突然の退去勧告！
アパート老朽化で家主都合による退去、
引っ越し費用なんかない！
なんとかならんかなぁ〜?@
ワン！！！

本件建物も築後２３年目を迎え、各所に傷みや老朽化の進行が顕著に現れて参りました。
また、２０１１年３月に発生しました東日本大震災以降、雨漏りや亀裂、建付け等の悪化が著しく、都度修繕を施しておりますが根本的な解決には至っておりません。

中略


よって、借地借家法２７条、および賃貸借契約書第１２条に基づきご通知致します。
本書面到達日から起算し、満６ヶ月の経過をもちまして、貴方様との賃貸借契約を解除させて頂きたく、ここにご通知申し上げます。
なお、安全性の観点から、まずは本件建物の取り壊しが急務でありますので、取り壊し後の新たな建物の建築につきましての時期・詳細は未定でございます。

借地借家法第２６条１項
『建物の賃貸借について期間の定めがある場合において、当事者が期間の満了の一年前から六月前までの間に相手方に対して更新をしない旨の通知又は条件を変更しなければ更新しない旨の通知をしなかったときは、従前の契約と同一の条件で契約を更新したものとみなす。ただし、その期間は、定めがないものとする。』

更新拒絶通知（立退き通知）は６ヶ月以上前にしなければならず、その条件を満たさない突然の立退き通知は無効、賃貸借契約は問題なく更新されます。また、６ヶ月以上前に通知すれば当然に更新を拒否できるのではなく、第２８条記載の正当事由が必要になります。

借地借家法第２８条
『更新をしない旨の通知又は条件を変更しなければ更新をしない旨の通知又は建物の賃貸借の解約の申入れは、建物の賃貸人及び賃借人が建物の使用を必要とする事情のほか、建物の賃貸借に関する従前の経過、建物の利用状況及び建物の現況並びに建物の賃貸人が建物の明渡しの条件として又は建物の明渡しと引換えに建物の賃借人に対して財産上の給付をする旨の申出をした場合におけるその申出を考慮して、正当の事由があると認められる場合でなければ、することができない。』

• 大家さんと入居者のどちらがより建物の使用を必要としているのか
• 家賃や更新料などの滞納の有無など
• 賃貸物件を大事に利用しているかどうかなど
• 賃貸物件の老朽化、防災上の危険性、周辺地域の土地の利用状況等
• 金銭（立ち退き料）による正当事由の補強

• 老朽化での建替えはよほどのことがない限り（倒壊寸前とか）補修又は補強をすればよいという理由で正当理由と認められる可能性は低い
• 家賃の滞納などの借主側には非がない
• 従って、貸主側の言いなりに立ち退き要求に応じる必要（義務）はなく、これまで通り住み続けて良いということになるみたい
  
• 納得できる適正な立ち退き料の支払いは正当事由と見なされるらしい

• 老朽化では正当理由になる可能性は低い
• 更新拒絶通知に立ち退き料などの補償の記載がないのは個別に交渉して費用を抑える為、つまり何も言わずに引っ越してくれる借主もいる
• 立ち退き専門の業者がくる可能性がある
• 新居探しは管理会社と話をしてから始めた方がよい

もしもし〜
賃貸借契約を解除の連絡がきたのですが
引っ越しの予定もなく費用もないし
出張もおおくて6ヶ月以内に引っ越し先を見つけるのはできません
事情はわかりますが、どうにかなりませんか

老朽化が激しいので建てかえの予定をしていますが時期は不明です
近々に社長が伺って補償のお話をするのでご予定を伺いたいです