかに見えたが、ゴジラと共に大阪へ上陸。大阪湾岸部〜心斎橋〜淀屋橋〜大阪城公園と熾烈な戦いを繰り広げながら、大阪のど真ん中を蹂躙していきました。
互いに喉ばかりを狙って噛み付き攻撃を行うという非常に動物的な戦闘を行ったが、隙を突かれてついに自らが喉を食い破られてしまい、さらに(それまでは効果の無かった)はずの白熱光を浴びて炎上し、大阪城と共に炎の中で絶命しました。
2代目は「怪獣総進撃」にて登場し、凶暴だった初代と違ってゴジラや他の怪獣に協力的で、後のゴジラの良き相棒となります。
キラアク星人に操られて怪獣ランドを抜け出し、ゴジラとともに伊豆でキラアク星人の基地を攻撃しようとした攻撃部隊に襲い掛かりました。
その後、洗脳が解けると富士の裾野にて、地球怪獣軍団の一員としてキングギドラと対戦し、噛み付き攻撃を行ってダメージを与え、結果としてキングギドラは史上稀に見る悲惨なリンチの末に死亡し、地球の平和は守られたのでした。
「オール怪獣大進撃」は一郎少年の夢が舞台となっている為、夢の中の怪獣島の住人として登場でした。
「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」では本格的にゴジラの相棒としての描かれ方が強くなりました。
東京郊外からの不審な音波(実は地球侵略をもくろむM宇宙ハンター星雲人が宇宙へと発信していた信号だった)を察知したゴジラに頼まれ、怪獣島から東京へと偵察に出撃し、相模湾から上陸するも、何も知らない人類側がメーサー殺獣光線車を中心とした大部隊で迎撃を行った為、撤退を余儀なくされました。
その後、人類側がM宇宙ハンター星雲人の野望に気づくも、信号を察知したガイガンとキングギドラが飛来。これをうけて迎撃を決意したゴジラと共に東京へ上陸し、2対2の激闘を展開されます。
当初は、M宇宙ハンター星雲人の指示をうけて巧みに戦う敵怪獣達に苦戦を強いられますが、人類側の作戦によってその指示系統が壊滅すると形勢は逆転。
ゴジラと連携して、トゲの生えた背中で体当たりをかますなどの攻撃によって相手側を追いつめ、ついには宇宙へと追い返す事に成功しました。
因みにゴジラとの会話内容は、吹き出しとなって観客にも見える。ゴジラの相棒として偵察任務を忠実にこなしたが、会話の内容などを見る限りどちらかというとその扱いは子分でした。口調は媚びへつらうわけではなく、タメ口だしたが。
「ゴジラ対メガロ」では本筋には殆ど絡まない、すこしだけの登場。
物語の発端となる水爆実験が行われた際、怪獣島にもその影響が及んで地割れが発生し、これに飲み込まれひっくり返るという憂き目を見てしまいました。
そして、2代目最後の登場となった「ゴジラ対メカゴジラ」では吹雪の中に姿を現し、咆哮するシーンから映画がスタート(このことから、かなりの低温下でも行動が可能の様子。ちなみに劇中のラジオの音声から、この地が根室であると推測される)。
その後、富士山から出現したにせゴジラ(メカゴジラ)の正体を真っ先に見破り、御殿場に出現。地底から現れてにせゴジラを転倒させ、体の棘で切りつけ金属部分を露出させるなどして奮戦するも、顎を裂かれて吐血する(裂かれた部位からの流血にも見える)、何度も地面に叩きつけられるという惨いやられ方で撤退した。
この時には人類側にも「ゴジラと最も仲が良い怪獣」として認知されていました。
VSシリーズやミレニアムシリーズなど、中々登場しなかったアンギラスですが、とうとう「ゴジラ FINAL WARS」にて登場。X星人に洗脳され人類を攻撃し防衛軍の戦艦「火龍」を暴龍怪球烈弾〈アンギラスボール〉という身体を丸めて体当たりする技で撃墜しています。
その後、進撃するゴジラを食い止めるために富士の樹海でラドン・キングシーサーと共にこれを迎え撃つ。
暴龍怪球烈弾〈アンギラスボール〉となってゴジラを攻撃し、1回目は当たってゴジラをよろけさせるものの、次の攻撃は難なく避けられてラドンへと命中してしまい、さらにそれを拾ってキングシーサーが決めたシュートは何故かゴジラは避けようとせずにゴールキーパーよろしくセーブを試みたが、回転がかかっていた為にはずれ、岩盤にめり込んでしまう。
ここに飛び蹴りをゴジラに避けられたキングシーサーが勢い余って衝突し、3匹とものびてしまった。
ただし、ラスボス的存在であるモンスターXとカイザーギドラ以外の怪獣では唯一ゴジラによろめくほどの一撃を与えており、そういう意味では他の怪獣よりはいい扱いだったと言えるでしょう。
アニメ映画やその前日譚である小説などにも登場しました。ここまで長々とアンギラスの活躍を挙げてきましたが、何故アンギラスが不遇とされるのか、その原因は、登場を検討されながら何らかの要因で没になり続けていた事です。
理由は、川北特技監督曰く「四足のためゴジラと並んだ時に絵にならない」「膝をついて動くため、スピード感が出せない」とのことです。
没案を幾つか挙げると、「ゴジラVSデストロイア」が「ゴジラvsゴーストゴジラ」という企画だった時期にはゲスト怪獣としてアンギラスの登場が検討されており、デザイン画も描かれていた。また、デストロイア(企画段階では「バルバロイ」という名前)の一形態としてアンギラス型の怪獣「アンギラス・ハウンド」やバラゴンとの合体形態「バラギラス」の登場も検討されていた。
「ゴジラ・ザ・シリーズ」にも、企画書にはアンギラスの名前が記されていた。
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃」には、護国三聖獣の一体として、「とある黄金の冷凍怪獣」が登場が予定されていたが却下されたのは有名な話。
「ゴジラ×メカゴジラ」では機龍と戦う案が出された(対メカゴジラの時のような前座としての立場での登場だったようだ)。更に「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ東京SOS」では死骸での登場が検討されたがカメーバに変更された。
後者の脚本を担当した横谷昌宏によれば、製作の富山省吾が人気怪獣であるアンギラスに死体役をやらせることを反対したという。
これら以外にも「GODZILLA King of the monsters」で登場が予想されましたが残念ながらアンギラスっぽい怪獣の骨が一瞬映っただけでした。
ゴジラの最初の対戦怪獣で、その後良き相棒(子分?)だったのに、VSシリーズには登場せず、企画段階で没にされる。
これが不遇と言われる所以ですが、そもそも再登場自体検討されないような怪獣も居るんですがね。
如何だったでしょうか?
今回はいつもより長くなってしまいましたね。
それではまたいつか




