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2019年08月22日

1943改(PCエンジン)[ゲーム情報・攻略]

**
『1943改』
【いちきゅうよんさんかい】
[ゲーム情報・攻略]











[音楽・動画・ゲーム]

[ ゲーム(楽天) ]





「内容」


【基本情報】

ジャンル:縦シューティング
対応機種:PCエンジン
媒体:HuCARD(4M)
発売元:ナグザット
発売日:1991年3月22日
定価:7,200円


【遊び方】

原作の「1943改」もそれほど人気のあった作品ではないらしい。それをさらにスケールダウンして移植するんだからあんまり面白そうな移植ゲームとは思えないところだが、本作はいささか風変わりに意欲的な移植をしている。原作から3ステージ削った分、原作に無いオリジナルステージを4ステージもくっつけてしまったのだ。7面で原作のラスボス・大和にあたる「トウタク」を倒すと、自機にパワーアップアイテムを装着するビジュアルシーンが入り、そこからは自機・敵機ともにほとんどSFチックにパワーアップした状態のオリジナルステージに突入するのだ。で、幸か不幸かこのオリジナル面の方が圧倒的に面白いのである(笑)。アーケードで遊んだ移植作品を家庭で楽しむというより、ナグザット謹製のオリジナルSFシューティングを楽しむのが主眼なんじゃないかな、という妙な商品だ。


【パワーアップ】

ゲームシステムは原則としてアーケード基準だが、ショットについては高速フルオート連射が標準搭載された。(オプションでOFFにもできる)
武器の種類ごとの大きな格差も再調整や高速フルオート連射の影響で是正されており
気軽にプレイしやすくなりつつ、総合的な難度がアーケード版よりかなり下がった。

●ショットガン
アーケード版の代名詞ともいえた武器だが、性能が僅かに弱体化。
相変わらず強力ではあるが、「適当にショットガンを撃っていれば終わり」という大味な戦法は通用しなくなった。
●レーザー
こちらも相変わらず強力ではあるが、貫通能力が裏目に出る場面が散見されるようになった。
扱いやすいものの、一概に「スーパーシェルの上位互換」とは言い切れなくなっている。
●3WAY
アーケード版ではハズレ武器だったが、高速フルオート連射により大幅強化された。
横画面になった影響がプラスに働いた武器でもあり、無印以来の選び甲斐がある武器に返り咲いている。
●スーパーシェル
こちらもアーケード版ではハズレ武器だったが、やはり高速フルオート連射との相性が抜群。
接射時の瞬間火力の高さがレーザーとの違いで、単純な下位互換とは言い切れない。
●初期ショット
高速フルオート連射に助けられる形で、そこそこ以上の性能に強化されている。
アーケード版では「武器の切れ目が命の切れ目」とも言えたが、体勢を立て直すには十分なだけの強化がされた。

その他、全滅させるとアイテムを出す「赤水編隊」の出現数が増えた(1度に2編隊出現することも)、
敵機に体当たりされた時のダメージ量が減った、武器アイテムの使用時間カウントが28秒→32秒に延びた、
などの細かい難度緩和点も多い。


【キャラクター】


【ステージ、面紹介】

[オリジナルステージ]
PCE版を語る上で欠かせないのは何といってもオリジナルステージの存在だろう。
ステージ7にて待ち構えるAC版のラストに該当するボスを倒すと、
本来単発の複葉機であるはずの自機の空きスペースにオーバーテクノロジーなジェットエンジンが2つ搭載されるイベントが発生。
ここでまさかの機体強化がなされる事となる。

そして、第二次世界大戦が舞台だったはずの戦場は、何故か突然SFシューティングと化し、
当時の水準では「本当に19シリーズか?」と思える『19XX THE WAR AGAINST DESTINY』を先取りしたような派手な世界観に豹変するのである。
しかも困った事に、AC版ステージよりも、凄く熱くて面白いステージ揃いであり、
ここにきてテンションが急上昇してしまうという現象に遭遇してしまう。
メインであるはずのAC版ステージが箸休めで、オリジナルの方がメイン…といわんばかりに。

実際、オリジナルは各ステージの道中、ボス共に専用BGMが用意され、敵も大半がオリジナル。
ACの移植にもかかわらず、明らかにオリジナルの方に力が入っている妙な作りとなっているのだ。

[◆華麗なるオリジナルステージ!]

