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2014年06月11日

プリプロをしよう1 ソフト選び




さて、今回は具体的なプリプロの方法です。
前回の内容の通り、プリプロとはレコーディングの予習のようなモノです。

どこまでやるかで必要なものはだいぶ変わってくるのですが、今回はあくまで レコーディングに入る前提 のプリプロという割り切った条件で話を進めていきます。

・・・というのも、初音ミクなどウェブ配信が盛んになった昨今、プリプロとレコーディングの境が非常にわかりにくくなってきています。
初音ミクなどを始めとする配信をメインとするアーティストは、予算や初音ミクというソフトの性質上、 そもそもレコーディングに入らない ということは珍しくないです。
そのようなアーティストのしている事を俗に宅録とかって言います。
精度の差はありますが、具体的な内容に関してはプリプロと変わりはありません。
ドラムを打ち込んで、ギターをアンプシュミレーターで録音してベースをラインで録音してソフトシンセを鳴らしてオケを作りそれに初音ミクを入れる(ボーカルを入れる)・・・

初音ミクのような配信型のレコーディングを必要としない音源制作 と、
一般的な バンドのような生音にこだわりレコーディングをするような音源制作
どちらが今一般的かと言われるとなんとも言えないです。

さて、少し話がそれましたが今回はバンドでレコーディングをするという前提でプリプロのやり方を説明しようと思います。

まず必要なものが3つかあります。

・パソコン
・DAW(MTR)
・オーディオインターフェース(MTRの場合不要)

です。
楽器や、マイクに関しては省略しました。
DAWというのはパソコンで音楽を作るためのソフトです。
MTRというのは音楽を作るための機械です。
オーディオインターフェースというのはパソコンとマイク/ギターなどをつなぐ機械です。

パソコンは 今回は 一般的なノートパソコンで十分です。(デュアルコア、メモリ4G程度)
これはあくまで今回のプリプロのレベルでの話です。前記のように最後まで作りこむような作業をする場合もうすこしいいパソコンが必要となります。
画面はなるべく大きいほうが作業しやすいです。

DAWは自分の好きなものを選びましょう。
プリプロに最適ななるべく安価なものをピックアップしておきます。

Protools系


Cubase系


SONAR系


どれもオーディオインターフェースを持っていない入門者向けで選びました。
全てインターフェースと廉価版のソフトが付いたものです。
その他にも、Logic、Digital Performerなどたくさんなソフトがあります。

ドラムの録音のことを考えるとZoom R24、Protoolsであれば作業ファイルがそのままレコーディングスタジオでも使える、値段で選べばSONARなど色々な考え方がありますが
自分の一番使いやすいものを選ぶのが得策かと思います。
一見Protoolsが作業ファイルをどこでも使えて便利なように見えますが、作業ファイルごと持ち込んで作業するというのはレアケースなのでそれほど気にしなくてもいいです。

ちなみに私は録音にはProtools、作編曲にはSONARを使っています。
だからと言ってCubaseが劣っているわけではなく、むしろSONARと比べれば優秀(?)であると思います。

それから余談ではありますが、
最初はソフトとインターフェースを抱き合わせで買うことをオススメします。
その理由は、DAWとはとても初期設定の面倒くさいソフトで別々に買って設定すると何故か音がでないなど色々なことが起こる可能性があります。
抱き合わせで買うことで初期設定のままある程度使えるなどストレスフリーに初められることが多いので最初の購入は抱き合わせで買うことをおすすめします。

さて、次回は実際に音を取るのに必要なことに進んで行こうと思います。









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