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posted by 俊丸 at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ゴジラ

2024年01月28日

胸に輝く宝石は

今回はウルトラマンのカラータイマーについての小話です。
『ウルトラマンのエネルギーは地球上では3分間しか持たない。エネルギーが少なくなるとカラータイマーが赤に変わる。そしてカラータイマーの光が消えた時、ウルトラマンは二度と立ち上がる力を失ってしまうのだ。』と言うナレーションを聞いたことは皆さんにはあるでしょうか?
これは帰ってきたウルトラマンの劇中でジャックのカラータイマーが点滅を始めた際に語られるナレーションでウルトラマンの活動時間は3分間という設定はここから生まれました。因みに初代では3分間設定がないので「地球上ではエネルギーを急激に消耗する」となっていました。
ウルトラマンのエネルギー器官で活動に欠かせないカラータイマーですが、とある監督がリブートした作品に登場したウルトラマンにはカラータイマーが無いのは何故かわかるでしょうか?
実はウルトラマンのデザイナー成田亨氏の原案はカラータイマーと目の黒点(スーツアクターの覗き穴)が無い物でした。しかし、覗き穴の無い状態で第1回特写会の際、ウルトラマンが手を引かれてよろめきながらステージに立つような状況だった為に、急遽開けられた物でした。これは成田氏にとっては不本意であり、ウルトラマンのスーツアクターの古谷氏は「怒っているようでもあり、マスクに傷を入れるのを悲しんでいるような複雑な表情だった」と述べたそうです。後になって成田氏は古谷氏に、「やるせなかったが、あの場では仕方がなかった。実際の撮影では戻すつもりだったが、時間もなく面倒くさくてあのままにしてしまった。デザイナーとしては失格だったよ」と心情を吐露したそうです。
そして、問題のカラータイマーですが、これは「怪獣に対して無敵すぎる設定を鑑みて『時間制限』という弱点を設けた」「経費削減の都合で特撮シーンの撮影時間に制限を設けなければならなかった」の二つが主な要因であったとされています。確かに時間無制限に戦えてしまえば、後々に出涸らし呼ばわりされる「ウルトラファイト」や怪獣を襲う通り魔、赤いアイツこと「レッドマン」の様な無双番組に成り兼ねませんからね。
これ等の関係で子供にも分かり易く視覚化したのがカラータイマーだったのですが、成田氏は酷く嫌っており、晩年になっても氏が自身の作品中でウルトラマンにカラータイマーを描く事はほぼなかったそうです。
因みに、シン・ウルトラマンは最新技術によってウルトラマンをフルCGにしたことで、制限時間を体色の変化で表しました。
他にも初代ウルトラマン当時ではただの誤情報だったゾーフィが本当にゼットン連れて出てきました。
正直に言って小ネタとかでやってるんだと思うんですけど、何年前のネタなんだと思いますね。宇宙警備隊の隊長とゾーフィを混同する事は無いと思いますが「かつての誤情報を本当にする奴がいるか普通?」と、思ってしまいます。
如何だったでしょうか?
今回はウルトラマンのデザインについての小話。そして、シン・ウルトラマンについて私が思った事を少しだけ語らせていただきました。
作品についてどう思うのかは人それぞれで、新作好きも懐古厨もどちらも良いと私は思います。過度に相手に押し付けたりしない限りは。
皆さんも、他人の感想も自分の感想もどちらも大切に、傷付け合わないように配慮して作品を楽しんでいきましょう。


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