●グループ統合システム
まぁ、そのメーカー製品の紹介と、私の会社の業務で何か利用できそうな工程は無いかと・・・
ぶっちゃけ、営業ですね)
その営業マンは久しぶりに当社を訪れたので、当社の組織体制変更などご存じなかったのです。
(これも当たり前と言えば当たり前 だって、私の会社は医療系の会社なので、横つながりで、医療系の会社なら風のうわさで知られていたかも・・・)
で、その営業マン、2年前までに当社で使用していたLong Rangeという開発ツールに製品が対応したので、当社に利用してもらえるかと思って営業に来られました
残念ながら グループ統合システム開発のため に、システム開発部隊の組織体制の変更があり、無茶な転勤命令のおかげで、Long Rangeで開発できる私の部下2名は退職せざるを得ない状況に追い込まれてしまいました。
なので、残念ながら現在ではLong Rangeでは開発できず、今からはDelphi/400で開発することにしたことをお伝えしました。
●私の部署について
その営業マンさんは、多少なりともショックを受けたようでした。
でも、私も、愚痴が言いたい症候群が出てしまって
自社システムの開発は、外注より社内開発の方が
- 遥かにコストパフォーマンスが高い
【次の章を見てね】 - 遥かに仕様変更の融通が利く
そりゃ自分で作ってるんだもんね - 遥かに稼働までの期間が短縮できる
アジャイル開発が最近のはやり(稼働までの期間が短い)とか言われてきてるけど、
私のはずっと前から - 遥かに現場の要望を具現化できる
そりゃ、現場の人が困っていることをヒアリングするもん
ことを伝えて、このような環境であったのに、私の部下10人のうち6人を退職に追い込んだグループ本社のやり方について非難しまくりました
現在では、2年前に比べて要員数は私を含めた11名だったのがわずか5名
それまで何十ものシステムを構築してきたパワーは、半減し・・・半減以下になり、
ルーチン業務をこなすだけで精一杯の状態です。
もちろん、新しいシステムを作るなんて飛んでも 8 分歩いて 10 分・・・どころか
飛んでも 8 年、歩いて 30 年ぐらいみたいに思えます。
しかし、開発力だけでなく、開発環境の良さも、それまでの強力な開発生産性を支えていたと思います。
それは、IBM社のAS/400 (今では Power Systemsって名前)という超強力なコンピューターの存在があります。
このAS/400・・・その後、e-Server, i Series, IBM i, Power Systemsなどなどと何故か名前をころころ変えてきましたが、AS/400が妙に日本人にしっくりくるのか、私もIBMやIBMの代理店の営業マン、技術員に至るまで、みーんな "エーエス"って呼ぶんです。
面白くないですか?
これほどまでにみんなの記憶に叩き込んでいる商品名や会社名って、
ヤクルト (今の子は知らんかなぁ)
トヨタ 、 日産 (自動車メーカー)
グーグル
あれっ?あんまり出てきません・・・・
●グループ本社のMain Computer
ここで、グループ本社のメインコンピューターについて少し・・・
富士通の汎用コンピューターで、GS21 600 です。ずっと前に聞いた話 11億円 ぐらいしたらしい・・・
主記憶は、 256 GB
記憶装置は、 5.3 TB
CPU性能は、 12800 CPW
それに対し、当社のメインコンピュータは・・・・
IBMのオフコンで、Power Systems 8286-41A です。 2015年7月12日に稼働させましたが、その当時で4000万ちょっと・・・あっ!単位を合わせると、 0.4億円 ほど
主記憶は、 256 GB
記憶装置は、 13.8 TB
CPU性能は、 21375 CPW
そして、メモリ管理機能が、IBM独自のSLSというシステムの性能を向上させるすっごい機能を搭載
単一レベル記憶について (出典:Wikipedia)
どう、凄いかと言うと、を見てもらえればありがたいです。(それでも専門的になっちゃってるかも)
表にまとめますね
主記憶容量だけ同じ・・・・その他は・・・
●どっちを選ぶ?
さぁて!
比較すると、だれでも選べる!
どっちのコンピューターを選びますか?
11億円と 0.4億円で、0.4億円の方が性能が上で扱いやすい・・・
価格比は、27.5倍
11,000円のラーメン Or 400円のラーメン
あなたはどちらを食べますか?
ただ、 400円のラーメン の方が美味しいんですが・・・
選択基準はなんでしょうね?
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