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2014年11月24日

御所と疎水の紅葉(3)「山科疎水」

PB280117.jpg

b.そんじゃあ見ていきましょう、山科疎水(ソスイ)の紅葉、

a.ここはサクラの名所でもある、とくに半分から東にかけてスゴイ、

b.サクラも紅葉したっけ、

a.そう、じつは一年で二度おいしい、お得な樹木や、

PB280118.jpg

b.しかし、山科疎水って樹木がうっそうと生い茂って、夜とかちょっと怖(こわ)いやろなあ、人通りも少ないし、

a.たしかに、それに御所と比べたら、疎水(ソスイ)にそって進むだけで、景色も一本調子、

b.一本調子?

a.大きな変化もなく同じような感じのまま、

PB280119.jpg

b.それでもここが好きなんすね、

a.町中の道がクルマが多すぎっていうのもあるけど、それ以上にどこかしら魅力がある、

b.どのあたりが、

a.高台を通る道なんで、ときおり町の景色が見え隠れするし、道が相当うねうねするから、意外に多彩な表情を楽しめるんや、山歩きに近いような心静かな雰囲気もあるし、真夏は木陰(こかげ)でかなり涼しいし、真冬は森が北風をブロックしてくれる、

b.基本は同じ味やけど、そのなかで微妙に味がちがうと、

a.そう、いろんな豆腐料理を食べるような、

PB280123.jpg

b.しかし、これだけ見事な紅葉なのに、ほとんど誰も立ち止まらないとは、

a.サクラの季節はそうとう混(こ)むけど、紅葉見物って、個人個人がときおりって感じで、あまり人気無いんやなあ、

b.地元のヒトも黙々と紅葉のしたを素通り、もう見飽きてるんかなあ、

a.いや、きっとポーカーフェイスで(=表情には出さないで)楽しんでるはずや、面と向かって聞いたわけやないけど、

b.なるほど、そんなもんかなあ、

「感動を こころに秘めて 素通りや」、

PB280121.jpg

a.さて後半の東エリアは、紅葉のサクラも散って残念やったけど、まあこんだけはしゃあないなあ(=これだけは仕方がない)、

b.ええと、ここからはしばらく疎水(ソスイ)と分かれて、山越えですね、

a.うむ、疎水は長いトンネルに入って三井寺(みいでら)の下からびわ湖へ抜けるけど、われわれ人類はきっつい峠を越えるんや、

b.峠はこれという紅葉もなく、いつもどおり、小粒でピリリの激坂、

a.この急坂を下って墓地をすり抜けると、びわ湖はすぐそこ、しかし我々は共に歩んできた疎水(ソスイ)が気になるんで、そっちに回り込んでおこう、

b.お、こんなところに朱塗りの門と朱塗りのモミジ、

PB280128.jpg

a.まるで同じ塗料、吹き付けたほどバッチリ赤いな、

b.長等(ながら)神社の楼門(ろうもん=二階建ての門)、大津市の指定文化財か、天智(てんじ)天皇の時代に作られたんやそうです、

a.1300年前、そういえば、広いお墓があったなあ、山科疎水(ソスイ)の始めのあたりに、その裏手を通って来たはずやで、右手が薄暗い森になってたやろ、

b.ああ、あすこが天智(てんじ)天皇陵(りょう)か、ぜんぜん分からんかった、

a.長等神社といえば、しだれ桜もきれいやったなあ、

b.歌碑がありましたね、有名な、

「さざなみや 志賀(しが)の都は荒れにしを 昔ながらの 山ザクラかな」

a.平忠度(たいら の ただのり)の作、しかし、なんで「度」が「のり」やねん、まんなかの「の」も無いやんけ、こんで古文が嫌(や)になったんや、

b.まあそう言わんと、疎水(ソスイ)のモミジが待ってますよ、

a.そうやったな、

b.なるほどここが出口というか入り口というか、

PB280130.jpg

a.びわ湖の水がここから入ってくんか、暗いトンネルへ、

b.正面に回り込むとこんな感じ、

PB280131 - ハ?ーシ?ョン 2.jpg

a.「疎水(そすい=運河)にも 昔ながらの 山もみじ」、

b.そうか、「ながら」に長等(ながら)をかけてるんや、遅いけどいま気いついた、

a.そんな山が近所にあったな、長等神社に長等商店街も、

b.さて、これで疎水(ソスイ)の紅葉も終わりですが、これでお開きにしますか、

a.せっかくびわ湖まで来たんやし、もうちょっとオマケがほしい、

b.この季節らしく、お寺の鐘(かね)突き堂に干し大根が、

PB280132.jpg

a.なんか風流やなあ、もみじの彩(いろど)りもプラスして、

「もみじ咲く 鐘つき堂の 大根干し(だいこぼし)」、

b.最後に水辺の写真でも、

a.残念ながら、びわ湖は写してないし、これでガマンや、

PB280133.jpg

b.瀬田川の下流を見てるんか、あの橋は国道1号線、

a.この日はここから笠取山経由で宇治に抜けたけど、紅葉の美しさは御所や疎水にとてもかなわないから、ここでお開きや、


2014年11月22日

御所と疎水の紅葉(2)「御所から疎水へ」

PB280092.jpg

b.御所で思い出すのは、

a.御所の外周にそって、砂利を敷いてない細道が続いてて、ここがなかなか雰囲気があって悪くない、

b.四方ともクルマだらけの大通りなんで、うるさくないすか、

a.それはちょっとあるけど、それ以上にけっこう森が深くて、大都会にいることを忘れる、紅葉もなかなかいいし、

b.そういえば、地元っぽい人たちが歩いてますね、地味に黙々と、

a.ところで、ありゃ、ここのボスやろか、

PB280099.jpg

b.コーヒーのボスなら、今年発売されたプレミヤム・ボスはちょっと美味(うま)かったけど、

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a.コーヒー豆の微細な粉を混ぜ込んでるやつか、それもボスやけど、こっちは樹木のボスや、

b.平安京ができた頃からずっと生き続けてるんすか、

a.さあ、本人はなんも言わへんしなあ、

「平安の ころから生きて いんのかな」、

b.何代目かとちゃいますか、ひとりじゃとても、 

a.そりゃそうや、

b.しかし、広々して気分いいっすね、

PB280101.jpg

a.こんな町で暮らせることを幸せに思う、

PB280102.jpg

b.栄養が良いせいか、落ち葉までサマになりますねえ、

PB280103.jpg

a.風が弱かったおかげやな、

b.東北の門の手前に、こちらもボス級のでかいイチョウが、

PB280106.jpg

a.あのお子さんは、イチョウのお孫さんやろか、

PB280107.jpg

b.さあ、もしかしたらそうかも知れませんね、人の姿を借りていますが、

a.こっから山科疎水へどう行こかなあ、

b.もう御所は出ると、

a.御所のなかを遠慮がちに進むより、もっとスッキリ走って繁華街を早く抜け出したい、

b.だったら寺町どおりを南下して、丸太町どおりを東のドン突きまで行けば、

a.おお、それがスッキリしてええなあ、そこから生活道路風な小道を少し南へ下れば、ホレこのとおり南禅寺の門前でござる、

PB280112.jpg

b.こちらも見頃をむかえてますね、ちょっと境内(けいだい)のぞいてみますか、

a.ヒトが多いから、やめとこう、

b.じゃあ三条通りで坂を越えて山科疎水(ソスイ)へ参りやしょう、

a.山科疎水は入り方が難しいので要注意や、

b.案内板とかぜんぜん無いんすね、

a.疎水(ソスイ)っていうと、哲学の道がメインなんで、山科疎水(ソスイ)は地元住民専用みたいやな、

b.それだけにヒトも少ないと、

a.うむ、たまの団体客に驚くこともあるけど、9割がたひっそりしてる、

b.しかし、こんな住宅街の路地で行けるんすか、ほんまに、

a.っていうか、おおかたこんな路地しかないんや、

b.なるほど、住宅街裏手の高台を流れてるんか、

PB280114.jpg

a.ここもバッチリ紅葉してんな、

b.疎水(ソスイ)のフェンスや法面(のりめん)はけっこう新しい、

a.大々的に工事してたしなあ、

b.水はどうしたんすか、

a.たぶんびわ湖側の水門閉じて、川底までコンクリートで固めてた、

b.こうなると、なおさらここに船浮かべて京都からびわ湖まで行ってみたいっすね、

a.やろうと思えば出来るんちゃうかなあ、インクラインさえ動けば船ひっぱり上げて、平安神宮や南禅寺から船にゆられてびわ湖まで、

b.あとはいくつもあるトンネルの安全性か、

a.ああ、そこが問題やな、地味にカネかかりそうやし、



2014年11月13日

御所と疎水の紅葉(1)「嵐山から御所へ」

b.じゃあ、今年いっぱいをめどに近畿シリーズは終わりになるんすか、

a.「そうや、兄ちゃんもう終了やで」、

b.しかし、なんでまた・・・銀玉っていうか、写真ていうか、まだたくさん手元にあるんとちゃいますの(=あるんじゃないんですか?)、

a.うむ、デジカメ最初期の500万画素までのもたくさんあるし、その前にも白黒で写したんのがあるけど、これやり出すと切りないしなあ、それに、

b.それに?

a.岡山県赤磐市に引っ越して三年目になるから、そろそろ周辺の地理も頭に入ったし、あれこれ撮り貯めたんもあるしなあ、ここで一度整理して発表しようか思うてるんや、

b.なるほど、じゃあ年末をめどに、近畿エリアでとりわけ取り上げたい順にやっていきましょう、

a.うむ、今回は少々ベタ(=常識的)やけど、この季節らしく紅葉の京都を行こう、さっそくすみかの嵐山から出発や、

b.では、さっそく本日のコースやカメラなど、かんたんに、

a.2009年11月28日、御所と山科疎水(ソスイ)をめぐる旅、カメラと自転車は、そりゃ象が踏んだら壊れてまうけど、じゅうぶんタフで小粒なデジカメ、オリンパス「ミュー1050SW」、チャリンコは1996年以来びくともしない日本製アルミフレームのマウンテンバイク、ミヤタのリッジランナー、

b.しかし、走り始めていきなり、すごい紅葉っすね、

PB280084.jpg

a.渡月橋にたたずんでゆっくりながめる嵐山の紅葉、近所の住人っていうより観光客の気分やな、

b.聞くところでは、全体の配色を考えて一本一本が植えられてるっていうけど、どうりで色のバランスがすばらしいや、

PB280082.jpg

a.ヒトとクルマでパンパンな観光シーズン、でも8時半ならこんな空(す)いてるんやなあ、

b.そこから30分、京都の町中を東へ流し、御所へやってまいりました、

a.道中はええんか?(=嵐山から御所までの道順とか省略してもいいのか?)

b.いいっす、

a.それでは、ゆるりと御所の紅葉を愛でてまいろう、

b.まずは、南西エリアからスタート、わりと小ぶりなイチョウの出迎えっす、

PB280087.jpg

a.右の建物はなんやろ?

b.おそらく、環境省の管理事務所やないかと、ここ京都御苑(ぎょえん=京都御所の公園エリア)の維持管理をしてるんとちゃいますか、

a.そういえば、弱った樹木が点滴打ってもらってんの見たことあるわ、

b.樹木の点滴っすか、

a. 「俺らより ずっと大事や 御所の森」、

b.まあそうひがまんと、森に妬(や)いて(=嫉妬して)、どうするんすか、

a.おお、思わず我を失いかけておった、それじゃ次、

PB280091.jpg

b.御所の中はキノコ天国とか、テレビで大学教授が話してました、じつに様々な種類のキノコがこんな落ち葉の中に眠ってるそうです、

a.なるほど、御所にはえるキノコか、エリート中のエリートきのこやな、つぎ、

b.葉を落とした木々ごしの紅葉、

PB280089.jpg

a.手前の柵(さく)がまたええなあ、

b.細い竹で編(あ)んでますね、

a.竹の柵にもいろんな編み方があるそうやな、

b.これは決めの一枚っすね、

PB280090.jpg

a.打点2のタイムリーツーベースや、

b.たしかに、御所の樹木たちって、なんか植物離れしたオーラ出てますね、

a.そりゃオレらより高額な点滴打ってもらってるしな、しだいに自分らが植物ってこと忘れても不思議はない、

b.そんなもんすかねえ、

「皇室の たましいやろか 御所の森」、

a.ちなみに地元住民しか知らんことやけど、御所は細かい砂利が敷き詰めてあるから、自転車で走る場合はバランスを崩さんよう注意が必要や、

b.そういえば、自転車がいちばん通る北エリアの東西通路は、わずか20センチほどの砂利無し道が続いてますね、

a.20メートルもある幅広い通りやけど、スムーズに走れんのはその20センチだけや、

b.すれ違えませんねえ、それじゃあ、

a.うむ、どちらかが譲ることになるんやけど、どちらも紳士淑女の場合は、互いにゆずりあって20センチの道が空(あ)くことも多い、

b.さすが礼儀正しい日本人、

a.うむ、そんな対向車とすれちがうと、なんかそれだけでしばらくうれしい、

「ゆずろうと 悪路をえらび すれちがう」、




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