2014年12月15日
謎解きはディナーのあとで 東川篤哉
まさにシナリオありきといった作品だ。
映画で観ても、原作で読んでもどちらにしろ物語の展開に圧倒されるのではないだろうか。
僕は、映画の方を観たが、正直、俳優を全員変えても(決して悪いわけではない)面白さが半減することはない。
それくらい筋が通っていておもしろい作品だ。
ただ、変えるとしても中村雅俊と宮沢りえは個人的には変えないでほしい。
二人とも、雰囲気と存在感がすごい。
名探偵コナンやシャーロックシリーズが好きな方は、構成と伏線の張り方に驚嘆すると思う。
それでいて、犯人側にも犯行の動機にも深いストーリーがあり物語をいっそう引き締める。
こういうのを日本的だ。という人もいるが、個人的にはこっちの方が好きだ。
一方の視点から悪とか正義とか、わけるものではなく、そのどちらも、人間には混在してるものであって、画一的なものではないと思う。
作者の東川篤哉さんをこの作品で初めて知ったが、僕みたいに東野圭吾好きとしては、他の作品もチェックしようと思う。
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この記事へのコメント
嬉しいです!
コメントありがとうございます。
原作もおもしろそうですね。
読んでみたいと思います。
ブログも拝見させていただきました。
この映画を観ましたよ。
そして原作も読みました。
名探偵コナンやシャーロックホームズ、それに東野さんの作品も好きなので、十分楽しめましたよ!
確かに中村さんと宮沢は素晴らしかったですね。