高齢者の免許返上が難しいい理由は何?
2018年の資料で、75歳以上の運転者による死亡事故の発生件数は460件であり事故全体では13.3%と高水準にある。また、別の資料では平成28年度は事故件数が32412件であり、その中で高齢者が運転したことによる事故原因は22.3%になっている。このことから、約7200件が高齢者により1年間で事故を起こした数になる。
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高齢者の免許返上に反論する常套句に疑問
高齢者免許返上を強制するのは難しいと言う意見を言っているので、質問をしてみたことがある。
「例えば、60歳であれば運転をすることが可能であるが、70歳では可能ですか?」と聞くと、「70歳で運転は危ないけど車がないと生活ができないから仕方がない」と言ってくる。そのため、「その人が100歳を超えても運転するんですか?110歳でも?120歳でも?」と聞いてみると「そんなのは無理」だと言ってくる。
では、疑問に感じるのは車がないと生活ができないと主張している一方で、かなり高齢になると車を運転しなくても生活ができると考えることが謎である。どう考えても無理でしょう。
もちろん、田舎での生活は車がなければ成り立たないことも多い。成り立たないが、車に乗れなくなった際にどの様に生活するのだろうか?
そもそも、 過疎地などでは高齢者が車に乗らなくても生活できるようにするのが行政の役割な気がするのだが…。
結局、目先の便利さに目をつぶってしまった段階で高齢者の自動車事故が減らないと嘆いても何も解決しない。そもそも、自動車事故は過疎地というより都会で大きく起きている印象であるが…。
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免許返上か教習の回数増加が鍵?
自動車の免許自体に年齢制限がないこと自体が変な感じはするが、免許の強制返上が難しければ毎年(半年)の1回〜数回の教習上でも技能教習を強制すべきかもしれない。正直、面倒な点や金銭的な負担が増加するかもしれないが、高齢者の自動車事故を減らすには効果的な方法になるだろう。
また、空き家の活用などで過疎地に住んで車がないと生活できない高齢者を比較的都市部に移住させるのも良いかもしれない。高齢になりすぎると移住は負担になるので60歳程度で移住する方が良いだろう。もちろん、暮らしていた土地で生活をしたいのはわかるが、誰か家族がいればよいが1人や老夫婦の場合は移住させてお良いのではないだろうか?
この様に考えると、高齢者の人権を無視しているのか!と言われるかもしれないが、今回の最大の問題は高齢者の自動車事故を減らすことである。行政が高齢者が運転しなくても生活に困らない住民サービスを実施すれば問題ない。また、自動運転にも期待できるかもしれないが、自動運転を搭載した車を高齢者が簡単に購入できるのだろうか?という疑問が残る。
でも、事故が起きれば高齢者ドライバーについて嘆くが、原因を解決しないと毎年400人が亡くなっている現状から逃れられない。思い切った政策を国民に投げかけても良いだろう。そうすると、過疎地・農村部の人から批判されて選挙に勝てないから声を大にして言う人も少ないだろう。
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タグ: 社会問題
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