ザ・キング・オブ・ファイターズXIVを遊んだ感想: 四季ラビオリ

2016年09月18日

ザ・キング・オブ・ファイターズXIVを遊んだ感想

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ＫＯＦ１４を始めてまだ１カ月たっていないので早計かもしれませんが、一通り遊んだので率直な感想を。

◆ ストーリーモードについて
各チームにＥＤがありムービーもあるので、それなりにボリュームがあります。
総勢５０キャラの必殺技や超必殺技、更にCLIMAX超必殺技の演出などがあることもあり、１人で黙々と楽しむことも出来ます。
ただ、個人的には・・・やはりＣＰＵを相手に対戦するチームが８チームは多すぎだと思いました。
１つのチームを終わらせるのに３０分では・・・。
それとＥＤのムービーでセリフがあるチームと無いチームがもっと手っ取り早く分かるようなものであればよかったかなと。
そうじゃないとアントノフの見慣れたムービーを何回も見ることになるので（笑。
これらの点を除けば、ストーリーモードは及第点に達していると思います。

◆ オンライン対戦周り（熱帯）について

まず非常に残念だったのが発売直後のひどいラグ。
発売してから数日は間違いなく初心者もいたと思うのですが、まともにプレイすることも敵わないラグだったので、自分も修正パッチが配信されるまではほとんど対戦しませんでした。
で、これにより初心者を含めた多くのプレイヤーがやめたか売りに出してしまったみたいで・・・。修正パッチは１週間程度で配信されましたが、離れた人は戻らず（個人的な体感です）。
過疎化が進む大きな原因になってしまったように思います。

で、次に問題だと思うのは、キャラの性能差。
一部のキャラは適当に必殺技を連発しているだけでも強いのに、弱いキャラになるともう戦い方うんぬんではなくどうしようもなくて・・・。
だから多くのプレイヤーが似たり寄ったりの強キャラを使い、ますます殺伐とした雰囲気になっていくのですが、その現象がポイントの増減の無いフリーマッチでも起きるように。
初心者や弱者が成すすべなくどんどん狩られ続けて去り、味をしめた上級者がそれを繰り返す。
こうして更に過疎化がすすみ、多くのプレイヤーがますますいなくなる状況に。
最初のころは庵や京などで昇竜を連発するだけのプレイヤーもたくさんいましたが、発売から２週間程度で消えました（笑。
もうこんな戦法で勝てるようなオンライン対戦のレベルではなくなっていましたからね・・・。

そして個人的に大きな問題だと思うのは、 フリーマッチで相手の対戦数や勝率を確認出来ないこと。
つまり上級者でも「入門」という段位のままでいつづけることが出来ます。
これだと非常に初心者狩りなどがしやすくなり・・・。
スト５ですらあまり役に立たないとはいえキャラクター毎のＬＶ表示があるのに、ＫＯＦ１４にそれはなし。
これは残念でした。
飛び級モードの実装よりも、単純にパッと相手の段位や勝率が確認出来る機能の方を付けてほしかったというところです。

で、最後にですが・・・後は先日書いた「日本人限定（エリア限定）」で戦えるように指定が可能だったらということ。
日本人を装った外国人なんかとラグい戦いをしても・・・。
ここらへんは最低限というか当たり前の機能でエリアを選択できるようにしてほしかったです。
外国人と戦いたい奴はやればいいし、そうじゃない人は拒否出来るように。

◆ 総評
というわけで、１人用はいいにしても、肝心のオンライン対戦がズタズタで、 点数は☆２つ（５つ満点中）。
正直に言うと「スト５」よりも遊びやすさでは劣るかと・・・。
ストーリーモードでは今後新たなキャラが出そうな感じだったので期待しましたが、このゲームバランスでは続編を買う人はかなり少ないと思うし、自分もたぶん買いません。
今作の時点で上級者たちが気持ちよくなるだけのゲームになってしまっているので。
もっと真面目に初心者の救済措置がないと、これからの格闘ゲームは過疎が進むだけになるでしょうね。

あ、ちなみにスト５もリュウなどの強キャラが大量発生しましたが、あれよりもＫＯＦ１４の強キャラたちの方がひどいです。
どれくらいひどいかというと、もうそのキャラたちを選ばれる（使われる）だけでやる気を失うというか、しんどくなるというか・・・。
だから自分も発売から１カ月たつまえですが、もうソフトを棚に収めました
「なんでこんなに辛い思いまでしてゲームをやっているのだろう」と思ってしまったから（笑。

最後にお伝えしておきますが、 現在のオンライン対戦は初心者が楽しめるような状況ではありません。
フリーマッチにて入門という段位のプレイヤーがたくさんいても、ほとんどが猛者です（苦笑。
経験者なら別ですが、初心者がこれから参加しても１勝するのも厳しいと思います。
これから買う予定の方は相当の覚悟が必要です。
自分のように憂鬱な気分にならないようにご注意ください。