朝(今朝)は7時から宿の方の案内で島の海沿いを散歩し、津波の状況やその後の復興過程とそれに伴う島民の間での問題点など話してくれました。そして、津波被害で移転しなければならない状況であっても、「生きていればいいんです」とつぶやくように発した一言が私にはとてもズシリときました。
9時頃にはフェリーで市街に戻り、気仙沼駅前で電動自転車を借りて町を走ってみました。昨日、フェリー乗り場の途中で通った復興工事現場から魚市場に向かい、そして津波被害にあった方が多く移転しているという高台にも行きました。そこでは大学の先輩が開業していると聞いたので挨拶をさせて頂きました。震災での苦労と移転の苦労を乗り越えて、地域の方々の力になっていることは一目瞭然でした。クリニック内では40人近くの方が診察を待っていたのです。
この3日間で見てきた場所はどこもそうですが、住民の方々の日常は傍から見ると普通に過ごしているように思われます。しかし皆さんそれぞれ心の中では、今もあの震災に関連する何らかの葛藤を抱えて生活しているのだと感ました。
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