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2013年03月31日

簡単 温泉成分

温泉の脱衣場でよく見かける温泉分析書。

温泉の泉質や効果効能が記載されているアレのことです。

ざっくりですが分類してみます。



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●単純温泉

日本で最も多い泉質。

泉温が25℃以上で含有する固形成分が薄い無色透明の温泉。

名湯・カルルス温泉もこの泉質でリウマチに良いとされています。



●二酸化炭素泉(炭酸泉)

単純炭酸泉ともいい、気泡湯にように泡が出る。

高血圧や心臓病に良いとされています。



●カルシウム-マグネシウム-炭酸水素泉(重炭酸土類)

重炭酸(炭酸水素)にカルシウムやマグネシウムが結びついた泉質。

消化器疾患に効くと定評があるようです。



●ナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)

重曹を主成分とする泉質。

皮膚を軟化させて肌がツルツルになるのことから

「美人の湯」や「美肌の湯」と呼ばれています。



●ナトリウム-塩化物泉(食塩泉)

日本で単純泉に次いで多い泉質。北海道内でもポピュラーな泉質。

保温性に優れていて湯冷めがしにくい。

神経痛や皮膚病に良いと定評があるようです。



●ナトリウム-硫酸塩泉(芒硝泉)

硫酸塩泉の1種。

芒硝とはナトリウムの俗称らしく漢方では下剤に用いられるとか。

便秘に良いそうです。



●カルシウム-硫酸塩泉(石膏泉)

こちらも硫酸塩泉の1種。石膏はカルシウム。

鎮静作用があり、創傷などに良いそうです。



●マグネシウム-硫酸塩泉(正苦味泉)

硫酸塩泉の1種。

日本では極めて少ない泉質で、青森県の浅虫温泉などが有名。

肥満症に良いとされるダイエット温泉。



●鉄泉

炭酸鉄泉と緑ばん泉の2種。

湧出時は炭酸鉄泉が無色透明。

緑ばん泉は半透明の緑色をしていて時間の経過とともに鉄分の影響からか

赤褐色か黄褐色に濁る。貧血に良いとされています。



●アルミニウム-硫酸塩泉(明ばん泉)

明ばんはアルミニウム。

登別温泉では「目の湯」と俗称し目に良いそうです。



●硫黄泉

硫化水素を含まない「硫黄泉」と硫化水素を含む「硫化水素泉」の2種。

湧出時は無色透明ですが空気に触れると白濁することが多い。

皮膚病に良いと言われていますが

肌が弱かったり敏感な方は刺激が強い場合があるようで

湯上り後はシャワーでカラダを洗い流すと良いそうです。

硫化水素型の硫黄泉は「糖尿病」「高血圧」「動脈硬化」に良いとされています。



●酸性泉

日本独特の泉質とされています。

強い酸度を持ち殺菌力に優れています。

湿疹や水虫など寄生系の皮膚病に良いそうです。

肌への刺激が強いため、湯上り後はシャワーでカラダを洗い流すと良いそうです。



●放射能泉

ラドン温泉のほうが馴染み深いかもしれません。

ラドンやラジウムが一定量以上含まれている温泉。

痛風や糖尿病、慢性胆のう炎、胆石症に良いとされています。

秋田県の玉川温泉が有名ですが

北海道内では長万部の二股ラジウム温泉が有名ですが

島牧村「モッタ海岸温泉旅館」のラドン含有量が多い事が

確認されているようで穴場かもしれません。




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posted by のんびり at 16:26| 温泉の泉質
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