子どもたちに民主主義を教えよう 対立から合意を導く力を育む [ 工藤勇一 ]
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夕刊フジ
異例の会見に踏み切った共産党の一般党員ら
共産党で??異常事態?≠セ。現役党員ら7人が11日、国会近くで記者会見を開き、理不尽な党員除名の撤回や、ハラスメント対策などを求めた。共産党では上意下達の「民主集中制」を重んじ、党員同士の連携は「分派活動」と見なされるという。会見では、23年続く志位和夫委員長の「長期政権」にも疑問が呈された。一般党員が公の場で執行部に??反旗?≠?翻すのは極めて異例といえる。
【グラフでみる】共産党の党員数・「赤旗」部数
「現執行部では(諸問題の)解決は難しいだろう。入れ替えが必要ではないか」
会見に登場した男性は、執行部の現状について、こう悲観した。
注目の会見には、40〜70代の男女7人が登壇した。6人が現役党員で、1人が除籍処分を受けた元党員という。地方議員や専従活動家の経験者も含まれており、身元特定を避けるため、全員が顔を隠して会見に臨んだ。
共産党では近年、著書で「党首公選制導入」を訴えたジャーナリスト、松竹伸幸氏らが除名されるなど混乱が起きている。
別の男性は「同調圧力の強い組織になってしまったと危惧している。除名は『死刑宣告』に等しい。党と社会の断絶につながる」と語った。女性は「むちゃくちゃな除名は一般党員に恐怖を与える。『スターリンと同じではないか』といわれてもしようがない」と強調した。
会見に登場した女性は、セクハラなどが続発しているとし、「『ジェンダー平等』『ハラスメント根絶』を掲げた党に期待している多くの市民への欺瞞(ぎまん)、裏切りだ」と是正を求めた。
共産党は15日から、最高の意思決定機関と位置付ける党大会を静岡県で開く。志位氏ら執行部の続投も焦点で、党員の意思表明は波紋を呼びそうだ。
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