参考:「アリスと蔵六」
https://www.alicetozouroku.com/
某研究所から紗名という少女が逃げ出した。彼女は自分が想像したことを実現させる超能力を持ち組織では赤の女王と呼ばれている。捕獲者に追いつかれたところを謎の女性に助けてもらい新宿歌舞伎町へ瞬間移動したところ、曲がったことが大嫌いな頑固爺さんの蔵六と出会う。彼を善人だと認識した紗名は彼に助けを求めるが…ストーリー。
期待していた通りなかなか面白いが、視聴していると妙に『まどかマギカ』の雰囲気を感じる。キャラデザか、超能力を使うのが少女ばかりなのか、能力を使う時にCGのクリスタルが出現するからなのか理由は不明だ。
また紗名、羽鳥、歩といった小学生達の頭身が小さいから中学生くらいに見えてしまい、どうしても言動に違和感があるのが残念な点だ。紗名は6歳くらいと知りスラリとし過ぎだろうと思ったがこれが現代っ子のスタイルなのか?
紗名ちゃんより『変人のサラダボウル(2024年4月放送)』のサラちゃんの方が同じ金髪ツインテール王女様キャラとして可愛いのが印象に残った。(^_^;;
第1話の超能力カーアクションはCG臭いものの作画は安定していて全12話を安心して観ていられた。
前半5話で第一部の逃亡編は完結。紗名は人間ではないと言う種明しをしてしまうし目的の研究所解体と仲間の開放を成し遂げてしまう。展開が早過ぎると思うがタチバナと一条の超能力対決はアニメらしい描写で迫力あり面白い見せ場だった。
第二部は超能力を安易に使ってしまい自分は悪い魔女だと良心を痛める羽鳥の悪戯を懲らしめようとした紗名が、その過程で彼女と一緒に救われるお話で、こういったエピソードを描きたいから一部はあっさり終わらせたのかと納得した。するとこれは超能力版アルプスの少女ハイジとアルムおんじのお話なのかな?
第2部は超能力バトルがなくアニメとして見せ場は余りなかったが面白くて一気に見終えた。それなのに続編が無さそうなのは残念だ。原作漫画のことは知らないがどうなったのだろうか?
参考:刀使ノ巫女
https://www.mbs.jp/tojinomiko/
『刀使ノ巫女(2018年1月放送)』はオリジナルアニメでなかなか面白そうだと思い観始めたのだが興味が続かず2度途中で視聴を止めていた。今回しっかり最後まで見終えた。番組内でスマホゲーム「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」のCMが盛んに流れていたが調べると既に21/10/29にサービス終了していた。(^_^;;
荒魂から日本を守って来た刀使達の大会が例年通り開催された。その決勝戦進出者の1人姫和が警視庁刀剣類管理局の折神局長を突如襲う。親衛隊から彼女を庇った可奈美は反逆者にされ2人は逃亡する。姫和と一緒に行動し追手と戦う中で可奈美は局長の秘密と20年前に起きた大厄災の事実を知る。戦う2人に次々と仲間が集っていく…というストーリー。
作画は良く御刀による剣劇もスピード感はあるのにバトルがイマイチ盛り上がらず話の興味が続かないと感じた。殺陣シーンはCGで綺麗だが刀使の強さが巧く視覚化されていない。
"親衛隊"の第一席とかいう表現はあるが"柱"みたいにその強さを実感させる荒魂との戦闘シーンが余りない。皆学校の制服姿のままだが"黄金聖闘士"くらい見た目でランクが分かる様に制服デザインが違うのもありだろう。
"写シ"という肉体ダメージ無効能力を刀使達が使うから残酷描写はないし死者がでないから緊迫感を失わせている。御刀で切られると精神的なダメージを受け失神する者がいる一方で何回も使える者もいる。例えば式神を使い身代わりとする、といった設定にすれば能力値としてあと何枚使えるか分かり緊張感が得られたことだろう。
また切られたペナルティが精神疲労だけでは盛り上がらないので、切られた身体箇所に痛みが残り戦闘に支障が出ると言う演出も欲しい。
S装備というパワードスーツも登場するが時間制限ばかり強調されこの装備によりどの程度強化されたのかが分かり難い設定なのは勿体ない。
刀使の流派と言う設定があるが剣法の違いが分からない。居合切り、二刀流、長刀使い等見た目で分かり易い設定があれば面白そうだ。
淡々と高速で殺陣を見せられるCG演出は単調なので、もっと溜めを取りバトルを盛り上げる必殺技や大技を各キャラが使えば良いのにと感じる。CGコストの限界だとしてお互いの技の読み合い等もう少し演出で見せ方を工夫して欲しかった。
そう思うと『転生したら第七王子だったので気ままに魔術を極めます(2024年4月放送)』のシルファの"銀の剣姫"としての剣劇シーンの面白さはバトルアクション指導の賜物と分かる。
この作品は2クールで話は完結しているしゲームはサ終しているのでこれで終了なのだろう。何かと勿体なくて惜しいと感じたオリジナル作品だ。
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