クレジットカードの代表的な5つの国際ブランド
VISA
Mastercard
JCB
アメリカン・エキスプレス(アメックス)
ダイナースクラブ
それぞれの特徴は?
VISA、国際クレジットカードブランドの大手
実はVISAは、自社ではカードを発行していませんが
多くのカード発行会社へグローバルな決済の仕組みを提供
VISAは200以上の国と地域に加盟店を持ち
現在利用されているVISAブランドのカードは24億枚
全世界のカード決済の54%
クレジットカードの券面の右下にVISAのロゴマークがあれば
そのカードは世界中のVISA加盟店で使うことができます
VISAの歴史は、1958年にバンク・オブ・アメリカが消費者向けクレジットカードBankAmericardを発行したことから始まっています
1976年にカードの名称をVISAに変えました
2007年には世界各国の事業を統合する形でグローバル企業としてのVISAを発足
VISAのカードランクは
クラシックカード(一般カード)
ゴールドカード
プラチナカード
Infiniteカードとランクアップ
Mastercard、4,000万店もの加盟店を持つクレジットカード
アメリカにMastercardの本社はある
Mastercardの歴史を辿ると、2002年にヨーロッパのEuroCardと合併し非公開株式会社となった
後にニューヨーク証券取引所に上場
会社設立当初はヨーロッパ圏の会員が多かった
現在では世界各地に加盟店を持つほどまでに拡大
世界の購入取引件数のシェアはVISAが56%
Mastercardが26%
この2ブランドだけで世界シェアのおよそ8割を占めている
Mastercardの強みは、世界各国に約4,000万店もの加盟店を持っている
海外での利便性も高く、Mastercardがあれば、現金を持ち歩くのが不安な旅行先でも、必要な時に必要な分だけキャッシングできる
海外のATMを検索するアプリも利用し、旅行先でもスムーズにショッピングを楽しめます
Mastercardブランド
スタンダード
ゴールド
チタン
プラチナ
ワールド
ワールドエリート
と6つのグレードがある
JCB、日本発の唯一の国際ブランドクレジットカード
JCB(株式会社ジェーシービー)は、1961年に株式会社日本クレジットビューローとして設立
その英語表記の頭文字をとりJCBと略称
同年に日本初の汎用型クレジットカードの発行を開始
約10年後の1972年には会員数100万人を突破
1981年にはクレジットカードの国際ブランドとして海外展開を開始
JCBブランドの大きなメリットは、日本人がよく観光で訪れる世界32の主要都市に設置されたJCBプラザ
世界9都市に設置されたJCBプラザラウンジが利用できる
JCBブランドと提携する他社発行のカードではそれぞれのカード会社のポイントサービスが適用されます
JCB自体が発行するカードでは、Oki DokiポイントというJCB独自のポイントが1,000円の利用ごとに1ポイント貯まる
JCB自体が発行する主なカード
JCB一般カード(年会費1,250円・税別)
JCBゴールド(年会費1万円・税別)
JCBゴールド ザ プレミア(年会費1万5,000円・税別)
JCBプラチナ(年会費2万5,000円・税別)
JCBザ・クラス(公式サイトに年会費の記載なし)
JCBザ・クラスはブラックカードクラス相当
アメリカン・エキスプレス(アメックス)、ステータスカードの代表的存在
富裕層向けのステータスカード
特にプロパーカード(アメックス自体が発行するカード)は
一般カードであっても他社ゴールドカードに匹敵するサービス
アメックスのプロパーカードで一般カードにあたるのはアメリカン・エキスプレス・カード(アメックス・グリーン)
最高5,000万円の国内・海外旅行傷害保険
国内28空港・海外2空港の空港ラウンジ無料利用
国内外1,200ヵ所以上の空港VIPラウンジを1回32米ドルで利用できるプライオリティ・パスの年会費無料登録などの特典が付帯
アメックスのプロパーカードは利用限度額に一定の制限が設けられていない
(自分の収入に見合ったショッピングであれば、基本的には限度額を気にせず使える)
ダイナースクラブ、特に高級店で本領を発揮するクレジットカードブランド
ダイナースクラブはアメリカで1950年に設立
日本ではダイナースクラブカードを発行する
日本ダイナースクラブが、1960年に日本最初のクレジットカード会社として設立
チャージカード(翌月一括払い専用カード)に分類されるクレジットカードで、利用金額には一律の制限が設定されていない
支払い能力があると認められた人にカードが発行されるカードで、プロパーカードに関しては、持っているだけでもステータスになる
年会費は本会員が2万2,000円(税別)
家族会員が5,000円(税別)
他社ゴールドカード、プラチナカード並みに高額な設定
(この年会費もそのステータスゆえ)
特筆すべきはグルメ関係の特典
カード名のダイナースとは食事をする人を意味している
グルメ関連の特典こそがこのカードの真骨頂
通常は予約が難しい高級料亭を予約できたり、国内レストランでのイベントや優待を受けられる特典もある
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