プリプロをしよう4 音を録ろう!(上モノ録り)




プリプロもいよいよ後半戦!
06.リズムギター(鍵盤)を録るからの記事です。
01.~05.までの記事は前回の記事を御覧ください。

01.楽曲のキーを決める
02.楽曲のテンポを決める


04.ドラムを録る(プリプロ本録)
05.ベースを録る
↓-----------------ここから------------------↓
06.リズムギター(鍵盤)を録る
07.リードギター(鍵盤)を録る
08.ボーカルを録る
09.コーラスを録る


06.リズムギター(鍵盤)を録る
リズムギターの録音です、ここでもクリックに囚われすぎず自分のドラマーとベーシストの作ったグルーヴを信じましょう。
もしグルーヴを感じれないとすればリズム録りに問題ありか、ギタリストさんに問題ありです。
レコーディングまでに最高のコンディションに持って行って下さい。
それからこの段階でコードの質感や音作りを意識して下さい。どちらも本番の録音での時間短縮に大いに役立ちます。
それから初歩的なことなのですが、ここでベースと全然違うことやってることに気がついたりします。
意図的ならいいのですが、意図しない場合この段階で修正をして下さい。

07.リードギター(鍵盤)を録る
リズムギターとの音色の兼ね合いに気をつけてください。
ここまで来たら何も恐れないで!メンバーの作ってきたグルーヴに乗ろう!

08.ボーカルを録る
さて、一番の鬼門ボーカル録りです。
この段階で今まで作ってきた曲が名曲かどうかが決まります。
プリプロで出来ないことは本番の録音でも出来ないと思ったほうがいいです。技術的なことを言うならば あとでハモリを入れるときに綺麗に字ハモになるようにリリースなどを曖昧にしないことが大切です。
本番のレコーディングでは時間がかかっても自分の納得の行くテイクをとって下さい。
ここがレコーディングで一番お金をかけるべき部分だと思います。


09.コーラスを録る
さて、最後のコーラス録りです。実はここが一番躓いてしまう部分だったりします。
コーラスパート担当者に非常に多いのが 出たとこ勝負のコーラスさん です。実際にボーカル録りまで終えて、 「さてコーラスどうしよう。」 なんてことも無くは無いです。実際にどんなに転調しようが感覚でぴったりハモってくるコーラスさんもいなくは無いですがシッカリ決めておいて損はないでしょう。

ここまでがプリプロの流れです。

実際にここまでやる過程で、ここはこうしたい、ここはどうしたいなんてことが山ほど出てくるはずです。
プリプロをやらずに録音に入るとそれらを現場でやるわけですね。恐ろしい。

しかしながら、不思議なことに ここまでやっても当日やりたい事っていうのはポンポン出てくるわけです。
限られた時間とお金で録音を終わらすためにはシッカリとしたプリプロをやっておくことで当日の迷いが多少減ります。
レコーディングに入る時には是非入念なプリプロをしてみてください。

確実に音源のクオリティに繋がっていきます。

次回は、レコーディング当日の話をしようと思います。










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2014年06月14日

レコーディングの時にあると助かるもの。




ここまでプリプロの大まかな流れを説明してきました。
ここまでやってさあ実際にレコスタに行こう!

でもちょっと待って下さい・・・


レコーディングスタジオに入った時にいる人を考えてみましょう・・・
まず、 バンドメンバー がいます。
これはレコーディングの日程によっては全員必要ではないです。
それから必要な場合 サポートの演奏者さん
そして、レコーディングの全日程に関わる重要人物がもうひとりいます・・・

それは、 レコーディングエンジニアさん です。

レコーディングエンジニアさんっていうのは性質上、楽器が弾けたり音楽の出来る人が多いので意外とその場でなんとかしてくれるものなのですが、ここであるとスムーズに作業がすすむモノやコトを書いていこうと思います。

01.曲のタイトルは決めておこう。
02.歌詞カードと構成表を用意しよう。
03.プロデューサーを決めておこうです。


今回も当たり前の事が多いですが、これらをシッカリ決めておくことで後々細かいことでいらいらしなくてすみます。(アーティストさん、エンジニアさんともに)

それでは、各項目細かく見ていくことにしましょう・・・

01.曲のタイトルを決めておこう。
実際に録音に入っても曲名は悩んでいるなんてこと、多々あります。
厳密に言うとそこまでに明確なタイトルを決めておく必要はないのですが 仮名は決めておくと後々便利です。
というのも、現場ではおおよそProtoolsと言うソフトを使ってレコーディングを進めていきます。
この Protoolsというソフト(その他DAWも)の性質上、作業ファイルの名前は最初に決めて置かなければいけないからです。
ここで仮名を決めておかなないとアルバムをとった時に「4曲めにとった曲を~」など曖昧になってしまうことがあります。
印象に残る曲なら覚えていたりはしますが、 ぶっちゃけ曲が似ていたりするとよくわからなくなることがあるので仮でもいいので名称を決めておきましょう。

02.歌詞カードと構成表を用意しよう。
歌詞カードと構成表、こんなものです。

歌詞カード
kashi
構成表
kousei

構成表の二段名の数字は小節数です。 構成表は無くても構いません。 歌詞カードはあったほうがいいです。
これは、メンバーとエンジニアの確認用です。意外とバンドメンバーが歌詞を知らないってことあります。
それから構成表は 「1Aメロの頭から録り直しお願いしますー」なんて言われても、エンジニアは「どこや・・・」ってなることが多い ので表にしておくと分かりやすいです。

03.プロデューサーを決めておこう。
これ、 実は一番大事だったりします。
レコーディングが長期に及ぶほどメンバー皆が集まれなくてその場にいる何人かでレコーディングを進めていくことになります。
そうなった時に 微妙なテイクやアレンジの変更などのOKを出せる人間を一人決めておきましょう。
そうしないと 判断基準が曖昧になってしまいパリっとした音源に仕上がらない 事が多いです。
プロデューサーの役割を担う人間はなるべくレコーディングに顔を出しましょう。
エンジニアに対して「どうですかね?」と聞かれても困るのです。(エンジニアがプロデューサーをやっていいのなら別の話ですが・・・)


以上が持って行くとスムーズに事がすすむモノやコトです。

実際のレコーディングはエンジニアさんとの仲によってはどれも必要のないものですが用意しておいて損はないと思います。

ここまで来たらあとは納得の行くまで楽曲を詰めていきましょう。
スタジオを長くとればとるほど、雰囲気の悪くなることもあるとは思いますがそれは皆いいものをつくろうとしてるが為です。
バンドもサポートもエンジニアもゴミを作るために作業なんかしません。お互いのこだわりがあるから喧嘩もあるのです。

焦らずじっくり良い物を作りましょう。


次回は、プリプロの流れとかはわかったけど、実際何すんの?って方のための簡単なDTM講座です。
誠に勝手ではありますが、SONARとProtoolsを使って話を進めさせていただきます。










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