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2025年01月16日

世界初、モノクロ専用 APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼レフカメラ PENTAX K-3?V Monochrome(ペンタックス・ケイスリー・マークスリー・モノクローム)ファーストインプレッション(第一印象)


どうすか、上がりカメラ(人生の最終結論的カメラ)としてひさびさに気合の新品購入を決めた PENTAX K-3?V Monochrome、

高級カメラを新品で買うなんて、前世紀の終わりごろ、ひとめぼれしたリコーGRシリーズの初号機以来かも、

話題のモノクロ専用デジタルカメラなんすけど、じっさい手にしてどうすか、

ファインダーの見やすさがこのカメラ最大の売りなんで、まずそこを期待したんやけど、

思ったほどでもなかったと、

もちろんメチャ見やすいファインダーやけど、期待が大きすぎたんで「あれっ、これくらいの広さなん!?」て感じたのが正直なところ・・・むしろ今までファインダー下部だった水平インジケーターが上になってて、表示も改善され、とにかく見やすい使いやすいのひとこと・・・何事も手に取ってじっさい使いこんでみないと分からんことだらけや、

逆に言えば、今までの光学ファインダー自体、そうとう見やすかったのでは、

そう、明るさや透明感、四隅(よすみ)の見やすさなどなど、エントリーモデル(低価格モデル)でもハインエンド(最上位モデル)並みに作りこんでくるペンタックスのスゴさが逆に分かったような、

で、かんじんのモノクロ専用センサーですが、当然RAW(ロウ=現像前の生データ)もモノクロですよね、

色から解放されるってこれほど清々(すがすが)しいかと、

どういうことすか、

RAW現像でかなり思い切った補正をかけると、色彩的にはかなり不自然になるんで、カラー写真の調整はとても大変で縛り(しばり=制約)も多くなるけど、モノクロだと色を気にせず思い切った編集ができるんで、その解放感は予想以上に大きくて、カラーではありえないほど現像意欲がわいてくる、

カラーセンサーだと、写真の色あいにずっとしばられ続けると、

カメラを趣味として以来、他人事のように純粋に色を楽しめるようになったのは今回初と言ってもええくらいで、この解放感はかなり強烈で・・・ちなみにカラーセンサーだと、モノクロ現像であっても色フィルターごとに調子も変わって来るし、それ無しでスッと編集に入れるスムーズさも心地よい、

しかし、今まで気に入ってたペンタックス独自と言ってもいいモノクロ名作フィルター『赤外調』の劇的な写りが選べなくなったのはじつに残念すね、

モノクロ赤外調フィルターだけは、ペンタックスのお家芸として、細かなパラメーター調整もできるようにしてモノクロ専用機にこそ採用してほしい・・・それ以外のデジタルフィルターについても、すべてはカメラ内でしか編集できないので、ここはメーカー専用のパソコン用画像編集ソフトでも使えるようにしてほしい・・・さらに言えば市販されてる画像編集ソフト、アドビやZPS
(ゾナー・フォト・スタジオ)などの他社製品内でも使えるようにしてもらえたらさらにありがたい、

ちなみにカラー撮影が無いぶん、あれだけたくさんあったカスタムイメージが、ソフト・スタンダード・ハードのわずか三種類になりましたが、

カラーの時と同じように、パラメーター(いろいろな調整項目)が細かく設定できるけど、とりあえずスタンダードひとつあれば、あとは画像編集のさいにどうでもなるし、やはりモノクロ赤外調フィルターだけはデジタルフィルターから格上げして、カスタムイメージの中心的存在としてとして使えるようにしてほしい、

ちなみに、露出を変えた3枚を合成するHDR撮影のほうはどうすか、

自分なりに使いこなせしたいけど、現時点ではいまひとつ不自然さが気になって使えてない、

あと、外観上の話になりますが、フラッシュが省略されたことによってペンタ部(ペンタプリズムの部分)が前方にせり出さずより引き締まった形になったのも、

これもじっさい手にするまでまったく予想できなかったデザイン上のプラス面やなあ、

光学ファインダーの視野をより明るく広くするためにより大きなガラスが必要になって、その結果フラッシュを内蔵するスペースが無くなった結果こうなったみたいですが・・・ちなみに今後カラー撮影はどうするんすか、

とりあえずはこのモノクロ専用カメラ PENTAX K-3?V Monochrome 1台と深く付き合っていきたい、

ちなみにこれまでのモノクロ体験といえば、前世紀末にさかのぼるわけですが、

なにかとカネのかかるカラーフィルムよりも自分で現像したらずいぶん経済的なんで、そういう理由から始めたモノクロフィルム現像・・・缶入りのロール状モノクロフィルムをパトローネ(撮影用フィルムケース)に小分けして撮影・そしてフィルム現像と、だいたいこのへんで息が切れて来て、プリントするにしてもほぼベタ焼き(サムネイルプリント)ばかりの状況・・・そんな中途半端な状況のまま、なし崩し的にデジタルカメラの流れに巻き込まれ、

じゃあ、ここへ来てようやく奥深いモノクロ写真の世界へ本格的に入って行けるようになったと、

メチャのんきな話やけど、実際そのとおりで、今回このカメラを購入することでようやく前世紀で中断したままのモノクロ写真の世界に再度踏み込めるようになって、あのころの自分を取りもどしたようなホッとした気分というか、ここへきてやっと腰を据(す)えてモノクロ写真と向き合えるようになった静かな感動というか、

カラーもモノクロも両方撮影できる PENTAX K-3?V より10万円も高価な PENTAX K-3?V Monochrome の購入にはかなり勇気も必要だったと思いますが、まったく後悔無しと言い切れるわけすか、

ふつうのノートパソコンでもブログは書けるけど、あえてモノクロ画面のワープロ専用機『ポメラ』を購入して使えば使うほど愛着が増すのとまったく同じ感覚がこのカメラにもあって、色に執着しないで画像編集できる心地よさ・解放感はこのカメラをじっさい手にするまでは予想もできないことだったんで、モノクロ写真に少しでも興味のある方はぜひ購入を検討されることを強くお勧めしたい・・・

カラーセンサーを搭載した PENTAX K-3?V が生産中止という噂(うわさ)もありますけど、

リコーペンタックスさんから正式な生産中止の発表が無いところを見ると、おそらくこの機種が世界中でかなりな台数売れた結果、ソニー製のカラーセンサーが供給不足になって一時的に生産ストップしてるのが現状とちがうかなあ・・・メーカーさんがこの歴史に残る傑作カメラを生産中止にする理由がそもそも無いわけで、

いや、生産中止はホンマですね、

ほんまか・・・ショックやなあ、

そういえば、このカメラは従来モデルよりもペンタプリズムの製造が非常にむつかしいため、ベトナムではなく日本国内でやらざるを得ないそうで、それも影響してるのかどうか、

とにかく、リコーペンタックスさんから、近日中にこの件についてくわしく説明してほしいもんやなあ、

ちなみに昨年になってペンタックスの魅力に引き込まれたこちらのプロカメラマンさんも、モノクロ版の K-3?Vをとりわけ高く評価されています(話題の部分から再生されます)。


クリックするとより鮮明で大きな画像をお楽しみいただけます

(より自然で表情豊かな曇(くも)り空にしたくなり、なにげに相当いじることに…)
IMGP0310.JPG

(こちらはJPEG 撮って出し)
IMGP0294.JPG

PENTAX K-3?V Monochrome  HD PENTAX-DA 16-85mmF3.5-5.6ED DC WR

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