2012年09月07日
一生消えないトラウマを背負う覚悟はあるか? あの惨劇の直後を映し出す、世界が震えあがらせた逃げ場なき恐怖・・・・
皆さんこんばんは
気がつけば、缶コーヒーを飲む量が増え、意識的にお茶を買うように心がけている
僕がお送りするNO,movie NO,life!!でございます。
さて、今日は金曜日でございますね、という訳で怖い映画をご紹介しましょう。
今回ご紹介する作品は、前回 「REC●」 という映画をお送りしたんですけど今週はその続編・・・
「REC2」をご紹介したいと思いまする。
今作は、P.O.V(主観映像)で撮影された惨劇の直後を描いている作品なんです。
前回と違う点は、映し出される映像が1つのカメラではなく、複数の視点から描かれている部分も
注目できる要素なんですよね。
そして、前作では語られなかった「感染」の謎も明らかになっていくんです。
それでは、地獄と化したアパートでの惨劇の直後を描いた作品「REC2」のあらすじをご紹介しま
しょう。
あのアパートでの惨劇の直後。完全隔離されたアパートに、ある特命を受けた医師と武装した
SWATが突入する。
それぞれヘルメットにCCDカメラを装着した彼らは、アパートに潜入・・・
そして一緒にアパートへ入った博士が「大丈夫だ、空気感染はしない」と彼らに告げ、最上階へ
と向かう。
そこで彼らが見たものは、宗教関係の書物やテープレコーダーなど不気味なものばかりであった。
博士が言う・・・「すべてを記録に残せと・・・」
その後、アパートの中をSWATの一人マルトスが捜索していると、何処からかその場に似つか
わしくない音楽が聞こえてくる。
隊員の一人がそれを辿るように部屋を見つけ、曲を止めた瞬間・・・・
この世とは思えない程の形相で感染者が、マルトスに襲い掛かってきたのだった。
その様子を、カメラで見ていた他の隊員は、彼を救出する為すぐ様その場に向かう。
しかし、到着したSWATが見たものは、顔から血がしたたり落ちた変わり果てたマルトスの
姿だった。
彼の名前を呼んだ瞬間、物凄い勢いで襲いかかってくるマルトス。
力ずくで近くの部屋に閉じ込め、何がどうなっているか分からないSWAT達にその場にいた
博士の口から、信じられなような事実を耳にする事になるのだった。
「彼は悪魔にとりつかれてしまった・・・」
状況を飲み込めず半狂乱になっているSWAT達に、博士が最上階にいると思われるこの惨劇の元凶でもある「メディロス」という最初の感染者の血液サンプルがこの極秘任務の真の目的で
、実は博士ではなく、この悪魔の研究を調査し、この感染に対する解毒剤を作る為に送り込まれた神父という真実が明かされる・・・
しかも、博士が自分の口から「この建物を離脱する」と宣言しない限り脱出する事が不可能と言う
絶望的な事実を伝えられるのだった・・・
感染者たちの襲撃に怯えながらアパートの最上階へと向かう。
僅かに生き残った者が、“感染”の深層部であろう最上階の部屋で見たものとは…。
この感染の連鎖のなか彼らは生きて生還する事が出来るのであろうか・・・・?
