厚生労働省が25日公表した人口動態統計(速報値)によると、2020年上半期(1〜6月)の出生数は43万709人と、前年同期比で8824人減少した。上半期の速報値でみると、00年以降では最も少ない。19年の出生数は86万5234人(概数)と過去最少を更新したが、同省担当者は「さらに減少する可能性がある」と話す。
今年6月に公表された19年の出生数は1899年の統計開始以降、最も少なく、初めて90万人を割り込んだ。政府が7月31日に閣議決定した20年版少子化社会対策白書では「 『86万ショック』とも呼ぶべき状況 」と警鐘を鳴らしている。
◇世界の出生率、驚異的な低下 23カ国で今世紀末までに人口半減=米大学予測 - BBCニュース
出生率の低下は、今世紀末までにほぼ全ての国が人口減少に直面する可能性があることを意味している。
そしてスペインや日本を含む23カ国では、2100年までに人口が半減すると予測されている。
また、出生数と同じくらいの人数が80歳を迎えることになり、各国で劇的に高齢化が進むという。
何が起こっているのか?
出生率(女性1人が出産する子どもの平均人数)が低下している。
米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)の研究者たちは、2017年には 世界の出生率が2.4と、ほぼ半減したとしている。2100年までには1.7を下回ると予測している。
出生率の低下により、世界の人口は2064年ごろには約97億人に達してピークを迎えるが、今世紀末までには約88億人にまで減少すると、研究者たちは予測している。
この数字がおおよそ2.1を下回ると、人口の規模は小さくなり始める。
1950年には、1人の女性が生涯に産む子どもの人数は平均4.7人だった。
最も影響を受ける国は
日本の人口はピーク時の2017年には約1億2800万人だったが、 今世紀末までに5300万人以下に減少する と予測されている。
イタリアでも日本と同様に、同時期に 約6100万人から約2800万人へと劇的に減少するとみられている。
日本とイタリアに、スペインやポルトガル、タイ、韓国などを加えた計23カ国で、人口が半数以上減少すると予測されている。
マリー教授は「仰天するほど驚くべきこと」だと私に語った。
現在世界で最も人口の多い中国は、今後4年でピークの約14億人に達し、その後は 2100年までに半数近く減少して約7億3200万人になると見込まれている。そして インドが人口で世界一になるという。
イギリスは2063年に約7500万人となってピークを迎え、2100年までに7100万人へと減少する見通し。
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