誰が何の目的で作ったのか・・・
地球上に残る不思議な遺跡として有名な ナスカの地上絵ですが、
ナスカ付近で新発見があったというニュースがありました。
ナスカの地上絵は ペルーの乾燥した盆地状の高原の地表面に「描かれた」幾何学図形や動植物の絵の事ですが、ナスカに近い パルパで新たに25以上の地上絵を確認したことが、 ペルー文化省により発表されました。
ドローンの手柄
発見された絵には、シャチや踊る女性などが描かれていて、
ほとんどは2000年以上前に存在した パラカス文化時代のものと見られるという事です。
パラカス文化というのは、紀元前200年から紀元後800年に渡る ナスカ文化の数百年前に栄えた文化のことだそうです。
新たに発見された地上絵は、住民の間では既に存在が認識されていたそうですが、
長年風雨にさらされて線が細くなっており、地上からも、上空の高いところからも見えにくく、
ドローンが飛行する低空からようやく形として特定することができたという事です。
発見にあたった考古学者も、今後の研究に果たすドローンの役割に期待を示しているそうです。
地上絵の作り方に関しては、地上絵の端にあった杭の存在や、地上絵の縮小図の発見などから、
原画の各点を相似拡大する 「拡大法」が取られたという説が有力で、地上の人間の力でも描画が可能なことが証明されていますから、
それほど大きな謎でもないのかもしれません。
それにしても、今回発見されたものは、不恰好というか、
あまり幾何学的ではないものもあって興味深いですね。