今回ご紹介している「REC2」は前作よりスピード感がある演出が印象的なんですよ。
前作のラストでは、アパートの住人が感染してしまい主人公が逃げ惑うシーンから徐々にカメラ
視点のピッチが速くなって緊迫感ある描写の連続だったんですけど、今作では冒頭から惨劇の
現場を撮影しているせいか、無意識の内にも隊員の心境を表現するかのようなピッチの速い
カメラ視点が印象的でした。
前作と違い一つのカメラ視点からではなく、複数の視点からの描写も見所なんですよね。
この演出によって、アパートの外の詳しい状況なども映し出されるので、前作と今作の二つで
一つの作品と言ってもいいかもしれませんね。
あと、普段生活している環境がまるで違う世界のように演出されているのも魅力的なシーンでしたね。
特に、感染者に追われ一人、洗面所に閉じこもる場面があるんですが、窓は開かない、扉の向こうは感染者が今にも入ってきそうな勢い・・・・
普段、見慣れている何でもない日常の場所が、今置かれている状況と比例して全く別の場所に変貌してしまうんです。
なので、このシーンは、人間がパニック状態に陥った場合、すべての感覚を麻痺させ、冷静な
判断もまともに出来ず、さらに理性を失ってしまう「人間の本質的な恐怖を描く」という意味も込めて撮られた場面なのかなと感じるシーンでもありました。
そして、今回の「感染」の答えとして導き出された「悪魔」という存在・・・
僕自身こういうオチか!と最初はビックリしたんですが・・・(笑)
見ていくうちに僕の勝手な感想なんですが、「録画」という行為は必然的に悪魔が誘導させて
いた事なのかな?と思いましたね。
軽くネタばれなんですが、カメラの暗視機能がないとメディロス(悪魔)を見ることが出来ないんですよ。
ということは、カメラのフレームからでしか「見ることが出来ない世界」・・・・
例えば、心霊写真や心霊動画も同じ類だと思うんです。
実際、その景色を視覚的に見ているのに、カメラに「録画」して改めて確認すると違和感のある
モノが映りこんでいるなど、このアパートで起こっている惨劇の数々も感染者という「現実の恐怖」を、ビデオカメラを通し録画させる行為により、普段の当たり前の生活のなかでも、自分の肉眼
では決して見る事、感じる事が出来ないカメラのフレームを通して初めて気づく事が可能な世界で存在し続ける「見えざる恐怖」、「この世の物ではない恐るべきモノ」が常に身近に潜んでいる・・・・
という暗示も悪魔が観客にも知らしめ伝えているんではないかとこの作品を見て感じましたね。
あの惨劇の続きには直視不可能な続きがあった・・・・様々なP.O.Vで描かれる拡大する感染の恐怖、
「REC2」。
「何が起こっても録り続ける・・・・」
是非ご覧下され。
気がつけば、缶コーヒーを飲む量が増え、意識的にお茶を買うように心がけている
僕がお送りするNO,movie NO,life!!でございます。
さて、今日は金曜日でございますね、という訳で怖い映画をご紹介しましょう。
今回ご紹介する作品は、前回 「REC●」 という映画をお送りしたんですけど今週はその続編・・・
「REC2」をご紹介したいと思いまする。
今作は、P.O.V(主観映像)で撮影された惨劇の直後を描いている作品なんです。
前回と違う点は、映し出される映像が1つのカメラではなく、複数の視点から描かれている部分も
注目できる要素なんですよね。
そして、前作では語られなかった「感染」の謎も明らかになっていくんです。
それでは、地獄と化したアパートでの惨劇の直後を描いた作品「REC2」のあらすじをご紹介しま
しょう。
あのアパートでの惨劇の直後。完全隔離されたアパートに、ある特命を受けた医師と武装した
SWATが突入する。
それぞれヘルメットにCCDカメラを装着した彼らは、アパートに潜入・・・
そして一緒にアパートへ入った博士が「大丈夫だ、空気感染はしない」と彼らに告げ、最上階へ
と向かう。
そこで彼らが見たものは、宗教関係の書物やテープレコーダーなど不気味なものばかりであった。
博士が言う・・・「すべてを記録に残せと・・・」
その後、アパートの中をSWATの一人マルトスが捜索していると、何処からかその場に似つか
わしくない音楽が聞こえてくる。
隊員の一人がそれを辿るように部屋を見つけ、曲を止めた瞬間・・・・
この世とは思えない程の形相で感染者が、マルトスに襲い掛かってきたのだった。
その様子を、カメラで見ていた他の隊員は、彼を救出する為すぐ様その場に向かう。
しかし、到着したSWATが見たものは、顔から血がしたたり落ちた変わり果てたマルトスの
姿だった。
彼の名前を呼んだ瞬間、物凄い勢いで襲いかかってくるマルトス。
力ずくで近くの部屋に閉じ込め、何がどうなっているか分からないSWAT達にその場にいた
博士の口から、信じられなような事実を耳にする事になるのだった。
「彼は悪魔にとりつかれてしまった・・・」
状況を飲み込めず半狂乱になっているSWAT達に、博士が最上階にいると思われるこの惨劇の元凶でもある「メディロス」という最初の感染者の血液サンプルがこの極秘任務の真の目的で
、実は博士ではなく、この悪魔の研究を調査し、この感染に対する解毒剤を作る為に送り込まれた神父という真実が明かされる・・・
しかも、博士が自分の口から「この建物を離脱する」と宣言しない限り脱出する事が不可能と言う
絶望的な事実を伝えられるのだった・・・
感染者たちの襲撃に怯えながらアパートの最上階へと向かう。
僅かに生き残った者が、“感染”の深層部であろう最上階の部屋で見たものとは…。
この感染の連鎖のなか彼らは生きて生還する事が出来るのであろうか・・・・?
