昨日、男子A代表がW杯出場を決めた日本サッカー界。
しかし、日本のサッカー界は、どうも奇妙な方向に進んでいる気がします。
総じて代表チームが人気で、国内リーグ(Jリーグ)が不人気なような。
諸外国の場合、国内リーグと代表チームの人気は同等か、国内リーグの人気が上回っているのが一般的です。「国内リーグが代表チームを下支えしている」「国内リーグあっての代表チーム」という考えがあるから。ところが日本はまったくの逆なのです。
おそらくは、新聞やテレビなどの従来型のメディアが、外国籍の代表選手の動向ばかりを盛んに流しているせいではないかと感じます。そのせいで、Jリーグの情報が乏しくなり「どんなチームがあるのか分からない」「どんな選手がいるのか分からない」「代表選手の本来の所属が分からない」「外国籍選手が元々どこにいたかが分からない」などの現象が起き、せっかくW杯に出て、閉幕してもリーグ戦の観客動員に結びつかないのでしょうか。
1998年に初出場を決め、2002年に日本で開催、2010年にベスト8進出を果たしたさいには直後のリーグ戦の観客も増えています。しかし直近の2014年大会では、そのようなことはありませんでした。
また、そのようなことになった一因は、リーグ戦中継の地上波テレビ全国放映が減り、ほぼネット配信オンリーになってしまったこともあります。Jリーグが外資系企業と「ネット配信の独占契約」という「不平等条約」を結んだ(結ばされた)ことからCS・CATVで流せなくなったのが大きいとも言えます。
日本の場合、ネット通信の環境がまだまだ不十分で、テレビに依存している家庭も多い。なので日本での「ネット配信独占」は、サッカーだけでなく様々なスポーツの知名度向上や人気醸成の大きな支障や障壁となります。
その問題を可及的速やかに解決しないと、日本のサッカー人気は「四半世紀に渡る一過性のブーム」で終わってしまいます。
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