2016年11月26日に90歳で亡くなった
『フィデル・カストロ』の特別番組を放送していました。
番組名は『フィデル・カストロ:真実の記録[字]』。
革命家・政治家フィデル・カストロは、
キューバ共和国の首相・大統領を務めた人物です。
アメリカの経済制裁を受け、キューバにあったアメリカ企業の
看板を壊す映像や、キューバの特産品である砂糖を巡っての
輸出入問題を受け、アメリカ人記者がサトウキビを刈っている場面等、
かなりリアルな貴重な映像が流れています。
名前は聞いたことがありましたが、
全く「フィデル・カストロ」について調べたことがありませんでした。
独裁者と言われ、非難されることもある人物で、
当時はソビエト連邦とも密な関係を持っていたようです。
今思えば、「シンドラーのリスト」のような独裁政権の残酷さ、
それに関連し、ホロコーストを描くヒトラー政権をモチーフにした映画や、
カンボジアでの大量虐殺を描いた「キリング・フィールド」、
その他戦争映画などを含め、最低最悪な時代を描くことが
こうなってはならない、こんな惨いことがこの先あってはならないと
思えるきっかけになっていることがかなり大切ですね。
見たくない映像ばかりのドキュメンタリー映画は、
見なくてはならない映画でもあります。
初めて映画を観て涙したのが
「ホテル・ルワンダ」。
いたたまれない気持ちと
今の生活が幸せだなんて思っていなかったのに『そんなこと思ってごめんなさい。』と
思ったのを覚えています。
なくてはならない映画、
汗水流して、命を懸けて大切な映画を製作してくださった
数々の監督に感謝です。
大切な人と大切な日に、
たまにでいいのでこういった映画も観てみてください。
絆がいっそう深まるのではないでしょうか。
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