「キョシュウ」→「アヤコ」→「ガンリョウ」→「チョウコウ」→「アヤコII」→「リョフ」→「トウタク」と一応原作から「移植」された7面をクリアすると、本命お楽しみ(笑)のオリジナルステージに突入だ。原作にはかろうじて残っていた「第二次大戦もの」というカラーはこの後半戦ではほとんど忘れ去られ、純然たるSFシューティングに変貌してしまうのだ。

 まずは「水上要塞」。のっけから登場する巨大母機から出撃するオープニングが美しい。自機の弾も綺麗にパワーアップしているが、敵機も当然ながらパワーアップしており、難易度に関しては相変わらず。それにしてもこの面の敵機の多さ、攻撃バリエーションの豊富さには戦いつつも感心せざるを得ない。
 水上要塞を破壊すると、次は「アヤコ改」。まぁこれは割と楽勝。このステージは背景が夜景で、なかなかに美しい戦場の眺めとなっている。

戦闘列車 そして続いては、本作中オリジナリティと迫力では最高のステージと思える「戦闘列車」だ。眼下に三本の線路を見下ろしつつ、切通し(?)の多重スクロールで表現される猛スピードで抜けていくステージで、さすがはPCエンジン!と言いたくなるようなかなりの迫力の描画は必見だ。ステージだけでも結構凄いのに、そこに上から下からSLに牽かれた「戦闘列車」が走り込んでくる場面はもう最高!このステージはもうシューティングというより眺めて楽しみたい気分である(笑)。
 このステージは上から下へ高速にスクロールしていく作りになっているので、お好みのパワーアップアイテムをとるのはかなり難しい。でも列車だけに攻撃はそうきつくないのでレーザー弾のかわし方さえ分かればそう苦労はせずクリアできると思う。

 このステージを突破すると真のラスボス、「トウタク改」のステージだ。このステージは三段階構造になっており、これまで以上に盛大に敵機が登場し敵弾をぶちまけまくる。その代わり「P」がかなり出現しやすくなっており、最後の祭りとばかりに盛大なステージとなってくれること請け合いだ。もっとも僕はまだEASYモードでもクリアできていないのだが(涙)。

 重大なことを最後に書いてしまうが、本作は「1941」同様、2人同時プレイが可能。若干難易度が上がるが、二人の方が先に進みやすいかもしれない。


【裏技・攻略】

[設定画面で遊べる]
設定画面のサウンドセレクトで、特定の順番で曲を聞くと色々なことができる。

7→7→7→7→9→3→10
オリジナルモードでプレイできる。

0→3→3→8→3→9→0→0→8→0
クレジットが9に増える。

1→6→0→10→5→2→10→3→8
ゲームスピードが2倍になる。

[メガクラッシュが無限に使える]

ゲーム中にポーズをかけて、右、I、II、左、I、II、上、I、II、下、
I、II、セレクト、上、下と押し、チャイムの音が鳴れば成功。
ポーズを解除するとメガクラッシュを使ってもHPが減らない。

[武器が無制限に使える]

ゲーム中にポーズをかけ、右、左、II、I、上、下、I、II、上、下、上、下、と押す。
その後に武器アイテムを取ると、その武器は無制限に使用できるようになる。

[サイドファイターが無敵になる]

ゲーム中にポーズをかけて、上、右、下、左、下、右、上、左、
I×2、II×2、セレクトと押す。するとサイドファイターっが無敵になる。

[武器セレクト]

ゲーム中にポーズをかけて、下、II、左、II、上、I、右、Iの順に押す。
ピーンという音がすれば成功。ポーズを解除してセレクトを押せば、
武器セレクトができる。

[無限宙返り]

ゲーム中にポーズをかけ、上、上、下、下、右、右、左、左、IIと押す。
すると何度でも宙返りすることができるようになる。

[ヤシチが増える]

水上要塞のステージでアイテムを持った赤い編隊が出現したら、
メガクラッシュを連続して使う。すると普通は1個しか出ないはずのヤシチが
2〜3個出てくる。2P同時プレイの時に便利。

[中型機を逃すと]

最終ステージで、護衛機といっしょに現れる中型機を倒さずに見逃すと
ヤシチを置いていく。


【大きな変更点】

元のアーケード版が1988年のゲームとはいえ、
PCEのスペックで完全移植をする事は厳しいためか大きなアレンジ化がされている。
大きな変更点としては、原作の10ステージのうち3ステージが削除され、その代わりに
PCエンジンオリジナルステージがラストの方に4ステージ追加され全11ステージ構成となった。
これにより、結果としてアーケードよりも1ステージ増加した事になる。

