例えば様々なエネルギーを触れずに捕食し太陽すら餌にしかねないバルンガ。二つの隕石が融合して四次元を操るブルトン。宇宙の天体を吸収しながら無限に巨大化していくブラックホールが意思を持ったかのようなバキューモン。物質にまで圧縮された光の塊であるプリズ魔。無そのものであるグリーザ。など不条理が闊歩してるわけですが、その中でも飛びぬけて理不尽な怪獣をご紹介したいと思います。
夢幻神獣・魔デウス。ウルトラマンマックス第22話「胡蝶の夢」に登場。
身長24m・体重3万5千t・出身地夢の中。
特撮番組『21世紀版空想科学特撮シリーズ ウルトラマンマックス』の脚本家である蓮沼(演:石橋蓮司)の奇妙な夢に登場した原型師の女がデザインした怪獣で、名前の由来は〈デウスエクスマキナ〉からもじって〈魔デウス〉となり、主人公トウマ・カイトとなった蓮沼との会話か ら姿は「何を考えてるか分からない掴み所の無さ」、「多くの夢を取り込み過ぎて抽象化した姿」というコンセプトから無機質なオブジェのような球体状になりました。
その後、夢の中に作られたマックスの世界で怪獣化し暴れ出し、DASHの戦闘機ダッシュバードの攻撃をドーナツや三日月のように変型してかわすなどトリッキーな戦法で撃墜、カイトと入れ替わった蓮沼が変身したマックスのマクシウムカノンも吸収して撃ち返し、球体になっての体当たりで圧倒、更に巨大な口を作ってマックスを飲み込むが、現実世界で蓮沼となったカイトが脚本に書き足した、内部からエネルギーを爆発させるという荒業「パワードトルネード(体内で大回転)」で倒された・・・。
はずだが、蓮沼が夢を見ると復活、現実世界で地震を起こすという影響を与えるようになった。
脚本の結末が書かれないままに暴れたために、途中までに倒す、封印、大人しくさせるという解決策が一切存在しなかった。ある意味無敵のウルトラ怪獣だったと言えるでしょう。
ウルトラマンマックスは1話完結のオムニバス形式だった為、実はこの話に出て来たマックスは今でも原型師の女と魔デウスの造り出した胡蝶の夢に囚われたままの可能性が有るのではないかと思うのです。
この魔デウスの恐ろしさは脚本の結末が描かれるまでどんな手段を講じても倒せず、更には所謂第4の壁を突破してくるという特性を持つ怪獣のため、脚本を書き替えない限り、魔デウスにはオーマジオウだろうがウルトラマンゼロだろうがゴーカイレッドだろうがアイアンマンだろうが勝つことが出来ないと考えられ、よくあるジャンル混同最強議論でも当時は常連で、扱うとややこしいため出禁になったなんて話も有るらしいです。
如何だったでしょうか?
ウルトラシリーズきっての理不尽怪獣が生まれたのはマックスが原点回帰を題材としてコンセプトが最強最速の為、敵の怪獣、宇宙人の戦闘力も最強クラスの為と考えられます、是非一度見てみて下さい。
それでは又何時か
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