朝、寒さで起きた。あっ!ここはエルサレムだ!とりあえず、シャワーを浴びようとトイレの真横にあるシャワーで温水が出るか確かめてみた。おー!ホットシャワーだ温かくなったんだか、最後の冷水を浴びてしまったのか分からないけど寒い。けど、何とかサッパリ出来たロビーに行くとフロントのオヤジが話掛けてきて、「今夜もここに泊まるか?」と言ってきた。そうだった!1泊しか泊まらないと言っていたのを忘れていた。追加で、もう2泊すると伝えると、ちょっと割り引いてくれた。この人は、雇われてるんじゃないのか?と思いつつ、どうやらパレスチナ人との事で、俺の故郷のベツレヘムに行ってみてはいいんじゃないか?と言われたどこそれ?って感じでいると、パレスチナ自治区だけど安全だし、ここからバスですぐだよ!と教えてくれたので、ここまで来たらトコトン見ておかないと損!早速、朝一にベツレヘムに行って見る事にしてみた。ダマスカス門を出ると、すぐにバス停があるので、そこからベツレヘムに向う事が出来る。バスに乗って来るのもイスラム教の人っぽい女性が多い。どうやら、学校に向かう所にバッティングしてしまったみたいだ。
とにかく、パレスチナ自治区に行くとは思わなかったので、バスの中で調べてみた。パレスチナ自治区には、エリアA・エリアB・エリアCと分かれている。自分が向かっているのは、エリアA(パレスチナ自治政府が行政権など全てを握っている)で一番危ないんじゃないか?イスラエルが統治していない所じゃないか!乗った船状態だったので行くしかない!楽しんで来るしかない!と思うしかないまあ、何とかなるでしょ!ベツレヘムに到着した。バスから降りた瞬間にタクシーの運ちゃん達に囲まれて、どこそこに行こうとか、写真を見せてきて観光地を案内するなど、うざっ!無視して中心街まで歩いて行く事にした。そんなにシェケルも持ってなかったし。。。街を歩くと、いきなりアラビア文字の看板やらヘブライ語が見つからないいきなり、こんなに変わってしまうんだ。と思った。でも、街並みは綺麗でエルサレムと変わらない感じだった。タクシーの運ちゃん以外は人も良くて、ここがパレスチナ自治区なの?と思う光景だったちょっと、予想していたのとは違うけどテレビで見せているのは悲惨な現場だけ。ここは紛れもなく、パレスチナ自治区なのだしかも、中心地のメンジャー広場にはキリスト生誕教会があるではないか!キリストって、ここで生まれたの?じゃあ、中に入ってキリスト教の人がいるのか確かめてみようじゃないか
あら?本当にいるし!キリストが生まれた場所も見る事が出来た。ここってパレスチナ自治区だよね?ん〜よく分からないがゴチャゴチャ混ざっているんだな。。。でも、来て良かった!その後は、ベツレヘムの周辺を散策して、すぐに終わってしまったけど違う国に来た感じがして面白かった昼過ぎに、ここを出てバスに乗り込み、エルサレムに戻る事にした。エルサレムに戻る途中に検問に引っかかったいつもの事なのだろう。。。パレスチナ人達はバスから降りて、身分証とバッグの中の検査をされている。ほとんどの人達がパレスチナ人みたいでバスの中はガラガラ。バスの中にいるのは、イスラエル人と外国人のみ。武装した軍人2人がバスに入ってきたので、パスポートを見せるとバスから降りて行った。そして、検問が終わったパレスチナ人達も戻ってきた。15分ほどでバスはエルサレム中心へと走り出した。
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