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今日はアガサ・クリスティ—の「書斎の死体」です。
読書感想ではなくて、ドラマ感想です。
グラナダ版のAgatha Christie's Marple
主演ジェラルディン・マクイーワン(1〜3シリーズ)
さてさて、私はポワロシリーズは本を集めました。
ミス・マープル物は持っていません。
というのも、椅子に座って捜査もせずなぞが解けることに懐疑的で、
いやいや、そんなんで解ったら、警察要らないじゃん
とか思っていたもので、
2004年放送開始らしいですが、わりと最近まで見ることはありませんでした。
それが数年前、ミスマープルが放送され、始めて見たときの面白さ。
クリスティー独特の観察眼や、ミスリードのうまさに、これは面白い!
となったけれど、いかんせん、
クリスティーの作品は長編は長く、文庫本は分厚く高い。
ミスマープルは基本長編が多いので、どうしても、集めるとなると高額になる。
古本だと言っても、きれいな状態のものが多いので、
値引きされてこの値段? とがっかりして、手元にはない。
だから、ドラマだけの感想になってしまうのですが、
このグラナダ版では、二人の女優さんがミスマープルを演じています。
ジェラルディン・マクイーワンさんと、ジュリア・マッケンジーさん
どちらが好みかと言われても、私の中にミスマープル像は確立していなくて、
どちらも好きです。
今回の「書斎の死体」は、1作目なので、ジェラルディンさんの方ですが、
面白く見れました。少しやせすぎているので、
イギリスの田舎のおばあちゃんてこんなもんなのだろう。と思わせてくれました。
編み物をしながら、「でもね、」と話に入って来るなんて、
日本のおばあちゃんも一緒。
やはり、おばあちゃん共通なのかしら(笑)
だけど、年の功で、見ているところが違う。
そして、それを使いタイミングが抜群にいい。
若いとどうしてもそのタイミングを逃しがちだけど、そこは抜け目がない。
しかし、よくよく行く先々で犯罪に巻き込まれる人っているんだ(笑)
と思ってしまうほど、彼女の周りで殺人事件が起こる。
ふと思うが、私は今の今まで生きてきて、一度も殺人事件に出くわしたことはないぞ???
しかも、ミスマープルの知り合いやお友達というのが、田舎のおばあちゃんなのに、すごすぎる。
だからこそ、警察官も無理に邪険にできないところがあるけど、
それも、彼女の推理力を見て考えが変わってくる。
このドラマの感想としては、
田舎ゆえの噂話や、集団心理がリアルで、ちょっと怖かった。
てか、田舎の家の防犯意識の薄さよ(笑)
ちょっとしたことで侵入されちゃぁ、そんな大きい家に住めないじゃない?
とか心配してしまう。
こういう古いドラマ、いわゆる時代劇を見ると、
古き良き時代の家や、家具や、生活様式が見られて非常に面白い。
そして、舞台となる書斎の何とも趣のあること。
とても素敵!!!
ああいう書斎に居たい。
壁一面の本棚に、上の本を取るためのはしご
ゆっくり座れるソファー。
丁度いい高さのサイドテーブル。
どれもが書斎に居られる最高の家具ばかり。
そして、大きな机。
憧れるわぁ。
現状の机はモノがあふれ、お気に入りの万年筆が見当たらないと探し回らなきゃいけない。
片付けよ、そのうち。暖かくなったら……
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