また、ボスの名称のほとんどがファミコン版1943を踏襲して三国志の武将のものに変更されていたり、一部演出に変更が見られるなど、外見上もある程度の相違点がある。

名称は変更されているもののグラフィックはアーケードから持ってきた為に「キョシュウ」という空母なのに「赤城」の着艦識別文字の「ア」が残っている、ミスと思わしき部分もある。
BGMもアーケード版とは異なる配分をされており、亜也虎IIIとガンリョウ(大飛龍)の戦闘BGMが入れ替わっているなどの差がある。
同時に、チョウコウ(AC版の「伊勢」)ステージの艦隊戦にアーケード版で没となった「艦隊戦B」が使用されているといったアレンジも加わっている。
本作でもステージの削減に伴いゲーム中に使用されないBGMは存在するが、テストモードで聴く事が可能。



【スタッフ】
[PCエンジン版]

プログラム:落合雄一
デザイン:BLUE BIRD
音楽:松下寿志、森島大祐
スペシャル・サンクス:OTAKA、谷島孝行、高橋和夫



【攻略動画集】

PCエンジン 1943改 (1991) - Part1/2


PCエンジン 1943改 (1991) - Part2/2


『1943改 pcエンジン』

》youtube動画中《

》ニコニコ動画中《

》》》画像集《《《

『1943改 bgm』

》youtube動画中《

》ニコニコ動画中《

》》》画像集《《《



【ゲームサイト中(集)】
内容
●1943改 - BIGLOBE

》》》リンク《《《

◆画面中敵機だらけ!

 「1943改」はライフゲージ制を採用していて、ちょっとやそっと敵弾や敵機にぶつかっても墜落することが無い親切設計。まただからこそ敵機もまさに画面中全体にあふれんばかりに大量に群がってくる。プレイしているうちに敵弾や敵機も気にせずただただ撃ちまくり、飛び回るようになってしまいがちで、なんというか、夏虫の大群の中に突っこんでいくような感覚のゲームだ。
 面白いことにこのライフゲージ、敵弾などに当たらなくても勝手にジワジワと減っていくつくりになっている。これを回復するには敵のオレンジ編隊を全滅させると出現する「P(パウ)」ユニットを取るしかない。あと、たまに「矢七」というこのシリーズおなじみのアイテム(これについての余談は「1941」の方に書いたのでカット)をとるとライフゲージが全回復するので取りこぼしは絶対にしたくないところ。

 この「P」だが、これを撃つと撃った回数ごとに「3ウェイ」(3方向射撃)「スーパーシェル」(貫通性の高い弾)「レーザー」(さらに貫通性が高い。二段階変化あり)「ショットガン」(5方向に強力な輪?を放つ)「サイドファイター」(いわゆるオプション機)といったさまざまな強化アイテムに変化していく。何も考えず連射していると望みのアイテムにありつけないので注意が必要。また各アイテムは使用時間に制限があり(基本は30秒、複数アイテムをとると最高79秒)、「今はライフゲージを回復すべきか、それともボス戦に向けてアイテムを強化していくべきか…」とあれこれ戦略を練りつつ進めていくあたりが、このゲームの醍醐味といえるだろう。
 ただ前半に関しては、通常の場面ではほぼ「3ウェイ」で進めれば事足りるという場面も多く、他のアイテムがうっかり取るとまずい厄介者みたいに扱われてしまうところもある。基本的にはボス戦の直前に「レーザー+サイドファイター」の組み合わせにしちゃうのが最強、と思える。まぁそうそううまくいかないことが多いんだけど。

 特殊な攻撃法として、Iボタンを押すと稲妻やら大津波やらが起こって画面内の敵全体にダメージを与えられる、というものがある。これ、かなり便利でピンチの時にはずいぶん役立つのだが、ライフゲージを大きく消費するので注意が必要。
 それとIボタンとIIボタンを同時に押すと、自機が「宙返り」をして、その間だけ敵の攻撃が一切無効になる、というこのシリーズ独特のシステムがある。もちろんこれとても無闇には使えず、一面中2回しか使用できないので使いどころを見極める必要がある。

 なお、慣れてくるとめったになくなってくるのだが、各面ごとに撃墜率がカウントされており、70%を下回ると「作戦失敗・再度出撃セヨ!」と言われてもう一回やり直しになってしまう。ただこのパーセンテージってどう計算しているのか良く分からないところがあり、撃ちもらしがあったはずなのに「100%」なんて表示が出たりもする。




---以上
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