それは、 死ぬ(棺桶に入る)までにしたいことをリストにしたもの。
アメリカから広がったもので、英語で棺桶を意味するbucket(バケツ)から、通称「バケット・リスト(棺桶リスト)」と呼ばれるようになりました。
Unsplash
の That's Her Business
が撮影した写真
映画ではガンになったりして、余命宣告をされた人がやり始めるのが定番ですが、これはなにも死を宣告されてからでなければできない、というわけではありません。
エンディングノート、 終活ノートと併せて、最近は人生の目標をはっきりさせるためや、人生を変えるために
このリストを作る人も増えています。
映画を参考に、あなたも 「死ぬまでにやりたいこと」のリストを、作ってみませんか?
『最高の人生のみつけ方 The Bucket List』
(2007年/97分/アメリカ)
実直な自動車整備工のカーター( モーガン・フリーマン )と大富豪エドワード( ジャック・ニコルソン )は、ガンで入院した病室で出会い、ともに余命半年と宣告される。“棺おけに入るまでにやっておきたいこと”を書き出した“バケット(棺おけ)リスト”を作った2人は、リストを実現させるため人生最後の旅に出る。
?男ふたりの大冒険
「スタンド・バイ・ミー」の ロブ・ライナー監督 作品なので、冒険心溢れる内容。財産をあの世に持ってはいけないと悟った大富豪だけあって、リストの内容も桁外れ。ジャック・ニコルソンの傍若無人ぶりと、子供に戻ったように楽しむ2人の姿が笑いを誘う。笑って泣けるヒューマンドラマ。
『17歳のエンディングノートNow Is Good』
(2012年/103分/イギリス)
イギリスのブライトン。白血病で若くして余命が短いことを宣告された少女テッサ( ダコタ・ファニング )は引きこり生活を送っていた。17歳になり、いよいよ死期が近いことを悟った彼女は、「お酒を飲む」「セックス」など危険な「TO DOリスト」を作り、残りの人生を楽しもうと決める。そんな時、隣に引越してきた青年アダム( ジェレミー・アーバイン )に恋をしたことから、テッサは生きることの意味を考え直すことになる。
原題は、いつデートするかとアダムに聞かれたテッサが「Now is good. (今がいい)」と答えることに由来。
子供の頃から死を身近に感じてきたテッサは「セックスをする」をリストに入れても「恋をする」とは書かない。愛なんてそう簡単に手に入るはずがない、と思うような冷めた子なのだ。でも、諦めた途端恋は降ってくるものらしい。越してきた隣人と恋に落ちたことで、彼女は初めて「私、今生きてる!」と感じることになる。
バケットリストに関する役を演じるのは ミシェル・ファイファー 。彼女が演じるイングリッドは死を宣告されたわけではないが、仕事に嫌気が差して会社を辞めたのを機に、この際やってみたいことを幾つか新年の目標として立てた。消極的でパッとしない中年女性である彼女のささやかなリストを、若いザックがあの手この手で叶えていく。こんな叶え方もありか?という発見もありつつ、映画の中の年の差恋愛が楽しめる。『ヘアスプレー』でミシェルと共演してファンだったザックは、彼女とのキスシーンを演じたことで夢が叶ったと報告している。
彼女は母と夫と子どもたちの世話をして働きながら死の準備をした。
それって、ものすごいことだと、自分のためだけに生きている私は思う。
たった2ヶ月でも、やろうと思えば人はたいていのことができると、彼女は証明した。この映画はただのお涙頂戴劇ではない。「生き方」を考えるための映画だ。
映画を観終わった後、あなたは「死ぬまでにしたい10のこと」リストを書きたくなるにちがいない。
⇓⇓ DVDのレンタルはこちらがお得 ⇓⇓
タグ: テーマ別