学会 兼 勉強会に
参加してきました。
脳腫瘍、神経変性疾患に関する
演題が多数出ていました。
学会では
亡くなった方の組織をみて
「何が起こったのか」を
詳細にみていきます。
その中には
病気の原因が必ず
隠れているはずですから。
解剖は
病気で亡くなられた方
の生前の同意を得たうえで
行われます。
本人に承諾や承認の能力がない場合には
ご家族の方から承諾や協力を得ます。
神経変性疾患の中でも
特に「難病中の難病」
といわれている
病気があります。
筋萎縮性側索硬化症
略してALSといわれます。
今は
まったく
病態を改善する
方法がありません。
古くは
アメリカ大リーグ
ヤンキース所属の
名プレイヤー
ルー・ゲーリック
が罹患した疾患としても有名です。
今でも
アメリカでは
ALSを
ルーゲーリック病(Lou Gehrig's 病)
ともよびます。
ALSの患者さんは
徐々に
ほぼすべての
動かせる
筋肉がマヒしていきます。
手足はもちろん
指、体、舌も一切
動かせなくなります。
ただ、
感覚は
正常に残っています。
つまり
「蚊がとまって かゆい。」
でも
「掻くことができない。」のです。
末期には
呼吸する筋肉も
衰えてしまい
呼吸できなくなり、
亡くなります。
この疾患に罹患された方々は
たいてい、
生前に自分の剖検に
賛同してくださいます。
この悲痛な
「難病中の難病」が
少しでも解明され、
早く治療ができるように。
という
希望を
我々を含めた
次世代に託されるのです。
この思いに
「応えているのだろうか?」
「もっと良い研究方法があるのではないか?」
ALSやアルツハイマー病で
亡くなった方々の組織を
使わせてもらうたびに
迷いや未熟さを痛感します。
人類は
これまで
「想像」したものは
必ず
「創造」してきました。
「病気は必ず治癒する」という
思いも
必ず
創造されるはず。
時間は限られています。
少しでも
前進、前進が
思いの実現につながると
信じています。
ようやく学会が終了しました。
更新回数をふやしますので、
ポチッとご声援のほどよろしくおねがいします。
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