旅で人生が変わった ロード・ムービーを10本集めてみました。
◆旅先の出会いで成長する系◆
■若き日のチェ・ゲバラが、ブエノスアイレスからチリ、ペルー、コロンビア、ベネズエラへと南米大陸横断の旅をする
旅で出会った人々によって、抑圧された民衆の痛みを知ったこと。
現実を目の当たりにすることで、女の子にしか興味のない普通の青年だった若き日のチェ・ゲバラの 人生観が大きく変わった。
■失恋した女性がマイカーでメンフィス、ラスベガスへとアメリカを横断しながら、知らない土地での暮らしを体験する
『マイ・ブルーベリー・ナイツ
My Blueberry Nights』
My Blueberry Nights』
(2007年製作/95分/香港・フランス合作)
【Story】
失恋したばかりのエリザベス( ノラ・ジョーンズ )。カフェオーナーのジェレミー( ジュード・ロウ )が焼くブルーベリーパイに癒されるが、変わりたいと思って出たひとり旅で様々な事情を抱えた人たちに出会い、誰が一番大切な人なのかに気づく。
【見どころ】
・旅先で出会う人々を演じる ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ、デヴィッド・ストラザーン ら豪華キャスト。
・シンガーのノラ・ジョーンズがヒロインを演じるラブストーリーのロード・ムービー。
・ロマンティックな対角線上のキス
失恋を乗り越え、変わりたくて旅に出たこと。
そこで愛を求める人、愛に縛られる人、愛から逃れようとする人々に出会い、 自分が本当に求める愛に気づく。
◆別人になろうとする系◆
■全てを捨てて荒野を目指す青年の、サウス・ダコタ、ソルトレイクシティ、そしてアラスカへの帰らざる旅
『イントゥ・ザ・ワイルド Into the Wild』
(2007年製作/140分/アメリカ)
(2007年製作/140分/アメリカ)
【Story】
ショーン・ペン監督 が実話に基づくジョン・クラカワーのノンフィクション「荒野へ」を映画化。恵まれた環境で育ちながらも、人生に不満を抱えていたクリス( エミール・ハーシュ )は大学を卒業すると、名前もお金も全てを捨てて旅をしながらアメリカを横断し、アラスカの荒野へと向かう。その果てには、思わぬ運命が待ち受けていた。
【見どころ】
・アメリカの雄大な自然と、出会った人の心に深く残ったクリスという魅力的な青年。
・随所に挿入される名言の数々。
・超絶エロかわいいブレイク前の クリステン・スチュワート。
身分証も現金も燃やし、名前も家族も捨てて荒野へと分け入ったこと。
断捨離しすぎても、人生は虚しいと気づいた時は遅かった…。死を前に彼が書き残した言葉。それは…
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合ったときだ」
■人生に行き詰まった男と少しイカれた女の、フロリダからヴァージニア州へのドライブ旅
全くの別人になって生まれ変わろうとしたこと。
でも 人生を変えたいなら、本当の自分と向き合うしかないんだな、とこの映画を見た人は思うだろう。
◆新しい自分を発見しちゃう系◆
■犯罪者となった女ふたりが、南米目指してオクラホマからグランドキャニオンへ
『テルマ&ルイーズ Thelma & Louise』
(1991年製作/128分/アメリカ)
【Story】
週末のドライブ旅行に出かけた平凡な主婦のテルマ( ジーナ・デイビス )とウェイトレスのルイーズ( スーザン・サランドン )。テルマが男に襲われ、あわやレイプというところで、助けに入ったルイーズが男を拳銃で射殺。彼女たちが逃避行を続けながら本当の自分を解放していく一方で、刑事ハル( ハーヴェイ・カイテル )は何とか二人を踏み止まらせようとしていた。
【見どころ】
・何も怖いものがなくなった女たちの野性的な美しさ。 グランドキャニオンでのラストシーンは圧巻で、一生記憶に残る。
・ブレイク前の ブラピ の裸。
しがらみから解放されたこと。
一線を越えて逃亡者になったことで、「どうにでもなれ」と自分を解放することに快感を覚えてしまったふたりの末路を、幸福と取るか悲劇と取るか…
■3年間ひたすら走り続けて何度もアメリカ横断をする、俊足と清らかな心をもった男フォレスト・ガンプ
不可能という言葉が絶対ではないと知ったこと。
いじめられて逃げるうちに足の矯正器具が外れて、誰よりも早く走れるようになった。
■マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへフードトラックと共にアメリカ横断旅
『シェフ 三つ星フードトラック始めました
Chef』
Chef』
(2014年製作/115分/PG12/アメリカ)
【Story】
ロサンゼルスの一流レストランでの職を失くしたシェフのカール( ジョン・ファブロー )は、息子を連れて故郷のマイアミを訪れる。そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、フードトラックでサンドイッチの移動販売を始める。SNSでの拡散により次第に評判を呼び始めたフードトラックで、息子や仲間たちの協力を得てアメリカを横断していく。
【見どころ】
・ ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン ら豪華ハリウッドスターがチョイ役で出演。
・シェフが作るめちゃくちゃ美味しそうな絶品ファストフード
失業したこと。
不運に見えることから、成功(人生の大逆転)は始まる。
◆旅先で恋に落ちる系◆
■姉の死の真相を求めてアメリカからパリ、そしてポルトガルへ旅する18歳の少女
大切な人の真実を求めてひとり旅立ったこと。
「可愛い子には旅をさせろ」ではないが、 まだ若いからこそひとりで未知の世界に踏み入ることも必要なのかも。
■恋人を奪い返しにフランスを訪れたアメリカ人女性がパリからカンヌ、そしてプロヴァンスへと旅をする
婚約者を取り戻すために飛行機恐怖症を克服して、行きあたりばったりの旅に出たこと。
行く先々でドジを重ね、泣いたり喚いたりと感情に素直でいつも一生懸命なヒロインは、ある意味男がほっとかない?
■ウッディ・アレン監督によるスペイン、バルセロナが舞台のひと夏のロマンス
『それでも恋するバルセロナ
Vicky Cristina Barcelona』
Vicky Cristina Barcelona』
(2008年製作/96分/アメリカ・スペイン)
【Story】
婚約者もいる真面目なヴィッキー( レベッカ・ホール )と、情熱的な恋を求める自由奔放なクリスティーナ( スカーレット・ヨハンソン )。親友同士の2人は、夏のバカンスを過ごすバルセロナで魅力的な画家フアン・アントニオ( ハビエル・バルデム )に出会い、それぞれ彼に惹かれていく。しかし、そこへ彼の美しい元妻( ペネロペ・クルス )が現れ、思わぬ四角関係に……
【見どころ】
・ ペネロペ・クルス の 圧倒的な存在感。
・実生活でも夫婦の ハビエル・バルデムとペネロペ・クルス が演じる強烈なラテン系夫婦。
・ラストの何事もなかったかのようなヴィッキーとクリスティーナの表情
「この人に惹かれる」という 直感に従ったこと。
そして痛い目見たけど、なんか青春の1ページにはなったわ、的な…。でも結構ものすごい体験だと思うわ。
いかがだったでしょうか?
「人生を変えたい!」と思った時に、まず確実に何かを変えてくれるのが、 旅です。
それもパックツアーではなく、細かく予定を立てない 行きあたりばったりの旅。
帰国後に同じ生活に戻ったとしても、きっと旅をする前の自分とは決定的に何かが違っていることでしょう。
ワクワクに従うことが幸運を呼び寄せるという 風の時代、あなたも旅に出てみませんか?
★ 『人生を変える映画?B 自分らしくないことをする篇』 はこちらへ。
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