アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

ちいさくなったパパ?D

ところが、吸ったとたんに、私はせきこんだ。
せきこみながら、外へ飛びだした。
丘をかけおりながらも、ずっとせきをしていた。


せきがおさまったのは、丘の下の遊び場まできたときだった。


古タイヤのブランコが風にゆれている。
すべり台の金属板は朝の光をあびて、きらきらひかっている。
さわやかな空気を胸いっぱいに吸い込むと、
忘れかけていたいろんな香りが鼻のなかにふわっとひろがった。



私はブランコに腰をおろした。足をゆらすと、どんどん勢いがついた。


よーし、もっと高く!もっともっと!
ブランコがこんなに楽しいものとは、知らなかった。
いつもなら2秒もすれば、かならず飽きてしまう。でも今はいつまででもつづけたい。
あまりの楽しさに、おなかがよじれ、めまいがする。
「やっほー!」私はうれしくなって、かん高い声をあげた。
そのとき、男の子が丘をかけおりてくるのが見えた。

あの子なら、知っている。                 「おーい、すごいだろ?こんなに
息子のトーマスだ。                     高くまで、こげるんだぞ!」



トーマスとパパが出会っちゃうどうする?・・・・・・まだ、まだ、続くのです。

この記事へのコメント

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。

Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: