2014年09月01日
いまを生きる 監督 ピーターウィアー
ロビンウィリアムズの追悼と自分の中で銘打って、「今を生きる」を借りてきた。
多分高校生くらいに観た映画だったと思うが、ストーリーをほとんど忘れている自分に驚いた。
覚えているのは教科書を破り捨てたり、机の上にたったり、洞窟で詩を詠んだりといった、予告編とか使われるような印象的なカットばかりだ。
何故、教科書を破ったり、机の上にたったりするのか、もしくは、理解してなかったのか、いろいろ逡巡しながら観た。
当時、この映画は面白かったという記憶とジョンキーティング(ロビンウィリアムズ)みたいな先生がいたらいいのにと思った記憶はある。
同時期、グッドウィルハンティングでのロビンとマットデイモンにはまり何度も観たものだ。
観かえすと、いろんな記憶の断片がつながり、点が線で繋がる。
なぜ、教科書を破り、机の上に立ち、洞窟で詩を詠むのか、ipadairのcmでも、ジョンキーティングの名言を引用しているが、数多くの名言とともに、生徒のその意味を伝える。
ちなみにipadairのcmはこちら。
こんなにいろんな意味で教訓を与え、評価を得た映画だ。
それなのに、なぜロビンは自殺してしまったのだろう。
報道ではパーキンソン病を患っていたとあり、アルコール依存症といった憶測がとんでるがほんとの事は本人にしかわからない。
ジョンの教えに感化された生徒達が、自分らのやりたい事を見つけ、恋に走りと躍動する中で、ニール(ロバートショーンレナード)の自殺が、現実のロビンの自殺とフィードバックして、ほんとにやりきれない気持ちになった。
この映画を観ることによって、そういう意味では自分なりの哀悼の意を遠くからではあるが送れたと思えた。
この映画自体が生きる上での教科書みたいなものだ。
「いまを生きる」を観た人の中に、ロビンの魂は生き続ける
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