今回ご紹介している「REC2」は前作よりスピード感がある演出が印象的なんですよ。
前作のラストでは、アパートの住人が感染してしまい主人公が逃げ惑うシーンから徐々にカメラ
視点のピッチが速くなって緊迫感ある描写の連続だったんですけど、今作では冒頭から惨劇の
現場を撮影しているせいか、無意識の内にも隊員の心境を表現するかのようなピッチの速い
カメラ視点が印象的でした。
前作と違い一つのカメラ視点からではなく、複数の視点からの描写も見所なんですよね。
この演出によって、アパートの外の詳しい状況なども映し出されるので、前作と今作の二つで
一つの作品と言ってもいいかもしれませんね。
あと、普段生活している環境がまるで違う世界のように演出されているのも魅力的なシーンでしたね。
特に、感染者に追われ一人、洗面所に閉じこもる場面があるんですが、窓は開かない、扉の向こうは感染者が今にも入ってきそうな勢い・・・・
普段、見慣れている何でもない日常の場所が、今置かれている状況と比例して全く別の場所に変貌してしまうんです。
なので、このシーンは、人間がパニック状態に陥った場合、すべての感覚を麻痺させ、冷静な
判断もまともに出来ず、さらに理性を失ってしまう「人間の本質的な恐怖を描く」という意味も込めて撮られた場面なのかなと感じるシーンでもありました。
そして、今回の「感染」の答えとして導き出された「悪魔」という存在・・・
僕自身こういうオチか!と最初はビックリしたんですが・・・(笑)
見ていくうちに僕の勝手な感想なんですが、「録画」という行為は必然的に悪魔が誘導させて
いた事なのかな?と思いましたね。
軽くネタばれなんですが、カメラの暗視機能がないとメディロス(悪魔)を見ることが出来ないんですよ。
ということは、カメラのフレームからでしか「見ることが出来ない世界」・・・・
例えば、心霊写真や心霊動画も同じ類だと思うんです。
実際、その景色を視覚的に見ているのに、カメラに「録画」して改めて確認すると違和感のある
モノが映りこんでいるなど、このアパートで起こっている惨劇の数々も感染者という「現実の恐怖」を、ビデオカメラを通し録画させる行為により、普段の当たり前の生活のなかでも、自分の肉眼
では決して見る事、感じる事が出来ないカメラのフレームを通して初めて気づく事が可能な世界で存在し続ける「見えざる恐怖」、「この世の物ではない恐るべきモノ」が常に身近に潜んでいる・・・・
という暗示も悪魔が観客にも知らしめ伝えているんではないかとこの作品を見て感じましたね。
あの惨劇の続きには直視不可能な続きがあった・・・・様々なP.O.Vで描かれる拡大する感染の恐怖、
「REC2」。
「何が起こっても録り続ける・・・・」
是非ご覧下され。
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