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2021年01月23日

外貨預金、2年間の顛末振り返り。豪ドル

今から3年前のこと、
20万円貸した知人に雲隠れされ、善意で金を貸すものではないな、と痛感した私は、その生活を節制・利殖に舵を切ったです。
子供のために積み立てた50万円があったので、これもタンス貯金では馬鹿らしいので、1つ利子のつく定期預金に放り込んでおこう、と思いました。手元にあると手を出しかねませんからね。
その時、ちょうど目にしたのが楽天銀行の外貨預金のお得なキャンペーンの広告でした。
確か、定期は2週間もので、利率は8%(だったかな?ものすごく良かった)
今でも検索するとこんなのが見つかります
外貨預金キャンペーン.png
こんなに利子が付くの?SUGEEEE!って思って、その50万円を投入したのです。相場は79円でした。

利率が8%としておきましょう、1年預ければ、50万円の8%、4万円の利子がつく
それだけ儲かるなら凄いことだ、
でもあとから気づいたのです。2週間の定期ですよ?14日/365日ですよ。年利の約26分の1にしなきゃならない。年利が4万なら、その26分の1で1534円の利子が14日後に手に入る、だけである。ということに。

これだけ聞けば悪くないじゃないか、と思うかも知れないが、物憂いのである。
しかもすぐに相場が預けたときよりも下落しはじめ、原資割れで返って損をするような事態になった。

豪ドル長期概観.png

この時、学習したのは、外貨預金をする場合は、能う限り過去からのデータを見て、今の相場が上昇期なのか下降期なのかを見極めることである。
そんな下調べもロクにせず、広告の魅力的な利率に吊られて50万もの大金を投じてしまったのです。
結局、その後は下落する一方で、預けたときより相場が上がることがなく、一時期など65円にまで下がりました。
私は毎日、ブラウザを起動すると豪ドルの相場のチェックを欠かさぬようにしました。
それから2年、とても苦痛でした。子供のために積み立てた金を目減りさせてはつまらないから、日々相場をチェックしつづけたのです。
そして一昨日、1豪ドル80円と、ついに、預けたときよりも相場が上がりました!!。
もう少し待てばもっと上がるかも!?という気持ちもありましたが、
これはきっと、ジョーバイデン米大統領就任へのご祝儀相場に違いない、と思って、また、

「もうはまだ、まだはもう」

という自称證券勤務経験者が言ってた言葉を思い出し、円に戻しました。

2年かかって1万4千円増やしたことになる。


20190401豪ドル.png

今日本円で普通預金の利子が0.002%ぐらいでしょう?
https://kakaku.com/teiki/ranking.asp?et_deposit=50&sort=2

50万円を1年預けても10円しか利子がつかない。

結果論ですが、まぁ良かったのではなかったかな。1年間で、1.4%ぐらいの利殖が出来たということで。

冒頭の借り逃げされた20万円の損失には及ばないけどね。くっそー!!


コロナへの絶望からか、一時期は65円にまで下がった。価値が下落してその時私も大いに落胆した。
もうこれは塩漬けだ。79円以上になるまで一切手をつけない!と決意しましたが、
今から考えると、あの底値の時に、もう少し買い足しておけば、もっと儲かったのです。
みんなが怖じ気付いた時に、攻めに転じる、という勇気が必要だったな、というのが反省点です。

まぁその意味でドルコスト平均法というのは正解なのかも知れません。
posted by はすから at 10:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 利殖
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