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インファナルアフェア「無間道」 アンドリューラウ、アランマック監督







この映画のリメイクハリウッド版「ディパーテッド」も日本ドラマ版「ダブルフェイス」も観て、面白いのは、知っていたのだが、原作が香港映画というのを聞いてて、どうにも手が伸びなかった。

ひと昔前なら、すぐにでも飛びついてたのだろうが、中韓の政治や歴史を知りだしてから、プロパガンダに使われているんじゃないだろうか?という疑心暗鬼で、最近は、そっち系の映画は、全く観る気が起きなかった。
中国も韓国もその作品も、最近は、少しの親しみも感じない。

おそらく、むこう側も、同じ気持ちだと察する。

そうでない人もいるのは確かだが、概ね、統計上そういう傾向にある。

香港という特別自治区で、比較的、台湾よりの親日派だと聞いても、ジャッキーチェンが尖閣は中国のものだと発言したりと、子供の頃から好きだったジャッキーにも、裏切られた気分になったのは記憶に新しい。この発言には諸説あるみたいなので、気になる方は調べてみるとよい。
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そんだけ、観るために腰が重たくなっているのを動かすのは、友人の軽いひと言だった。

いろんな映画を観てる友人が、この映画はDVDを買って何回も観たという。

レンタルでなく、DVDをわざわざ持つという気持ちは、同じ映画好きとしては「持っている」という安心感や「観たいときに観れる」という所有欲が痛いほどわかる。

ふと、自分の本棚やレコード棚を見れば、古本屋に持っていく揺さぶりに動じることなく、残ってきた猛者ばかりだ。



潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤン[トニーレオン]と、そのマフィアから警察に潜入する[アンディラウ]の物語。
警官として苦悩するヤンと、マフィア組織を裏切り善人の道を模索するラウが対照的に描かれている。

ストーリーを知っていても、十二分に物語に引き込まれる。

多少の、時代背景、お国柄の違いがあれど、それがまたこの作品の良さを引き立てる。

僕の友人はこれが、一番いいといっていたが、僕はハリウッド版も日本版も観るべきだと思う。

なぜなら、この作品に対するリスペクトが感じられる。

ゆえのリメイクだったのはないかと思う。

似てる作品を作るのではなく、正真正銘のカバー作品だ。

それぞれ、製作陣、俳優に個性がある。

入りはどんな形でも構わないのでないだろうか。

入り口は広いにこしたことはない。

そこから、ほんとにいい作品に出逢えるのであれば、なんでもいい。

友人のひと言であれ、このしょうもないブログがきっかけであっても。


そして、政治が文化を動かすのではなく、文化が政治を動かすような、そんな力が映画にあるのでなはないかと、独り、物思いに耽ってみた。

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